直球すぎる

　何とも直球すぎる質問だ。

　小泉進次郎氏が自民党総裁候に立候補した時の質問で、

　あるジャーナリストが「この先首相となってG７に出席したら、

　知的レベルの低さで恥をかくのではないか」と質問。

　要するに「バカが国際舞台に出たら国の恥」という発言だ。

　何とも侮辱的で失礼極まりない発言だと、非難が殺到している。

　一方で「進次郎構文」と揶揄される意味不明なコメントをたびたび発することから

　少数ではあるが、指示する声もあるようだ。

　この失礼極まりない質問に対して、小泉氏は逆ギレすることもなく

　「環境相時代にも同様の質問を受けたが、質問者から退任時には花束をもらった」

　「ご指摘を肝に銘じて、あいつマシになったなと思っていただけるようにしたい」と返した。

　見事な返しだと感嘆するほかないが、私なりに気になることがある。

　首相とは日本の代表者なのだから、就任時はダメだったが

　やってるうちにマシになったと言われるような人は、初めからなるべきではない。

　政権党である自民党では、総裁になること=総理大臣になることだから、

　表現はともかく、こうした不安を抱えられて立候補する神経がわからない。