初めてお目にかかってからかれこれ30年になる1985年式のビモータKB-2TT
オーナーさんは他にもいろいろとお持ちなので、コチラはたまに車検を取って走らせる程度。
フレームワークの美しい80年代のビモータの中でも最も目が細かくて美しいと言われるこのバードケージフレームには
たまたまご縁がありまして、2台に対してエンジンの脱着を少なくとも5回ほど実施しています。
特定のモデルを扱う業者さんならこのくらいは数のうちに入らないでしょうが、
そうでない僕にとってはスーパーカブに次ぐ多さではないかと思います。
エンジンを囲い込むようにして支持するレイアウトですから何でもない作業をするにしても
その部位によってはフレームと干渉してしまい、エンジン降ろしを余儀なくされることになりますね。
勿論エンジンとフレームの位置関係は超々タイトですから、さすがにエンジン脱着にはアシスタントが必要になるほどです。
何年かに一度の頻度でしか乗りませんが、前後16インチのタイヤはその80年代の一時期を除き
以降はその選択肢が乏しく、まだ履けるタイヤがあるだけでも良かったですね…とオーナーさんと喜び合うほど (^_^;)
当時の同年代ののバイクと比べると別格なハンドリングでしたけど、今ではすっかりビンテージなビモータ
僕もそれなりにいろんなバイクに乗ってきましたから感じ方や考え方も変わってきていて
数少ない適合サイズのバイアスタイヤも性能が向上しているものだから、今だに新鮮さと気持ちよさに感心させられることがあります。
昔のまま変わらない旧車と現代のタイヤと乗り手の成熟(わからないけど…)これは旧車の魅力かも。