桒田三秀税理士

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ピラミッド理論 VOl.1

2012-04-05 08:17:39 | 経営
 4月18日に「士業」が集まる会で講演をさせていただくことになった。私は今晩も中小企業家同友会で講師をさせていただくのだが、多い時はひと月に4~5回ある。

 今度のテーマは題して「ピラミッド理論」。これは「顧客の拡大」について私が5年前から提唱し広めている理論だ。ただし、いまだに広まっているという事実はない(笑)。

 今回から気の向くままに連載する。まず「ピラミッド理論」の導入部だ。 

「ピラミット理論 その1」    

 ひとは自分で勝手に納得してビジネスチャンスを潰していることがある。

 例えば税理士を目指そうとする場合
  ・試験の難易度
  ・市場の現状と今後の可能性
  ・資格取得後の顧客獲得
  ・現在の開業税理士、勤務税理士の年収などの実態
 などを一応調べることになる。

 そして普通はこう考える。「すでに会社にはほとんど税理士がいて、毎年新規に設立する法人や税理士のいない法人は税理士一人に一社もない」。

 それに対しては二通りの考えが浮かぶ。ひとつは「せっかく努力して資格を得ても食えない可能性が高い」というものだ。ふたつめは「ほとんどの会社に税理士がいるということはそれだけ必要とされている職業だ。だからやり方によっては有望だ」というものだ。

 ほとんどの人は前者の考えになる。そして自ら資格取得をやめるのである。

 前者の考えには結論を出すための大きな事実を見逃している。どんなに立派な税理士も寿命があるという事実。そして私も含め、顧客の8割が今の税理士に対して不満を持っているという事実だ。

 それこそが最大のチャンスだ。何故ならライバルたちが勝手にこけるのだから。

 (その2に続く)

※選挙後になります(笑)。   


 
コメント
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