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印南町が移住促進、地域活性化へPR動画を制作し公開 〈2017年5月19日〉

2017年05月19日 08時30分00秒 | 記事

プロモーション動画で魅力を発信


 移住促進や地域活性化をめざし印南町の魅力を紹介したプロモーション動画が制作され、5月から公開されている。縄跳びのパフォーマーのグループが町内の観光スポットなどでパフォーマンスを繰り広げながら、ドローンによる空撮も交えた動画は、町や町観光協会、町内の宿泊施設らでつくる「町若者あふれる郷への架け橋推進協議会」(中村泰介会長)が作ったもので、町のホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」で発信している。

 観光客誘致や移住促進などを目的にPR動画を制作する自治体が増える中、大学や高校の運動・文化クラブの合宿誘致に取り組んでいる同協議会が、国の地方創生加速化交付金を活用して制作。
「小さな町のショータイム」をテーマに4分程度に編集した動画は、縄跳び競技アジアチャンピオンの柏尾将一さん、様々な世界大会で好成績を残し、ダブルダッチパフォーマンスで魅了する4人グループ「NEWTRAD」が、印南漁港やかえる橋、切目王子神社、川又観音などで縄跳びを使ったパフォーマンスを繰り広げたり、清流中やいなみこども園で生徒や園児と縄跳びを楽しむ内容で、ドローンで空撮した上洞の棚田、切目海岸などの風景も交え「日本にはこんなに素敵な町があったんだ」と町の魅力をアピールしている。
 5月から公開したばかりで、動画の再生回数は17日現在900回とまだ注目を集めるまでには至っていないが、協議会の中村会長は「印南町の良さを広く発信し、移住促進につなげられればと思っている。また動画で町民には地元の良さを再認識してもらえれば」と効果に期待を寄せている。


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日高川町長選、久留米啓史氏(新人)無投票で初当選 〈2017年5月18日〉

2017年05月18日 08時30分00秒 | 記事

孫娘から花束を受た久留米氏と妻・久美子さん


 任期満了(5月28日)に伴う日高川町長選挙は16日に告示し、午後5時の立候補届け出締め切りまでに新人の農業、久留米啓史氏(61)=江川・無所属・前町公室長=のほかに立候補者はなく、久留米氏の無投票初当選が決まった。久留米氏は支援への感謝とともに「無投票当選で信託を頂いたことを重く受け止め、任期中にご恩返ししたい。住民の皆さんを第一に考えた町政運営をめざしたい」と決意を述べた。初登庁は29日の予定。

 一日だけの選挙戦を終えて選挙事務所に到着した久留米氏を、約500人(主催者発表)の支援者や来賓らが拍手で迎えた。午後5時に立候補届出が締め切られ、無投票当選が決まったことが伝わると、「おめでとう!良かった」の声が聞かれた。
 三村康雄後援会長が「長期間にわたるご支援とご協力のお蔭で久留米町長が誕生しました。今後とも温かく見守ってほしい」とあいさつし、市木久雄町長は「私にとってもこの上のない喜び。町長と公室長として付き合ってきたが、安心して町政をお任せできる。5項目の目標に着々と取り組んでくれるはず。大いに期待しています」と喜んだ。
 二階俊博・自民党幹事長の秘書俊樹氏、冨安民浩、坂本登両県議、日高郡町村会長の森下誠史・美浜町長、龍田安廣町議会議長らからも祝いの言葉が贈られた。
 久留米氏と妻・久美子さん(60)は、孫娘の李菜ちゃん(8)と由菜ちゃん(6)から花束を受け、久留米氏は「皆様のお陰で当選させて頂きました。言葉にならない喜びです。任期中に皆様にご恩返しできるよう努力したい。5点の政策目標を中心に一生懸命に取り組みたい」と感謝と決意の言葉を述べた。
 久留米氏は「本当に長かった。途中は大変だと感じることもあったが、後援会の皆さんはじめ多くの人に助けて頂いてここまで頑張れた。感謝のひと言」と、2月9日の立候補表明からを振り返り、「地域を回らせて頂く中で、町域が広く、どの地域も同じ感覚では暮らしやすい町にはならない。それぞれの地域、一人ひとりの住民を大切にした町政を進めたい。うれしい半面、これからがスタートとの不安もあるが、1つ1つ積み上げていきたい」と話した。
 具体的な政策については、高齢化と人口減少に歯止めをかけることを喫緊の課題に挙げ「若い人たちに町に住んでもらうのはもちろん、Iターン者への支援などで人口維持を図りたい。市木町長が若者定住促進住宅の建設などに取り組んだように、民間の力を借りて町に住んでもらえるような新たな補助制度などもじっくり考えたい」と意欲を見せた。
 久留米氏略歴 丹生中、日高高、東邦大理学部卒業。昭和54年に旧川辺町職員となり、合併後は保健福祉課長、総務課長、公室長を務め、今年2月8日付で退職。平成21年7月から2年半、県高齢者医療広域連合総務課長も務めた。
 当選証書交付 日高川町選挙管理委員会は、22日午前10時から町役場本庁3階会議室で、町長選当選者の久留米啓史氏に当選証書を交付する。


