第2回目を迎えた、OSJ八ヶ岳スーパートレイルレース、今回もこりずに100マイルにエントリー。結果は・・・今回も完走はなりませんでした。
まあでも、去年制限時間でひっかかった第2関門は余裕を持って到着でき、その先の第7エイドまでは足を延ばせました。
一番の敗因は、内臓が疲労でやられ、吐き気などでものが食べられなくなったこと。20時間以上動き続けるロングのトレランは、足を鍛えれば良いだけではないことを、身にしみて実感したレースとなりました。
来年再チャレンジするかどうかは決めていませんが、備忘録と今後へのヤル気持続のため、振り返ってみます。
2013年9月7日午前5時スタート。天候は曇りで気温はほどほど。短パンTシャツでいられる気候で、去年のような寒さはありません。天気予報では、午後に雨とのこと。荒れなければいいのですが・・・ちょっと荒れちゃいましたね。
今年は去年とスタート位置(の他何箇所か)が変わり、白樺湖をスタートして八子ヶ峰を越えて、去年のスタート地点の蓼科に向かいます。そのため、100マイルのランナーは、最初と最後の白樺湖から蓼科までは2回走ることになります。完走すれば、の話ですが。
というわけで、去年は蓼科プール平を出て舗装路をずっと走りましたが、今年はスタートするといきなり八子ヶ峰の山越しでした。途中、何人かハチに鉢に刺された方があったようで、エイドでポイズンリムーバーありませんかー、という声が聞こえました。私も、ハチが顔の近くをかすめて飛んでいたので、たまたま運がよかったのかもしれません。
八子ヶ峰ではずっとガスが出ていましたが、一瞬だけガスの切れ間から風景が広がりました。この風景の中を横切って進むんだなぁ・・・と感慨しきり。
八子ヶ峰の上り下りを終えると、去年の見慣れたコースを走ります。とはいっても、去年はまだ暗い中走ったのに今年は明るいこと、あと去年はまだ元気いっぱいだったのが、今年は山越えを終えてけっこう疲れていたことなど、違いはありましたが。
第一エイドは素通りし、ここから宮笠を装着。やっぱりこれをかぶらないと調子が出ません。他のランナーや応援の方から、いいね!と声をかけていただきました。トレランやウルトラマラソンなど中・低速のレースでは宮笠は「使える」、という私の持論、多くの方に知っていただきたいと思いました。
エイドというと、今年は「水のみ」と書いてあったわりに、フルーツやコーラがおいてあるエイドがけっこうありました。参加料アップの効果か?また、エイドではマイカップ持参ということで、ごみも少なくなっていました。
第4エイド(43km)到着10:40。昨日はまあまあ睡眠は取れたのですが、疲労からか眠気が襲ってきたので、自販機でコーヒーを購入。その他補給食を取るなど10分ほど休憩。
第4エイドを出ると、観音平までは急な登りが続きます。グレゴリーの私設(?)エイドで頂いたよく冷えたコーラ!おいしかった。ご馳走様でした。
観音平から第5エイド・天女山の間のアップダウン、今回も足にかなり来ました。これでもか!というくらいのアップダウンの連続。まあでも、去年よりは2度目ということで落ち着いて走れました。天女山のエイドも、飲み物や食べ物など去年よりずっと充実していました。(去年は、水だけで、それも一人一杯と制限されていた・・・)
その先は、コース上で蜂に襲われたとのことで一部コースが変更されていました。
第1関門のサンメドウズスキー場に近づく頃には、いよいよ雨が降り始めてきました。雨具を着こむと雨には濡れませんが、汗で結局体は濡れてしまいます。幸い気温がほどほどだったので、濡れながらでも動き続けることができました。靴はまったく防水機能が無い(スポルティバのワイルドキャットとかいうやつ)ので、足が濡れて靴擦れや割れた爪がどうなるか心配でしたが、どうしようもありません。ひどくならない事を祈りつつ進むしかありませんでした。
第一関門到着は15:45。かなり消耗していたのと、ちょうど土砂降りになってきたので、30分近く休憩。
雨が弱まる気配は無いので、しぶしぶ出発。道が一部川のようになって雨水が流れていきます。スキー場を出て道を下っていくと、(スキー場近くの一部コースは折り返しになっているので)続々とぬれねずみのランナーが登ってきます。みんな消耗しているけど、黙々と進んできます。みんな苦しいけどがんばっているんだ、と当たり前のことを改めて思いました。
そこからトレイルコースに入りますが、水溜りとぬかるみで、なかなか楽しめるコースでした。黙々とロードを走るより、飛んだりはねたりするトリッキーなコースのほうが面白くて飽きません。
そこを抜けると、いよいよ八ヶ岳林道です。5月に偵察をかねて野辺山ウルトラの100kmに挑戦したおかげ(と、去年の経験)で、コースの構成は大体頭に入っていましたので、あせらず着実に距離をかせぎました。去年は歩き通しで時間切れとなってしまった反省で、ゆるいのぼりと下りには走りも入れつつ進みました。
