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印南祭に向け早くも「ならし」始まる 〈2024年9月3日〉

2024年09月03日 08時30分00秒 | 記事


秋祭りに向けて「ならし」が始まる


 日高地方秋祭りのトップを切る印南祭(宵宮10月1日、本祭り2日)に向けて、印南町印南地内では早くも「ならし」が始まった。町内各地でも10月の秋祭りに備えて「ならし」が始まり、笛や太鼓の祭ばやしとともに季節は初秋へと移っていくが、長期予報では9月は気温が高く残暑が長引く可能性があるとされ、残暑厳しい中での「ならし」となりそうだ。日高地方の秋祭りは印南祭を皮切りに、5日には御坊祭、そのあとは日曜日、祝日を中心に11月3日の寒川祭、宝神社祭まで続く。
 印南地内の宇杉区では1日から始まり、地区集会場前でへや回し(浜永将君・印南小4年)、太鼓(片山敬仁君・同5年)、獅子舞(坂下幸輝君・印南中2年、巽幸誠君・同)を担当する役付きの子どもたちが地元青年団(湯川誉志団長)やOBらの指導で、中学生や青年団らが吹く笛の音色に合わせて、動きやリズムを確認しながら練習に汗を流した。
「ならし」は他の地区でも始まり、今月いっぱいまで続く。祭り好きで知られる印南地内は10月2日の本番に向け、祭りムード一色となる。
 印南祭は浜、地方、津井、西山口、楠井、上野、野島が山口八幡神社。光川、本郷、東山口、宇杉が印南八幡神社で行う。山口八幡は激しい屋台の競り合いや地方区の雑賀踊り(別名・けんけん踊り)、印南八幡は屋台と神輿が印南川に飛び込む川渡りや東山口の重箱獅子があり、毎年多くの見物客らでにぎわう。


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