goo blog サービス終了のお知らせ 

クロキライディング

いつだってバイク

グリス

2018年12月03日 05時06分31秒 | バイク


手こずったパイオリのフロントフォークも復元できましたが

ホイールやフロントフォークなどの重量物が外れた状態になると

ステアリングステムの動き方がよりわかりやすくなるので、そこを素通りするのはもったいないことです。


年数の経過した輸入車にありがちなベアリンググリスの硬化劣化

この前後の年式のビモータの車体随所に見られるクリーム色のグリス



完全洗浄後に使い慣れたブランドの新しいグリスに替えるだけでも効果絶大

ベアリングそのものが不良なわけでもないしステアリングダンパーも付いているしで

慣れてしまうと不具合も感じない程度でしたが、

今回これをやらないでいたら後日の試運転で後悔することになっていたと思います。





これチョークケーブルを引くためのノブ

もうあれもこれも削り出し…



チェーンアジャスターの編心カムも勿論削り出しですが

調整のため専用工具を差し込む穴は地蜂が巣としてタマゴを産み付けたくなる大きさ (^_^;)

何か出てくるんじゃないかと気が気ではなかった。



僕が見たことのあるビモータでは使用されているボルトはネジのサイズに対してアタマのサイズが1サイズ小さい組み合わせであることが多く

新車を組み立てる人はよくてもずーっと先で弛める人はリスクありあり。

力ずくではダメ


今回も壊さずに分解できてよかった。





硬化の進んだタイヤを交換させていただきまして

これで要所は大丈夫。





水をバンバンかけて、鬼の洗車で外観も向上

ほぼ25年前のビモータ

当時のバイク誌のインプレでは褒めちぎることしかしなかった(ビモータだからでしょうか)のですが冷静に乗り比べると

僕にも感じ取れることはあります。

時代を超えてコンディションの良いビモータに乗るのは非常に興味深いことです


洗車…相当にがんばりましたので

乗らせていただきます。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018タフツーリング-2

2018年12月01日 00時06分07秒 | ツーリング


我々が宿泊したホテルの一階には「すなば珈琲」が入っていて

朝食にモーニングセットが食べられるシステム。



この鳥取県にも遂にあの世界規模のコーヒーチェーン店がオープンしていて

「すなば」としては「黒船襲来」と言ったとらえ方みたいですが

喫茶店のモーニングサービスと言えば僕にはやっぱりこのイメージ

大人になって以降、喫茶店(カフェ)で過ごす習慣はまったく無いのに

トーストの厚さと切り方を見てなんだか懐かしい気持ち (^.^)



今日も昨日に続いて雨の心配はありません

ほぼ8時に出発。



先ずは鳥取自動車道(無料区間)で25Kmほど南下

これまで中国地方のツーリングでは海沿いは極力避けて山中ルートを進むことが多いのは言うまでもありませんが

山陽側では街も比較的大きくてクルマも走っているので、真ん中を貫く中国自動車道よりも北側(山陰側)を走りがちになります。


そこで今回は中国道ラインよりも南側でルートを組み立てながらワインディングを楽しもうというのがテーマ。



智頭ICで高速道路を降り、かなり期待できそうなワインディングへ突入

山を越えることになるので心配していた霧は徐々に取れていき

美しいコーナーが現れる一方で民家は無くなりこれは初っ端から良い道に来たものだと

体調もメンタルも良好で期待も高まるところです。





990SMTには今回のツーリングのためにNEWタイヤ

ピレリのロッソコルサ2を導入済み





交通量の少ないワインディングでは路面のコンディションが刻々と変わることが多いので

タイヤのコンディションとトランスミッションギヤの選択を非常に重んずるのであります。

何が何でもハイグリップタイヤでないといけないわけではありませんが

たまたま試したいタイヤの巡りがロッソコルサ2だったのです。


先がどうなっているのかわからない状態でコーナーにアプローチすることも少なくないので

バンクしたままのいろいろな操作を機敏にこなせると言う点では

軽快でキレのいいハンドリングを展開してくれるハイグリップスポーツタイヤは扱いやすいタイヤだと思っています。

使用の用途や耐久性はともかくとして交換しておいてよかった。






好条件が調ってさあこれからもっと…と思ったところで災害通行止め

迂回するにはかなり後戻ることになりましたが、もともと走るはずではなかった国道から

脇道枝道でそこそこ快走ペースで岡山県の津山までまさかの長時間広域濃霧を進みました。







津山を堺に中国道より南側に入ったところでようやく霧が完全に晴れ岡山市内の北部を東から西へ


良さそうなルートはいくつもありますが、初めてなのでツーリングマップルのコメントをやや重視して短距離で繋いで走ると



それはもうかなりのハイスピードが可能なワインディングの連続(かなりの長距離が繋がりました)