そういえば、去年幻のエイドといわれた(?)第6エイドは、今年はちゃんとスタッフもいて営業していました。ここでもけっこう休憩しました。
舗装路をしばらく進んでから、松原湖へ下る林道へ。このあたりもずっと雨が降っていました。延々と下って、松原湖の街灯が見えてきました。去年はここでくやしい思いをしましたが、今年は余裕を持って到着できました。
うっすら記憶のある街並みを抜けて、第2関門到着。22:01でした。去年は23:00の関門を30分オーバーでしたから、去年よりけっこういいペースでこれたことになります(コースが違うので単純に比較はできませんが・・・)
ここではデポバッグを受け取ることができます。お湯を沸かして、眠気対策のコーヒーと、これからの難所を乗り切るエネルギー補給でカップヌードルカレーを摂りました。ただ、内臓が弱っていたためか、カップヌードルは全部食べられませんでした。
水にふやけた足は、靴擦れがちょっとひどくなりそうだったので絆創膏で処置。これでなんとか持ってくれ、という感じです。
雨は相変わらず降っていますが、到着するランナー、出発するランナーでごった返しています。とりあえず、去年引っかかった第2関門突破という最低の命題はクリアしたので、後はどこまでがんばれるか、というところです。全身疲労と、降り続く雨が、弱気を呼び起こして、「もうここまで十分がんばったから、ここでリタイヤしよう」と悪魔のささやきが聞こえてきます。結局、1時間ほど休憩した後、先に進むことをようやく決意。雨の中出発しました。
ここからは、野辺山ウルトラで通った長い下り坂を、逆に登るコースです。黙々と、ただただ登り続けました。途中、眠気が増してきたので、メガ○ャキという眠気対策のドリンクを摂りました。すると、その炭酸が効いて胃の調子がおかしな感じになってきました。げっぷが出て吐き気がして・・・。この先、大河原峠という難所を控え、内臓の調子が悪くて栄養を取れなくなると、本当にどうにもならなくなるかも・・・と、また弱気がでてきました。
しばらく迷いながら登り続けていましたが、吐き気が止まらないこともあり、第2関門松原湖エイドまで戻ってリタイアしよう、と決心しました。そして、今まで上ってきた坂を下りました。途中、ヘッドライトの群れが続々と登ってくるのにすれ違いました。なんと言ってすれ違ったらいいか分からなかったので、「お疲れ様です」などとお茶を濁しつつ登っていくランナーを見送りました。「大丈夫ですか」と声をかけてくれるランナーもいて恐縮しました。
けっこう下っても、まだ登ってくるランナーがいます。この天候で今から登っても、時間内ゴールは厳しいかも、と思いながらも、挑戦する心のすごさに感動しつつ下っていきました。
ふと気づくと、もう一度上を目指したい、と思っている自分に気づきました。吐き気も心なしかおさまってきています。でも、無理をして山中で動けなくなったら・・・と思うと、もう一度上を目指すのは不安でした。とぼとぼ下っていると、もうすれ違うランナーもいなくなった頃、また下から登ってくるヘッドランプの明かりを発見。それを見て、「もう一回上を目指そう」と決心してしまいました。たとえゴールはできなくても、うしろ向きで終わるレースより、先を目指して終わりたいと思ったのです。
登り返しで一時間くらい損したかもしれませんが、霧の立ち込める道路を登りきり、右の第7エイドへ向け下っていきます。下りということで、始めのうちは走れていましたが、そのうちまた吐き気が襲ってきました。また疲労と眠気で、ちゃんと歩くのもつらくなってきました。真っ暗な道を、一人とぼとぼと歩き、ふらふらになりながらなんとか第7エイドに到着。3:30ころでした。ここでスタッフにリタイアの申告をし、2度目の100マイルへの挑戦は、106kmで幕を下ろしました。
レースを終え、今振り返ると、とても有意義なレースだったなーと思えます。去年はM師匠と一緒に(というかついていって?)走っていましたが、今回は全部一人。人任せにしていたところを自分で考えてできたことは、とても印象に残っています。
また鍛えることや準備することについて、これまで適当にやっていたけど、100マイルを踏破しようとするには、それなりにちゃんと準備をしないといけないということも実感しました。走れる足だけではだめで、強い内臓、強い心なども、どれか一つ欠けても、100マイル先のゴールにはたどりつけないのだという事が分かりました。
OSJの選手通過サイトでは、私より遅く松原湖を出たランナーもけっこう多くゴールしていました。私も、もうちょっと内臓が強くてモノが食べれたら、そしてもうちょっとゴールに向かう気持ちが強かったら、と思わないでも無いですが、もうちょっとちゃんとがんばった先に、ゴールがあることが実感できたような気がしています。手を伸ばせば届くところに・・・?