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今秋から御坊版「まちゼミ」開催、商店と受講生つないで活性化へ 〈2017年5月17日〉

2017年05月17日 08時30分00秒 | 記事

商店街の活性化へ


 商店主らが講師となってプロならではの専門的な知識や技、情報など来店者に伝える「まちゼミ」が今秋、初めて御坊市で開催される。商店が店や人の存在や内容、特徴を知ってもらうことで受講者とのコミュニケーションを深め店のファンを獲得し、商店街と地域の活性化や各店の売り上げアップにつなげようとの試み。御坊市商店街振興組合連合会(坂井和夫理事長)の主催でタイトルは「ごぼうまちゼミ」。今月21日午後7時から御坊商工会館で、店舗を対象とした説明会をスタートする。
「まちゼミ」は2003年1月に愛知県岡崎市で10店舗、190人の受講生で開かれたのが始まり。今年3月現在、全国278地域で開催されており、県内では2011年11月から田辺市で開かれている。
 1年に数回、期間限定(1カ月や2カ月間など)で開き、参加する各商店は都合のいい日時に1時間~1時間30分程度の少人数制のゼミを実施。飲食、物販、サービス、美容・健康など各店が長年にわたり培った知識や技を紹介し、各店のこだわりや特徴、店主のノウハウや人柄なども感じてもらい、受講生自らも日常では経験できないその店特有の体験ができる楽しい学びの場となっている。商店は受講生とのコミュニケーションを通じて店のファンを増やすことができ、店の認知度アップにつながるほか、店の専門性や特徴をアピールすることができ、消費者の声を聞けたり、相談を受けられたり、店に関係する分野にも関心をもってもらうことができる。受講生にとっても無料で知識が得られ、得た知識での買い物力の向上、新しい店の開拓、信頼できる店が見つかるなどメリットは大きい。
 御坊市での「まちゼミ」は、ごぼうめがね代表の小柳義也さんが商店街活性化へ4、5店舗だけで「みせゼミ」を開催しようと考えていたところ、地域創生について取り組んでいた日高高校のわかやまクラフトのメンバーから「入ってみたい店があるけど入りづらい」「とても興味深い店がある」などの声を聞き、商店と消費者をつなげられる「まちゼミ」を提案したのがきっかけ。クラフト部のメンバーは実際にごぼうめがねで「みせゼミ」を体験し、魅力と手応えを感じたことから7月20日から8月20日まで「プチまちゼミ」の開催を決定。この事業に30店舗近くが賛同したことから、御坊市商店街振興組合連合会は商店街活性化へ御坊版「まちゼミ」を開くことにした。
 第1回は10月中旬頃から11月まで1カ月~1カ月半程度の期間で開催。時間は1時間程度で各店の知識・技・特徴・こだわりなどの紹介、体験、質疑応答など行う。以降は年2回程度継続的に開催したい考え。誰でも受講することができ、受講生にはアンケートで意見や希望、提案、改良点など聞き、結果は各店が店づくりや経営などに反映する。
 今月21日からスタートする説明会は全4回の開催。今秋の「まちゼミ」に参加するにはすべて受講する必要があり、岡崎市でのまちゼミの創始者、松井洋一郎さんに話を聞く。


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日高川町長選きょう(16日)告示、新町誕生後初の無投票当選へ 〈2017年5月16日〉

2017年05月16日 08時30分00秒 | 記事

のぼりなど七つ道具の準備も万端


 5月28日の任期満了に伴う日高川町長選挙が、きょう16日に告示される。立候補予定者は、新人の農業、久留米啓史氏(60)=江川・無所属・前町公室長=だけで、一日だけの選挙戦となりそうだ。過去3回の激しい一騎打ちとは対照的に、新町誕生後初の無投票の公算が濃厚。5月15日時点の有権者数は8562人(男性3974・女性4588)。川辺地区5343人、中津地区1732人、美山地区1487人。

