毎年7月のレッスンは、スパイスを使ったものや、エスニックっぽいお料理を少しご紹介していて、今回はクィックカレーだったので、それをふまえたテーブルをご紹介しました。
一般的に、日本でカレーをいただく時に、スプーンでいただくことが多いと思うのですが、それは本来のマナー的にはNGなんです。
スプーンでいただくのは、お蕎麦屋さんのカレーから独自に発展した文化で、本来、英国式のカレーをいただくときの正式なマナーは、ナイフ&フォークです。(スープカレーは、スプーンでOK)
普段、気楽にいただくときは、もちろんスプーンでOkだけど、知っていてやるのと、知らないでやるのでは違うので、きちんとお伝えしておきたくて、それを意識したセッティングになっています。
猛暑だからこそ、テーブルでは清涼感を表現したかったので、お皿は、ロイヤルコペンハーゲンのブルーフラワーを選び、それに合わせて、位置皿はブルーを選びました。
お皿がエレガントなので、カトラリーは、シルバーの重厚なものに。
ナプキンも、真っ白で、ナフキンリングもシルバーで統一します。
お花は、コンポートに乙女乾山を入れ(乙女乾山とは、器の中に乾山が入っていて、お水を張ることができるので、オアシスよりお花が長持ちする優れものです)、ひまわり数種、クルクマ(白)、ポリシャスのグリーンのアレンジで。
ピッチャーには、冷たく冷やしたレモン水を入れ、夏のランチのテーブルとしてはいかがでしょう。