今回は、去年と比べるとコンディションやエイドの内容がよかったような気がしました。まあ、受付で長蛇の列ができて、コース説明会を聞きそびれた方がいたことや、コースで距離表示がちょっと怪しかったりなど、まだ改善点はあると思いますが、参加者も、ロードのマラソンのような充実した内容を期待せず、ある程度自己責任でやっていく部分もあっていいと思いました。開催要項にエイドステーションには「水のみ」とあるのを見た誰かが、「OSJは男前エイドだ。」(ランナーに迎合せず、水だけとすっぱり割り切っているところあたりが男前?)といっていましたが、いい表現ですね。(水だけ、といっていたエイドにコーラがあるとうれしいけど、逆だと不平不満が出てしまいます)
ということで、長々と何かと書き連ねましたが、やっぱりまた来年再挑戦したいな、と思っている自分がいます。体、気持ち、モノの準備を進めなければ。
まあでも、去年制限時間でひっかかった第2関門は余裕を持って到着でき、その先の第7エイドまでは足を延ばせました。
一番の敗因は、内臓が疲労でやられ、吐き気などでものが食べられなくなったこと。20時間以上動き続けるロングのトレランは、足を鍛えれば良いだけではないことを、身にしみて実感したレースとなりました。
来年再チャレンジするかどうかは決めていませんが、備忘録と今後へのヤル気持続のため、振り返ってみます。
2013年9月7日午前5時スタート。天候は曇りで気温はほどほど。短パンTシャツでいられる気候で、去年のような寒さはありません。天気予報では、午後に雨とのこと。荒れなければいいのですが・・・ちょっと荒れちゃいましたね。
今年は去年とスタート位置(の他何箇所か)が変わり、白樺湖をスタートして八子ヶ峰を越えて、去年のスタート地点の蓼科に向かいます。そのため、100マイルのランナーは、最初と最後の白樺湖から蓼科までは2回走ることになります。完走すれば、の話ですが。
というわけで、去年は蓼科プール平を出て舗装路をずっと走りましたが、今年はスタートするといきなり八子ヶ峰の山越しでした。途中、何人かハチに鉢に刺された方があったようで、エイドでポイズンリムーバーありませんかー、という声が聞こえました。私も、ハチが顔の近くをかすめて飛んでいたので、たまたま運がよかったのかもしれません。
八子ヶ峰ではずっとガスが出ていましたが、一瞬だけガスの切れ間から風景が広がりました。この風景の中を横切って進むんだなぁ・・・と感慨しきり。
八子ヶ峰の上り下りを終えると、去年の見慣れたコースを走ります。とはいっても、去年はまだ暗い中走ったのに今年は明るいこと、あと去年はまだ元気いっぱいだったのが、今年は山越えを終えてけっこう疲れていたことなど、違いはありましたが。
第一エイドは素通りし、ここから宮笠を装着。やっぱりこれをかぶらないと調子が出ません。他のランナーや応援の方から、いいね!と声をかけていただきました。トレランやウルトラマラソンなど中・低速のレースでは宮笠は「使える」、という私の持論、多くの方に知っていただきたいと思いました。
エイドというと、今年は「水のみ」と書いてあったわりに、フルーツやコーラがおいてあるエイドがけっこうありました。参加料アップの効果か?また、エイドではマイカップ持参ということで、ごみも少なくなっていました。
第4エイド(43km)到着10:40。昨日はまあまあ睡眠は取れたのですが、疲労からか眠気が襲ってきたので、自販機でコーヒーを購入。その他補給食を取るなど10分ほど休憩。
第4エイドを出ると、観音平までは急な登りが続きます。グレゴリーの私設(?)エイドで頂いたよく冷えたコーラ!おいしかった。ご馳走様でした。
観音平から第5エイド・天女山の間のアップダウン、今回も足にかなり来ました。これでもか!というくらいのアップダウンの連続。まあでも、去年よりは2度目ということで落ち着いて走れました。天女山のエイドも、飲み物や食べ物など去年よりずっと充実していました。(去年は、水だけで、それも一人一杯と制限されていた・・・)
その先は、コース上で蜂に襲われたとのことで一部コースが変更されていました。
