キャブレターO/Hとマフラー装着で 一歩前進しました。
続いて フロントブレーキディスクへと進行していきます。
そんな 90度Vツインのモトグッチ
「ディストリビューター」のようなハウジングの中に
コンタクトブレーカーがあります。
蓋を開けると 2つ並んでいますね
しかし 中心のカムの回転角から見ると 2つのコンタクトブレーカーは 90度ではなく 135度の間隔でズレています(画像ではちょっとわかりにくいですが)
このエンジンでは クランクシャフト2回転で コンタクトブレーカーを押し開く カムが1回転
90度Vツインとは言っても 片方のシリンダーが爆発行程を迎えた後 90度回転後 すぐに もう片方のシリンダーが同じ行程を迎えるわけではありません
4サイクルエンジンですから 爆発はクランクの2回転に1度やってきます
90度ずれて隣り合わせたシリンダーは その行程の 表と裏の関係にずらしてあるのです
したがって 進行方向に向かって反時計回りする このエンジンでは
右シリンダーが爆発行程のあと 次の爆発は まず90度(同角度のVツインですから) プラス360度(隣り合ったシリンダーは1回転 表裏にズレていますから)
で 合計450度
4サイクルエンジンはクランク角 720度ですべての行程を1順するので
残りは270度
つまり クランク角 270度で1回 450度で1回の爆発をしているということになります。
そして コンタクトブレーカーのカムはクランクの2分の1回転だから
135度×2で270度 225度(360-135度)×2で450度
「ムダ火」無しの コンタクトブレーカーの消耗も少ないレイアウトです。
「ん~ 正解だ」 なんて それで動いているわけだから あたりまえのこと
わざわざ 確認 検証してみる必要もないし 作り手からしてみれば 「大きなお世話」
なんですが ここを見てしまうと どうしても追っかけてみたくなるんです。
同じレイアウトのエンジンでも 点火タイミングのとりかたは さまざま
マニュアルで解説されていることも皆無なので 自分で解くのはちょっと楽しかったりします。
この車両には SPⅡ装着済み
この強烈なイグニッションコイルを 何の制御能力も無い車両上で
ほとんど発熱させることも無く 平然と制御する
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