山名町長に校旗を返納
記念行事で餅まき
明治9年4月に創立の由良町立白崎小学校(全校児童45人)の閉校式は28日、同校体育館で開き、在校生や教職員、町や町議会、地域住民ら250人が出席した。町内3小学校統合により今月末で閉校し147年の歴史に終止符。記念行事では盛大に餅をまき、地域で愛された学び舎に別れを告げた。
全員で国歌、校歌を斉唱し、山名実町長が「浄明寺本堂を借用し産声を上げて以来、幾多の変遷を経て多くの優秀な人材を輩出し、輝かしい歴史と伝統を築き上げてまいりました。白崎小学校の思い出が皆様の心に永遠に刻みこまれるとともに、4月に統合し新しい船出を迎える由良小学校に変わらぬ温かなお心寄せを賜りたい」と式辞。
寒川正美教育長が開校から統合に至るまでの経緯を紹介し「白崎小学校の栄えある歴史と伝統は、本校の児童、保護者、地域の皆様の心にいつまでも残ることと思います」と述べた。
玉置一郎町議会議長が「147年もの長きにわたり築かれてきた本校の伝統と崇高な精神は、多くの関係者の間で脈々と生き続けるものと確信しております」、西岡宣子校長も同校の思い出、校歌や校訓にふれ「白崎の宝である子どもたちが、新しい由良小学校や中学校へ行かれても、白崎っ子らしく、自分の力を伸ばしていってほしい」とあいさつ。学校を代表し長田千輝君(6年)が山名町長に校旗を返納、全員で「蛍の光」を斉唱した。
記念行事に移り、体育館で餅(120キロ)と菓子をまき盛り上がった。この後、グラウンドに出て出席者が風船200個をリリース、晴れわたった青空に風船が広がり、子どもたちの新たな門出とし、町のゆるキャラ・ゆらの助も登場し、伝統ある同校の最後を見守った。
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