二階堂のテレビコマーシャル

　　　近道は、遠回り。
　　　急ぐほどに、足をとられる。
　　　始まりと終わりを直線で結べない道が、この世にはあります。
　　　迷った道が、私の道です。

　以前から「大分麦焼酎二階堂」のテレビコマーシャルが気になっていた。
これはひとつ前のＣＭのナレーションだが、このフレーズがいたく気に入っていた。

　なんと、二階堂テレビコマーシャルのファンクラブがあるという。
同じように思っている人も数多くいたのだ。

仲介者

　税理士がその資格でできることは驚くほど狭い。
　　　税務代理
　　　税の申告書の作成
　　　税務調査の立会
　こんなものである。しかし実際やっていることと言えば、よろず相談所のようなものだ。
　
　仲介を頼まれることもよくある。
　　　Ｍ＆Ａの仲介。顧客と銀行の仲介。相続人同士の仲介。親戚のもめ事の仲介。

　仲介とは辞書によると「当事者双方の間に立って便宜を図り事をまとめること」とある。
　しかし、感謝されることはほとんどない。
　なぜなら利害関係の相反する者同士をまとめるのだから、まとまったとしても双方がある意味不満を残す形での決着となるからだ。

　「わしゃ知らん」と言いたいところだが、ＤＮＡに「安請負」の項目が入っていていつも後悔する。そして双方から恨まれるのである。

　

ユニバーサルスタジオジャパン

　何年かぶりにユニバーサルスタジオジャパン（ＵＳＪ）へ行った。連休初日とあって大混雑。
それにしても安くないと思った人が大半だろう。

　・駐車場　　　　2500円　(うちの地方の月極め駐車場の半月分)
　・入場料　　　　5800円　(これだけだと特に高いわけではないかも)
　・エキスプレス　　　 数千円　(一般の列に並ばず短時間で入場でき、パターンによって値段が違う)
　・ソフトドリンク　　　 390円 (原価15円程度)
　・ハンバーガーセット　1260円　 (原価150円程度)

　また以前だと、手首にスタンプを押してもらって退場した後、再入場できたが今はできない。
　エキスプレスを買ってもアトラクションによっては70分待ち。(一般は160分待ち)
　
スタッフの質も、ＴＤＬとはずいぶん違う。
あるアトラクションが途中で止まってしまった。パソコンがフリーズしたような感じだ。
1分ほどで動き出したが、終わった後スタッフの言った言葉が「再乗車ご希望の方はこちらへどうぞ」だ。
再乗車では異常がなかったが、すっきりしなかった。　
「ご迷惑をおかけ致しました」という言葉があるのとないのではずいぶん違う。
これではまるで「異常があっても代わりの物を渡せばいいだろう」と言っているのと同じだ。

　大学の頃、中華料理屋で酢豚をほぼ食べ終わり、残る1つの肉片から手足が出ていてそれがゴキブリだと分かった時の店主の対応を思い出した。

「あ～それじゃもう一度作りますね」。

珍名

　体育の持久走中に心臓発作で高校生の女の子が死亡したという。
この女の子には申し訳ないが「大阪市立 咲くや この花高校」という名前の方に驚いた。

　そういえば愛媛県なのか高知県なのか
「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山中学校」
という滅茶苦茶長い名前の学校や
「聖母の騎士高校」とか「私立普連土学園（ふれんどがくえん)」
というアニメに出てきそうな学校も実在する。

　ウケを狙ったわけではないだろうが、個性的な名前ではある。

　

ホステス

　税法上、クラブなどのホステスさんは個人事業者に該当する。報酬を支払う際の源泉徴収税額算定について、所得税法では１日当たり一律５０００円を控除できると定めている。

　東京都内の飲食店経営者がホステスの報酬を半月単位で支払い、出勤していない日も含めその期間全日数分を控除していた件で、国税側が出勤日数分の控除しか認めず追徴課税したため、経営者側が処分取り消しを求め提訴していた。

　このたび、ホステスの源泉徴収についての算定方法が争われた訴訟の上告審判決で、報酬計算期間の全日数分を控除できるとの初判断が示された。そのうえで「実際の出勤日数分しか控除できない」とした国税当局勝訴の１、２審判決を破棄し、改めて税額を計算させるため東京高裁に審理を差し戻した。

　下級審では「出勤日のみ必要経費が発生すると考えるのが自然で、その方が実際の必要経費額に近い」と指摘し、請求を棄却していた。これに対し、税法が報酬の計算期間に合わせて控除額を算定すると定めたことを挙げ「みだりに規定の文言を離れて解釈すべきではない」と指摘。そのうえで「基礎控除を採った趣旨は、できる限り還付の手間を省くことにあり、１、２審の解釈は採用できない」と結論づけたのである。

　ちなみに福山あたりの地方都市には、事業主に該当するホステスさんはいない。