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クロキライディング

いつだってバイク

ル・マンⅢ

2013年09月01日 01時58分18秒 | メンテナンス

キャブレターO/Hとマフラー装着で 一歩前進しました。

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続いて フロントブレーキディスクへと進行していきます。


そんな 90度Vツインのモトグッチ

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「ディストリビューター」のようなハウジングの中に

コンタクトブレーカーがあります。

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蓋を開けると 2つ並んでいますね

しかし 中心のカムの回転角から見ると 2つのコンタクトブレーカーは 90度ではなく 135度の間隔でズレています(画像ではちょっとわかりにくいですが)

このエンジンでは クランクシャフト2回転で  コンタクトブレーカーを押し開く カムが1回転

90度Vツインとは言っても 片方のシリンダーが爆発行程を迎えた後 90度回転後 すぐに もう片方のシリンダーが同じ行程を迎えるわけではありません

4サイクルエンジンですから 爆発はクランクの2回転に1度やってきます

90度ずれて隣り合わせたシリンダーは その行程の 表と裏の関係にずらしてあるのです

したがって 進行方向に向かって反時計回りする このエンジンでは

右シリンダーが爆発行程のあと 次の爆発は まず90度(同角度のVツインですから) プラス360度(隣り合ったシリンダーは1回転 表裏にズレていますから)

で 合計450度

4サイクルエンジンはクランク角 720度ですべての行程を1順するので

残りは270度

つまり クランク角 270度で1回 450度で1回の爆発をしているということになります。

そして コンタクトブレーカーのカムはクランクの2分の1回転だから

135度×2で270度 225度(360-135度)×2で450度 

「ムダ火」無しの コンタクトブレーカーの消耗も少ないレイアウトです。

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「ん~ 正解だ」  なんて それで動いているわけだから あたりまえのこと

わざわざ 確認 検証してみる必要もないし 作り手からしてみれば 「大きなお世話」

なんですが ここを見てしまうと どうしても追っかけてみたくなるんです。

同じレイアウトのエンジンでも 点火タイミングのとりかたは さまざま

マニュアルで解説されていることも皆無なので 自分で解くのはちょっと楽しかったりします。

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この車両には SPⅡ装着済み

この強烈なイグニッションコイルを 何の制御能力も無い車両上で

ほとんど発熱させることも無く 平然と制御する

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この賢い アンプについては また後日 !(^^)!

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