 年明けに現職の市木久雄町長(65)=下田原・1期=が、体調不良を原因に再選出馬を断念した直後の2月9日、事実上の後継者として当時公室長だった久留米氏が「市木町長が退任される中で、住民を第一に考えて来られた町長の思いを受け継ぎつつ、町の大きな課題である少子高齢化や人口減少を解消する新たな施策に取り組み、住みよい町にしたい」と出馬に名乗りを挙げた。
 その後、一時は無投票阻止に新人擁立に向かう動きもあったがすぐに沈静化。市木町長の4年間の実績に対する高評価と、町を二分した過去3回の激戦を避けたいという思いが有権者にあってか、新たな新人が名乗り出ないまま3カ月が過ぎて告示日を迎える。
 立候補の受け付けは、16日午前8時30分から午後5時まで本庁3階会議室で。
久留米陣営は、届け出を済ませたあと午前8時30分すぎに役場本庁東約300メートルの県道御坊美山線沿い(有)岡クレーン前事務所で第一声。町最上流の寒川に向かい、同地と川原河、高津尾地内の中津、美山両支所周辺で演説したあと、川辺地内全域で支援を訴える。
 町選挙管理委員会は、15日までに選挙七つ道具を準備し、ポスター掲示板を町内196カ所に設置した。
 選挙戦に突入すれば、期日前投票は17日から20日まで本庁と中津、美山両支所と小川地区で行い、本庁が午前8時30分から午後8時、両支所は午後6時まで。投票は午前7時から午後6時まで町内31カ所で行う。21日午後8時から川辺西小学校体育館で即日開票する。


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御坊市新庁舎たたき台は「現在地で建て替え」 〈2017年5月14日〉

2017年05月15日 08時30分00秒 | 記事

たたき台は現庁舎前駐車場での建て替え


 御坊市は、懸案の市庁舎(議会棟含む)改築で昨年末に課長補佐級ら22人でつくる新庁舎建設準備委員会を設け、課題や問題点を整理し、焦点の建設場所については「現在地での建て替え」がベストとの方針を出した。この方針をたたき台に、9月に設置予定の住民代表でつくる新庁舎建設準備懇話会、今年3月に設置した市議会新庁舎建設調査特別委員会で意見を聞きながら平成29年度中に最終結論を出し、早期事業着手に向けて準備に入りたい考えだ。

 昨年の12月議会一般質問で柏木征夫市長は「庁舎は災害時の司令塔、避難場所として重要な施設」と位置づけ、平成31年度にも事業着手する考えを示した。これを受け、昨年末に課長補佐級や建築士でつくる新庁舎建設準備委員会を設置し、各課から意見や要望を聞き、課題や問題点を整理するとともに建設場所について検討。建設場所は検討材料として現在地での建て替えと、津波浸水区域外のJR御坊駅周辺への移転に絞り、起債など財政負担面を単純に試算、比較した。
 駅周辺に移転すれば国の緊急防災減災事業で起債100%活用で交付税参入は70%あり、市の実質的な財政負担は3割で済む。現在地での建て替えは29年度に創設された公共施設等適正管理推進事業債で起債90%活用で交付税参入は22・5%のため、市の財政負担は8割弱必要になる。総床面積7000平方メートルで今年3月に竣工した新宮市の新庁舎を参考に比較検討した。
 この結果、財政負担は移転の方が少ないが、土地購入費を入れれば差は「数億円程度」だったといい、これに造成やインフラ整備も勘案すれば「大きな差はない」と判断。加えて庁舎周辺には福祉センター、御坊商工会館、中央公民館(図書館)、市民文化会館など主要施設があり、利便性などを考慮すると「現在地での建て替え」がベストとの方針を出し、これをたたき台に懇話会、議会特別委の意見を聞く。懇話会は住民代表15人以内で組織。現在、人選を進めており、9月に設置し、29年度末までに数回開く予定。
 庁舎、議会棟とも昭和48年建築。耐震二次診断で庁舎は国の耐震指標を大きく下回る結果が出ており改築は急務。現在地で改築する場合は「地震や津波に耐えられる施設」にするのを基本に、駐車場を盛り土で高くした上に5階建て程度を建設し、設備機械類は最上階に配置するなどの案が出ている。平成23年度に庁舎建設基金条例を創設し、毎年1億円ずつ積み立てており、29年度で7億円貯まっている。