しかし交通量は少ないのだけど調子に乗って飛ばしていい雰囲気でもない、他にもクルマやバイクが飛ばして走っているにちがいないから

アチラのほうも警戒しながらでないといけない。



行けども行けども続く紅葉のルート







ココなら大丈夫と思えるほど山奥の秘境ルートではないはずなのにこんなに快走でいいんだろうか…と思えるほど

途中、この道に交わる脇道をノンストップで横切る地元の人とおぼしき女性ドライバーさんの横顔(まったくこっち見てない)にはやや肝を冷やしましたが

このくらいのことはよくあることですから平均してハイペースで走れるルートでは警戒心が疎かにならぬよう

そしてその場その場ごとに走行ペースのONとOFFを細かく調整していないといけませんね。





大満足の岡山県ルートが終わり広島県との県境を目前にして道の駅「鯉が窪」でランチ

いのししが食べられるようでしたがそれは空振りでしたので「ブタの生姜焼き」

普段は不規則な食生活を送っているのでせめてツーリング中は進んで食べます。



ツーリングも2日目しかも後半となると人によっては疲れが表面に出てきてしまっているのを見ることがありますが

今回のメンバーもそんな心配はありません。

確かに疲れてはくるのですが単調な運転での疲れではありませんから

快走ルートに出会うことで都度解消されて麻痺していくのだと思います。



このようなルートだってしょっちゅう走ることになりますが落葉の間のレールからラインを外さないようなライディングをミス無く楽しんで

この後の開けたコーナーを待つわけです…

人もバイクもタイプによってはこんな道… 敬遠されることはありますが好きだと仰る人達も沢山来られます。



広島県入りしたのが庄原で「帝釈峡」

そこから大きく下って世羅町の芦田湖と神農湖

以前にモトクロスの全日本選手権を観戦(クルマで)に来たことのある世羅グリーンパーク後楽園も前を通って

東広島の県道を繋いで西へ西へ。









紅葉の美しい渓谷やダム湖付近はやっぱり車が多くてペースは落ちるのですが

その上に広島県(中国道より南側)に入って以降、なんだかセンターラインがオレンジばかり



交通量も無さそうなんだから追い越し可にしてくれてもいいんじゃないの?と思えるルートばかり

それでもオレンジのセンターラインを誰ひとりとして越えることをしないのは我々が田舎モノだからだけではありません 

良い道はこのあといくらでもありますから (^_^;)





すでに陽も大きく傾いてきましたし暗くなってきていつまでも山中ワインディングを走るのはさすがに危険です

もう最後に高速道路に上がるポイントを考えていなくてはいけない時間。

中国自動車道の戸河内ICから乗ることにして快走も終盤

先頭をアドベンチャーにまかせると暗くなるのを惜しむようにペースアップ

鹿やイノシシが心配 (^_^;)





写真ではまだ明るく見えますが、もう限界の暗さ

そしてとうとうここで一区切り

あとは頭上を走る暗くてがら空きの中国道で一気に下関に帰るのみ。







昼間の鯉ヶ窪では少し暑いくらいでしたが

日没後の中国道は急激に冷え込みます。

ロングツーリングの終盤、それなりの疲労に加えてこの寒さ

電熱ウエアの暖かさは気持ちに余裕を持たせてくれるので快適かつ安全に繋がっていると思います。









美東SAまで帰ってきたところで「美東チャンポン」

ここのフードコートは24時間営業ですからどんなにタフでも最後の〆が可能

もうどのくらいお腹が空いているんだかわからなくなってきていて

炭水化物の多量摂取。




またしても途中途切れてしまっているけど

2日間で1250Kmほど


今回もバイクを操作する楽しさと一期一会の風景がいっぱいの狙いどおりのタフツーリング(自称)となりましたね。



























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする