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西川史礁選手がプロ志望届、ドラフト会議1位指名に期待 〈2024年9月25日〉

2024年09月25日 08時30分00秒 | 記事


史上初めて侍Jのトップチーム入りし、
1位候補に挙がる西川史礁


 日高川町山野出身、青山学院大学の西川史礁選手(4年)=丹生中、龍谷大平安高卒=が24日、今秋ドラフト会議の指名対象となる「プロ野球志望届」を提出すると語った。青学大の不動の4番打者として東都大L3連覇、全日本大学選手権連覇を成し遂げ、ドラフト前の選手では史上初めて侍Jのトップチーム入りして活躍するなど1位の有力候補に挙げられている。ドラフト会議は10月24日に開催される。

 史礁選手は、小中学生時代から川辺ウインスターズ、日高マリナーズで活躍し、選抜4強に進んだ兄・藍畝(らんせ)さんと同じ龍谷大平安高に進学。史礁選手も2年選抜で8強の成績を残し、兄と同じ道をたどって青学大に進んだ。主将を務めた兄が念願の東都L1部昇格を果たすと、1年から打線の主軸を任された。当初は、思うような結果が出なかったが、3年春に一気に実力が開花。春季Lで優勝を果たすと、不動の4番として今春まで3季連続優勝に導き、2年連続のMVP、ベストナインを獲得。13年ぶり史上6校目の全日本大学野球選手権連覇の快挙も達成した。 
 その実力は大学の枠を超え、ドラフト前の選手では史上初めて侍JAPANのトップチーム入りして活躍。一躍、西川史礁の名前は全国に知れ渡り、ドラフト会議の目玉選手となった。
 侍Jの活躍で、今春の全日本選手権では四球攻めにあって調子を落としたが、7月に欧州で開催された国際大会で三度目の日の丸を背負い、全11試合にフル出場。本塁打1本を含むチームトップの10打点と17安打で、打率・354で優勝に貢献するなど大舞台での強さを見せつけた。
 春の全日本選手権を含む史上5校目の大学4冠を狙う秋季L開幕戦のネット裏ではプロ11球団のスカウトが陣取る中、先制適時打、3戦目には今季第1号の2ランを放つなど、好調を持続。西川選手は「最高の結果で終われるように頑張りたい」と話し、1カ月後に迫るドラフト会議を待つ。


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