41歩

　身長１９６センチのウサイン・ボルト選手は、１００メートルを４１歩で駆け抜ける。

　単純に割り算すると、１歩あたりが２．４４メートルになるが、

　スタート直後はそれよりは短い。

　スピードに乗った中盤は、逆に２．７５メートルに達する。

　日本選手では大型の、身長１８７センチのサニブラウン選手は、中盤が２．４５メートルだ。

　１歩あたり３０センチの差があっても、ストライドの回転数が違うので、

　単純に３０センチの倍数の差が生まれるわけではないが、それにしても凄い。

　成人男子の歩幅が７０センチくらいなので、２．７５メートルがいかに長いかわかる。

　だからどうした?

　そういうことなのよ。