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御坊市・証明書コンビニ交付サービス利用率13% 〈2024年9月8日〉

2024年09月09日 08時30分00秒 | 記事


コンビニ交付サービスの利用を
(写真は開始日に利用をPRする三浦市長)


 御坊市は、2月1日から住民票の写しや印鑑登録証明書を夜間や休日でも取得できるマイナンバーカードを使った証明書コンビニ交付サービスを開始。8月末時点で利用率は13%と全国平均より3ポイント低いため、利用拡大を図ろうと、来庁者アンケート調査を行ったところ、回答者の90%が「今後利用したい」と答えており、市民課は「今後も積極的に情報発信に努めていきたい」と、広報活動を一層強化していく考え。

 マイナンバーカードを使った証明書コンビニ交付サービスは、住民票の写しや印鑑登録証明書が全国のコンビニ等に設置しているマルチコピー機等を使用し、夜間や休日でも手軽に取得できるサービス。利用時間は午前6時30分から午後11時まで(年末年始、メンテナンス日を除く)。
 取得できる証明書は住民票の写し(本人及び同一世帯員)と印鑑登録証明書(本人のみ)でそれぞれ1通200円。マイナンバーカードの有効期限が切れている場合、暗証番号がわからない場合は事前に市民課で更新や暗証番号初期化の手続きが必要。市民のカード保有率は81・6%で県下市町村で2番目に高い。
 2月1日からサービスを開始し、8月末時点で住民票は613件、印鑑証明書は353件の計966件の利用があった。同期間の市役所窓口での交付と比較すると、コンビニでの利用率は住民票が13・34%、印鑑証明書は11・88%の計12・77%だった。全国平均の16%をやや下回っている。
 利用場所は市内が69・2%と最も多く、県内は23・3%、県外は7・6%。県外は東京、大阪、兵庫、京都、群馬、島根、茨城など全国各地に及ぶ。利用時間帯をみると市役所の執務時間外が57・6%(平日時間外27・5%、休日30%)と最も多くなっており、利便性向上につながっている。
 コンビニでの利用者を増やしていこうと、6月24日から市民課窓口への来庁者を対象にアンケート調査を開始。これまでに20歳代から80歳以上まで48人から回答があった。マイナンバーカード所有率は92%と高かったが、コンビニ交付サービスを知っている人は40%と半数以下にとどまった。聞いたことはあるが、詳しくは知らないと答えた人は44%、知らないと答えた人は15%あり、周知徹底が今後の課題となっている。
 詳しく知らない、知らないと答えた人も含め「今後、コンビニ交付を利用したい」と答えた人は全回答者の90%に上っていることから市民課は「町内会への回覧、地方紙、窓口やホームページ、ラインで随時案内しているが、今後も利便性を実感してもらい、利用者を増やせるよう情報発信に一層力を入れていきたい」としている。アンケートは引き続き行っており、二次元コードからも回答できる。問い合わせは市民課(電話23・5500)へ。


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