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2017年4月 データバンク

2017年05月13日 08時50分09秒 | データバンク

1日
第25回本社旗ゲート大会42チーム熱戦、朝陽(古座川町)優勝、新浜(美浜町)準優勝おんぱく開幕選抜高校野球大阪桐蔭優勝に泉口友汰選手貢献御坊LCチャーターナイト50周年記念式典全国ミズノ杯Jr選抜Sテニスで印南中男子優勝、女子3位橿原神宮書きぞめ大会で岩井沙妃さん(塩屋小)が宮司賞

3日
印南町新庁舎開庁式

4日
日高川漁協が稚アユ放流

5日
都道府県対抗中学Sテニス大会で地元選手が県男子優勝に貢献日高郡戦没者追悼法要南山陸上競技場年間パス販売

6日
日高町が水門遠隔操作システム更新へ御坊市28年度ふるさと納税(12月~3月)目標大きく上回る春の交安運動スタート

7日
若野の日高川で大量の天然アユそ上舞妃蓮をアメリカオースティン市に分根

8日
台湾スタディーツアーで中学生2人が現地訪問国連「世界津波の日」制定記念除幕式で二階代議士決意新た

9日
危険業務叙勲で松尾隆さんと村上吉彦さん受章御坊市起業家支援制度改正県高校弓道遠的大会で日高の和田哲郎君と松林凛さんV全日本カデット柔道大会で久保井仁菜さん優勝

10日
春の子ども見守りパト出発式

11日
美浜町で県行政報告会

12日
日高川首長選で久留米氏集会開始原谷シカ対策結果

13日
御坊LC50周年記念アクティビティみちしお湯スタンプ導入紀州日高漁協が由良でアカモク加工開始架空請求詐欺防止で樋口皓大さん(ローソン)に感謝状

15日
白崎公園GW限定メニュー紀州鉄道KR205号デビュー

16日
紀州鉄道(株)中川代表が御坊活性化構想学童野球春季大会でみなべ優勝クラシックカーイベント

18日
地内町会館展示物戯瓢踊に一新豪雨で被害

19日
稲原小が読書活動優秀実践校に全国MIEバレエでシュウ冨田好花さん1位台湾高校生が印南で民泊

20日
日高町町道高家中央線改良Gキッズに狩谷悠世君(松原小)と小林紗彰さん(同)

22日
災害状況把握へ印南町がドローン導入名田ソレイユが春季バレーV

23日
新設の紀伊日ノ御埼灯台完成記念式典浄土宗全国青少年書道展で中本ゆつきさん(松洋中)が金賞特別賞白崎エンデューロに200人中体連バスケ紀南大会で日高女子V

25日
二階派(志帥会)パーティーに5000人

26日
日高病院5月に形成外科開設

27日
成田山書道で稲葉千紗さん(松原小)と中村紗和さん(同)が成田山賞道成寺会式にぎわう御坊市が国際アルツハイマー病会議に参加

28日
高台避難へ日高川町三百瀬の町道完成

29日
春の褒章に保護司・塩路正さん上阿田木神社春祭り日高川町空き家改修補助に交付金スポ少野球でみなべV


由良町白崎海洋公園キャンプ場が検索サイト「なっぷ」で1位獲得 〈2017年5月13日〉

2017年05月13日 08時30分00秒 | 記事

人気の白崎海洋公園


 全国のキャンプ場情報を掲載する予約・検索サイト「なっぷ」の人気ランキングで、由良町白崎海洋公園キャンプ場が1位を獲得した。同サイトに登場してわずか半年と短期間にもかかわらず、今月9日付のランキングで全国3611施設中、堂々の1位。ランキングは一日ごとに更新され、その後は2位になるなど変動はあるものの上位にランクインし、キャンプ客の注目を集める。

