肩身の狭い喫煙者

　喫煙者を採用しない企業が増えつつある。

　喫煙は、他人に迷惑なだけではない。本人の作業効率の低下や、非喫煙者から「喫煙のたびに持ち場を離れる」ことへの苦情などもあるという。

　私は、喫煙者が今ほど制限されない頃から、スポーツ選手と飲食業関係者で喫煙する人は「職業意識を疑う」と感じてきた。

　さすがにマラソンや水泳などの持久系のスポーツには喫煙者はいなかったが、昔は野球やゴルフのような瞬発系のスポーツには喫煙者が多かった。

　私がプロゴルファーのＪ選手を嫌いな理由は、タバコを吸いながらラウンドするからだ。

　またプロの飲食関係者がタバコを吸うと、味の判断が正確にできないことは言うまでもない。

　しかし私が喫煙しない理由は別にある。

　彼女とキスするとき臭いから。