思い返してみると、いわゆる多重録音はギターを弾き始めてすぐにやった気がする。中学生の時に叔母さんからカセットレコーダーを貰った。
当時は3万円くらいしたらしい。英語教材とセットになったものだ。私は本来の英語の勉強には使わずに下手なギターの録音とかに
使っていた気がする。多重録音するには、もう1台の録音機が必要になるが、それをどうしていたかは思い出せない。
ひょっとしたら自分では所有していなかったのかも知れない。オーディオ好きの同級生から借りたような気もする。
BANDを結成してからは、そういう多重録音のことは頭から消えたようだ。
その後、BANDは解散し、私も就職し、tapeレコーダーも買えるようになった。20代前半は、まがりなりにもBANDを作り2-3年は活動した気がする。
結婚し、民間のアパートに入ると、とても音など出せる状況ではなくなった。その後、運よく１戸建ての社宅の応募に当たり引っ越した。
が、時代がそうだったのか、社内で今でいうリストラが始まった。結果的に熊本の地に転勤することになった。
馴染みの店も無く、仕事は退屈だし、昔のことなど思い出しながら 家族が寝たあとの夜中にTAPEレコーダーとマイクに向かって 小さな声で
歌ったと思う。
下手なギターはどうすることもできない。せいぜい 下手な KeyBoardの音を加えたり、ギターをちょっとばかり加えたりしてみた。
今、聴き返してみると、歌詞が中途半端に終わっている。なんとかしたいとは思うが、今はそんな情熱がない！！！！！
