シーズンの始まりに必ずタイヤを新調するF800Sが乗り換えによって居なくなり、バイクのキャラクターと共にタイヤのカテゴリーも変わり、
毎年どちらかと言うと春先に発売開始となる期待のNEWスポーツタイヤを一番に装着させてもらうことも当たり前ではなくなるのかと思ったら…
やや気まぐれでチョイスしたのではないかと思われるパイロットパワー3をほぼ3000Kmで使い終わった別のお得意さんからのオーダーで
意外と早いご対面となりました。
従来のパイロットパワーRSのキャラクターをさらにふたつに振り分けて、パワー5とパワーGPの2モデルとなった…
くらいしか普通のバイク屋さんの僕には予備知識はありませんが、スポーツ指向の高いほうのこのパワーGP
柔らかくてしなやかな手応えでスムーズにホイールに収まりました。
交換作業が終わるとすぐに走り出して、近場のコースをひとっ走りして感想を僕に述べると言うのが最近のパターン。
タイヤ以外に他は一切いじらない、空気圧の基準はオーナーさん自ら決定。
そして日を変えずそのままの感覚で皮むきからいつもの走りに至るまでを敢えて遂行。
高い買い物をされているのだからココは自力で楽しまないと (^_^;)
伝える方も聞く方も、専門的なワードでもってタイヤを評価できるわけではないのですが、
このお客さんと僕は、一緒に走ることもあれば同じバイクを取り換えて走ることもある
そして走らせ方の考え方や具体的な操作まで(程度に差はあれど)わかっているので
それぞれが知っている簡単な言葉で十分に伝わります。
お客さんから問われたとき、それらしいことを言うのは簡単ですが
正解を伝えるのが難しいのがタイヤとサスペンションとオイル…なんですよね。
ミシュランの新しいパワーシリーズ、そんなのいいに決まっている…と走りだして行かれましたけど
やっぱり素晴らしいタイヤのようです。
一緒に走った事のない人に上手に伝えるチカラはありませんが、やっぱり間違いないようですね。
耐久性はどんなことになるのかわかりませんが、一番おいしい時期を
どの走り(ツーリング)に合わせるか…なんてことを考えているようです。