 白い石灰岩と青い海に囲まれる海洋公園は同町最大の観光スポットで、ダイビング施設やキャンプ場、宿泊施設を備える。全国的にキャンプ人気が高まり、同園でも利用が増えていることから、ログハウスを新設するなど受け入れ体制を整えてきた。
 キャンプ愛好者の人気サイト「なっぷ」は、2013年4月からサービスを開始。全国のキャンプ情報を一挙にまとめ、ユーザーとキャンプ施設を繋げることでアウトドア業界からの地域活性化を目指し、施設の掲載数、口コミ数は国内最多を誇る。
 海洋公園では集客をはかろうと、今年からフェイスブックを中心にSNSを活用し積極的に周知をはかった結果、多くのキャンプ客の目にとまり利用が増加。白い岩と青い海が最大の魅力で、利用客からも「日本のエーゲ海という文言そのままに、周りを囲む白い岩が特徴的」「夜間は満天の星空!流れ星も見ましたよ」とサイトに感想が書き込まれ、確実に人気が上がっている様子。
 大阪から近いなど立地の良さも加わり、今年のゴールデンウイークはキャンプ場(19サイト)がすべて埋まり、3日から7日までの利用客数は約400人、キャンプ客や観光客を含めると5日間で全体来園者数は1万人と好調だった。今夏のキャンプ予約も殺到しており、盆時期はすでに満員となっているそうだ。今後は、海洋公園を主軸にマーケティング活動を進めたいとしている。


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日高川町長選挙 新人・久留米啓史氏が独走態勢 〈2017年5月12日〉

2017年05月12日 08時30分00秒 | 記事

近づく告示日に向けて支援者らが態勢を整える久留米氏の事務所


 日高川町長選挙(16日告示、21日投開票)は、告示まであと5日となったが、立候補予定者は新人の農業、久留米啓史氏(60)=江川・無所属・前町公室長=だけの独走状態が続いている。同陣営ではすでに町内23カ所でのミニ集会を終え、後援会員も有権者の過半数を超える4460人を集めるなど、万全の臨戦態勢で告示日を迎えようとしているが、新町誕生後初の無投票当選が濃厚で、一日限りでの選挙戦となりそうだ。

 平成17年5月1日に川辺町、中津村、美山村の3町村合併で日高川町が誕生。合併後まもなく初の町長選が行われて以来、3期続けて一騎打ちの激しい選挙戦となった。合併から12年が経つ中、再選有力とみられた現職の市木久雄町長が出馬を断念し、事実上の後継者として久留米氏が出馬に名乗りを挙げた。有権者の中には、市木町長の実績を評価する声や町を二分した過去3回の激戦を避けたいという思いもあって、対抗馬が現れない状況で告示日が近づいてきた。
 同陣営では、4月11日から5月5日までに川辺地区全域で15カ所、中津地区は旧小学校単位の5カ所、美山地区でも3カ所でミニ集会を開催。久留米氏本人が政策目標を訴えながら支持拡大に努め、5月に入って後援会報第2号を発行するなどの活動を続けてきた。
同後援会では、後援会員の募集にすでに有権者の過半数を上回る4460人が集まり、盤石の態勢を固めているが、三村康雄後援会長は「選挙戦に突入するつもりで支援者の皆さんが頑張ってくれている。このまま気持ちを引き締めて告示日を迎えたい」と話している。
 立候補の届け出は、16日午前8時30分から午後5時まで町役場本庁3階会議室で受け付ける。期日前投票は17日から20日まで本庁と中津、美山両支所と小川地区で行い、本庁が午前8時30分から午後8時、両支所は午後6時まで。投票は午前7時から午後6時まで町内31カ所で行う。21日午後8時から川辺西小学校体育館で即日開票する。
 3月2日時点の選挙人名簿の登録者数は8567人(川辺地区5328・中津地区1742・美山地区1497)。


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 広域観光振興協が管内の魅力全国発信へインスタ投稿開始、フォトコンも

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 日高ミニバスケットボールクラブがTANABEボーイズカップで優勝


日高町がフジバカマ苗木を町内各校に配布 〈2017年5月11日〉

2017年05月11日 08時30分00秒 | 記事

フジバカマを植えて環境作り(内原小)

アサギマダラ


 日高町教育委員会は西山周辺が秋のアサギマダラ飛来地として有名なことから、町内小中学校へアサギマダラが良く止まるフジバカマの苗木を配布した。町教委は生命の尊さ、自然の素晴らしさを体感してもらおうと、毎年、秋にアサギマダラの自然観察会を開いているが、校内で飛来してもらえる環境を作るのは初めての試みで、児童らに西山が飛来地であることや生態などを知ってもらいたい考えだ。