第1関門のサンメドウズスキー場に近づく頃には、いよいよ雨が降り始めてきました。雨具を着こむと雨には濡れませんが、汗で結局体は濡れてしまいます。幸い気温がほどほどだったので、濡れながらでも動き続けることができました。靴はまったく防水機能が無い(スポルティバのワイルドキャットとかいうやつ)ので、足が濡れて靴擦れや割れた爪がどうなるか心配でしたが、どうしようもありません。ひどくならない事を祈りつつ進むしかありませんでした。
第一関門到着は15:45。かなり消耗していたのと、ちょうど土砂降りになってきたので、30分近く休憩。
雨が弱まる気配は無いので、しぶしぶ出発。道が一部川のようになって雨水が流れていきます。スキー場を出て道を下っていくと、(スキー場近くの一部コースは折り返しになっているので)続々とぬれねずみのランナーが登ってきます。みんな消耗しているけど、黙々と進んできます。みんな苦しいけどがんばっているんだ、と当たり前のことを改めて思いました。
そこからトレイルコースに入りますが、水溜りとぬかるみで、なかなか楽しめるコースでした。黙々とロードを走るより、飛んだりはねたりするトリッキーなコースのほうが面白くて飽きません。
そこを抜けると、いよいよ八ヶ岳林道です。5月に偵察をかねて野辺山ウルトラの100kmに挑戦したおかげ(と、去年の経験)で、コースの構成は大体頭に入っていましたので、あせらず着実に距離をかせぎました。去年は歩き通しで時間切れとなってしまった反省で、ゆるいのぼりと下りには走りも入れつつ進みました。
そういえば、去年幻のエイドといわれた(?)第6エイドは、今年はちゃんとスタッフもいて営業していました。ここでもけっこう休憩しました。
舗装路をしばらく進んでから、松原湖へ下る林道へ。このあたりもずっと雨が降っていました。延々と下って、松原湖の街灯が見えてきました。去年はここでくやしい思いをしましたが、今年は余裕を持って到着できました。
うっすら記憶のある街並みを抜けて、第2関門到着。22:01でした。去年は23:00の関門を30分オーバーでしたから、去年よりけっこういいペースでこれたことになります(コースが違うので単純に比較はできませんが・・・)
ここではデポバッグを受け取ることができます。お湯を沸かして、眠気対策のコーヒーと、これからの難所を乗り切るエネルギー補給でカップヌードルカレーを摂りました。ただ、内臓が弱っていたためか、カップヌードルは全部食べられませんでした。
水にふやけた足は、靴擦れがちょっとひどくなりそうだったので絆創膏で処置。これでなんとか持ってくれ、という感じです。
雨は相変わらず降っていますが、到着するランナー、出発するランナーでごった返しています。とりあえず、去年引っかかった第2関門突破という最低の命題はクリアしたので、後はどこまでがんばれるか、というところです。全身疲労と、降り続く雨が、弱気を呼び起こして、「もうここまで十分がんばったから、ここでリタイヤしよう」と悪魔のささやきが聞こえてきます。結局、1時間ほど休憩した後、先に進むことをようやく決意。雨の中出発しました。
ここからは、野辺山ウルトラで通った長い下り坂を、逆に登るコースです。黙々と、ただただ登り続けました。途中、眠気が増してきたので、メガ○ャキという眠気対策のドリンクを摂りました。すると、その炭酸が効いて胃の調子がおかしな感じになってきました。げっぷが出て吐き気がして・・・。この先、大河原峠という難所を控え、内臓の調子が悪くて栄養を取れなくなると、本当にどうにもならなくなるかも・・・と、また弱気がでてきました。
しばらく迷いながら登り続けていましたが、吐き気が止まらないこともあり、第2関門松原湖エイドまで戻ってリタイアしよう、と決心しました。そして、今まで上ってきた坂を下りました。途中、ヘッドライトの群れが続々と登ってくるのにすれ違いました。なんと言ってすれ違ったらいいか分からなかったので、「お疲れ様です」などとお茶を濁しつつ登っていくランナーを見送りました。「大丈夫ですか」と声をかけてくれるランナーもいて恐縮しました。
けっこう下っても、まだ登ってくるランナーがいます。この天候で今から登っても、時間内ゴールは厳しいかも、と思いながらも、挑戦する心のすごさに感動しつつ下っていきました。
