昨年の秋から作業のご依頼をいただいていたRZ250R
こちらもまた随分とお待たせをしてしまったので、恐る恐る作業受け入れ可能の連絡をしましたら
気長にお待ちいただいていたようで、すぐにお預かりとなりました。
皆さんお優しくて助かります(^_^)
さてオーナーさんなりの思い入れで入手された車両も整備はこれから…
先ずはそのまま試運転をして、感じたままをお伝えし
各パートごとに優先順位をご提示して作業内容を打ち合わせします。
もう30年以上も前のバイクですから、コンディションの観察は
「若い頃に乗っていました」と言ったオーナーさんでもない限りどう見ていいのかわからないことでしょう。
先ずは安全(減速)第一と言うことで油圧レシオの不適合なフロントブレーキの回復と
各所から発生しているオイル類の漏れを止めること。
エンジン左側面のギヤオイル漏れに、オイルポンプからの2サイクルエンジンオイル漏れに
フロントフォークからのオイル漏れと…それぞれに部品交換やオーバーホール。
それから部品の取付けの方向性や上下左右の関係の手直しなどなど。
これだけ手を入れておけば、行く先々の床と地面にオイルのシミを作ることは激減することでしょう。
国内モデルそのすべてが旧車といっていい2サイクルスポーツ
オーナーさんの熱い思い入れが無ければ復活と維持はできませんね。
もしや? と思って前職からそのまま貰って引き継いだデスクの引き出しを探ると当時から使っていたデータ表
当時はインターネットを使ってサービスデータを入手するなんてできなかったので、車両ごとのサービスマニュアルを持っていなければ
このような印刷物が役に立ちましたね。
バイクも懐かしいけど久しぶりにこれを開いたので若い頃の思いが蘇りました (^_^;)