 アサギマダラ(Parantica sita)は、タテハチョウ科マダラチョウ亜科に属し、薄い水色の模様と茶系統の羽が特徴で、広げると10センチほどになる。長距離を移動する渡りチョウで、春に北東へ向かうが、気温の低下とともに秋頃、中部地方などから南下し、西山で休憩して体力を回復した後、紀伊水道を横切って四国、九州方面へ移っていく。近年では西山から、台湾や香港まで飛んだ国外例も報告されるようになっている。
 平成14年度から始め、毎年恒例となっている西山山頂付近での自然観察会「アサギマダラの旅」では、生態についての勉強や、羽に記号をマーキングして移動距離や方向などを調査し、児童に自然の生き物の不思議さを体験させている。
 西山から39日間で1576キロ離れた沖縄県八重山郡与那国町(与那国島)で再捕獲された観察会での児童による過去最長記録もあったりするが、観察会への参加者が少なくなったこともあり、もっと子どもらに知ってもらおうと、フジバカマ苗木の各校配布を計画した。
 このほど、町民から無償提供を受けた約40株を日高中、内原小、志賀小、比井小に振り分けて配布、校庭など根を張りやすい場所へ定植した。西山山頂付近に生息するヒヨドリバナにアサギマダラが集まりやすいが、フジバカマもキク科ヒヨドリバナ属の多年生植物で8~10月ごろには、散房状に淡い紫紅色の小さな花をつけ、秋にアサギマダラが蜜を吸う姿が見られるという。
 町教委は「飛来地として有名な西山がある日高町の特徴を知ってもらうため、少しでも飛来してもらえるようにし、秋になって各校へ移ってきて、児童、生徒に観察してもらえたら」と期待している。


その他の主なニュース

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 和歌山病院がロマンシティ御坊店で健康フェア

 日高高校と附属中学校の1年生対象に情報モラル講演会

 御坊市自治連総会、功労者7人に市長感謝状贈る


全国小学生ソフトテニス選手権大会県予選で日高勢活躍 〈2017年5月10日〉

2017年05月10日 08時30分00秒 | 記事

予選会で入賞し全国大会、近畿大会出場を決めた皆さん
(前列左から野田弦輝君、山下君、丸田君、川端君、
野田祐輝君、嶋田君。後列左から樫尾さん、芝さん、
上田さん、畑崎さん、西さん)


 第34回県小学生ソフトテニス選手権大会兼第25回近畿小学生ソフトテニス選手権大会と第34回全国小学生選手権大会の県予選会は6日、7日、有田川町金屋テニス公園であり、女子の部で日高ジュニアの畑崎沙月さん(御坊6年)上田凜奈さん(同)組が優勝、印南ジュニアの樫尾咲依里さん(印南6年)組が3位、御坊ジュニアの西来夢さん(和田6年)組が4位と日高勢が上位を占める活躍で、いずれも全国出場を決めた。

 女子の部は65組、男子の部は60組が参加し、ともに予選リーグのあと、勝ち上がった組がトーナメント戦を行い、上位8組が順位決定リーグで競った。女子の部の畑崎・上田組は予選リーグを1セットも落とさず2勝し勝ち上がり、トーナメント戦も4-1で下して順位決定リーグへと駒を進めた。順位決定リーグでは6勝1敗の成績で優勝を飾った。L.C.C.の湯川咲岐さんとのペアで出場の樫尾さん、橋本の堀早弥夏さんとのペアで出場の西さんはともに予選リーグを2勝し、トーナメント戦を勝ち上がり、順位決定リーグでは樫尾さん、西さんとも5勝2敗。5勝2敗で並んだ3組の対戦得失セット差で樫尾さんが3位、西さんが4位となった。
 日高勢では、男子の部でゆかわジュニアの野田祐輝君(由良6年)嶋田皓太君(同)組が5位、印南ジュニアの丸田祐大君(印南4年)川端一輝君(同5年)組が6位、ゆかわジュニアの野田弦輝君(由良4年)山下來空君(白崎4年)組が8位。女子の部で御坊ジュニアの芝葵衣さん(湯川5年)が橋本の安井花凛子さんとのペアで6位に入賞し、全国大会出場ペアとともに近畿大会出場を決めた。
 全国選手権大会は7月27日から30日まで滋賀県長浜市の長浜バイオ大学ドーム、長浜市民庭球場で、近畿選手権大会は7月8日、9日に兵庫県尼崎市の尼崎記念公園テニスコートでそれぞれ行われる。


その他の主なニュース

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 和歌山陸協栄章 桑原翠さん勲功章受賞、村上政広さん審判員功労章受賞