陸上競技日本選手権

　初の9秒台なるか注目された、陸上競技日本選手権男子100メートル。

　予想に反して、サニブラウン選手が優勝した。

　雨の中での10秒05は、条件が整えば10秒を切るタイムだ。

　日本選手権に出るには、100メートルの参加標準記録10秒50をクリアしなければならない。

　私は中学、高校と陸上部で短距離をしていた。

　大学生になって続けていれば、100メートルを車に乗って5秒で走ったのに、と

　残念でならない。

　今では「陸上をしてました」と言うと、

　「ハンマー投げか、砲丸投げですか」と言う失礼な輩が後を絶たない。

　そういう奴は、巴投げで藪路池※に落としてやりたい。

　学生時代に野球やバスケットボールなどをやっていたら、生涯スポーツとして

　楽しめたのに、当時より20キロ増えた体重では、サニブラウンの相手をしてやれない。

　しかし、これほど粒そろいの選手が揃ったのは、日本の陸上有史初めてだ。

　世界陸上が楽しみだ。


　※　藪路池は、うちの爺さんが幼少期泳いでいた、福山三大汚い池で
　　　福山市千田町大字薮路の313号沿いにある。