ふと気づくと、もう一度上を目指したい、と思っている自分に気づきました。吐き気も心なしかおさまってきています。でも、無理をして山中で動けなくなったら・・・と思うと、もう一度上を目指すのは不安でした。とぼとぼ下っていると、もうすれ違うランナーもいなくなった頃、また下から登ってくるヘッドランプの明かりを発見。それを見て、「もう一回上を目指そう」と決心してしまいました。たとえゴールはできなくても、うしろ向きで終わるレースより、先を目指して終わりたいと思ったのです。
登り返しで一時間くらい損したかもしれませんが、霧の立ち込める道路を登りきり、右の第7エイドへ向け下っていきます。下りということで、始めのうちは走れていましたが、そのうちまた吐き気が襲ってきました。また疲労と眠気で、ちゃんと歩くのもつらくなってきました。真っ暗な道を、一人とぼとぼと歩き、ふらふらになりながらなんとか第7エイドに到着。3:30ころでした。ここでスタッフにリタイアの申告をし、2度目の100マイルへの挑戦は、106kmで幕を下ろしました。
レースを終え、今振り返ると、とても有意義なレースだったなーと思えます。去年はM師匠と一緒に(というかついていって?)走っていましたが、今回は全部一人。人任せにしていたところを自分で考えてできたことは、とても印象に残っています。
また鍛えることや準備することについて、これまで適当にやっていたけど、100マイルを踏破しようとするには、それなりにちゃんと準備をしないといけないということも実感しました。走れる足だけではだめで、強い内臓、強い心なども、どれか一つ欠けても、100マイル先のゴールにはたどりつけないのだという事が分かりました。
OSJの選手通過サイトでは、私より遅く松原湖を出たランナーもけっこう多くゴールしていました。私も、もうちょっと内臓が強くてモノが食べれたら、そしてもうちょっとゴールに向かう気持ちが強かったら、と思わないでも無いですが、もうちょっとちゃんとがんばった先に、ゴールがあることが実感できたような気がしています。手を伸ばせば届くところに・・・?
今回は、去年と比べるとコンディションやエイドの内容がよかったような気がしました。まあ、受付で長蛇の列ができて、コース説明会を聞きそびれた方がいたことや、コースで距離表示がちょっと怪しかったりなど、まだ改善点はあると思いますが、参加者も、ロードのマラソンのような充実した内容を期待せず、ある程度自己責任でやっていく部分もあっていいと思いました。開催要項にエイドステーションには「水のみ」とあるのを見た誰かが、「OSJは男前エイドだ。」(ランナーに迎合せず、水だけとすっぱり割り切っているところあたりが男前?)といっていましたが、いい表現ですね。(水だけ、といっていたエイドにコーラがあるとうれしいけど、逆だと不平不満が出てしまいます)
ということで、長々と何かと書き連ねましたが、やっぱりまた来年再挑戦したいな、と思っている自分がいます。体、気持ち、モノの準備を進めなければ。
お疲れ様でした
第2関門からの葛藤
そして先に進まれた気力
感動しました
私は心が折れて
引き返してしまいました
みやてるさんより遥か後方ですが
見習わなければと思います
これで来年のリベンジへの気力が
益々湧いて来ました
ありがとうございました
つらくて、もう走り(歩き)たくない!と何度も思いましたけど、今は、「来年はここをこうしよう」「デポバッグにはあれを入れておこう」などと考えて、ryuji1962さんと同じような気持ちでいます。
去年の低温、今年の雨と蜂、来年はどんなお楽しみが待ち受けているか今からワクワクします。桧笠をかぶったランナーがいたら、きっと私ですので、よろしかったらお声かけ下さいませ。
先週の研修で八ヶ岳スーパートレイル100キロの部に参加してから来たという強者がいて驚きました。
さて、100キロを越えると魔物がいるようですね。
厳しさが伝わってきました。
あと素朴な疑問ですが内蔵って、どうやって鍛えるでしょう?
内臓の鍛え方・・・暴飲暴食でしょうか・・・?
後で主催者サイトの記録を見てみると、私と同じくらいのペースで走っていたランナーで、完走されている方もおられたのを知って、やはり修行が足りなかったと痛感しました。松原湖の第2関門を過ぎてからは、体調や天候など、途中棄権する理由ばかり探していた自分がいます。やはり、体だけでなく心を鍛えないといけませんね。
来年こそ、己に克って完走したいです!