恐怖のラクダ人間

　今まで聞いたことのない素晴らしいメロディーライン。

　なんてすばらしい曲を作るのか。

　きっと彼は、長い将来にわたって私のライバルとなるだろうと思ったものだ。

　槇原敬之さん。

　しかし、才能と容姿は時としてミスマッチを呼ぶ。

　初めて彼を見た時、「ラクダと人間が交配した結果」が、この人かと思った。

　同じように、遠い昔、ジャイアンツのピッチャー、槇原寛己さんを見た時も

　「ラクダの親戚？」かと思ったものだ。

　槇原という苗字の人は、きっと祖先をたどると、ピラミッドの陰に隠れて

　人間とラクダが過ちを犯したのかもしれない。

　槇原敬之さんが覚せい剤で逮捕されたが、覚せい剤の力を借りて

　作品を生み出していたとは思いたくない。