桒田三秀税理士

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使いまわし

2016-01-28 07:58:45 | 日記
 私の所属するある団体でのことだ。

 一昨年、税制改正案として出てきた中で、中小企業に直結する改正案、すなわち

 1. 外形標準課税の中小企業への拡大

 2. 中小企業の軽減税率の廃止

 3. 欠損金の繰越控除の制限

 4. 減価償却方法を定額法に一本化

 という4点について、反対署名を集めた。

 署名を集めている間に、法案は立ち消えになった。

 そして、会としては、次回、法案が再度出てきた時に署名を提出するという方針が決定した。

 一見もっともらしい結論だが、良く考えるととんでもない結論だ。

 1. 税制法案が、再度出てきたときには、過去の例から見て、必ずどこかが修正され、同じものではないこと

 2. 上記4つの法案について反対したのに、4つがセットになって出てくるとは限らないこと

 3. 何年も経って出てきた別の法案に対し、何年か前の法案反対署名を出すことは手続き的におかしいこと

 こうした理由で、私は反対した。

 これは、みんなにお願いして集めた募金を、似通ってはいるが当初のものとは違う目的に使うに等しい非常識なことだと思う。

 
 久しぶりに、まじめなことを書いて、朝から体調が悪くなりました。

 
コメント
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