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煙樹ケ浜保安林保護育成会が緑化功労賞受賞を森下・美浜町長に報告 〈2017年5月23日〉

2017年05月23日 08時30分00秒 | 記事

授与された木製の賞状を手に、森下町長、くわ山会長、
西垣副会長、田中副会長(右から)


 平成29年度県緑化功労賞を受賞し、21日にかつらぎ町の花園新子森林公園で開かれた「わかやま森林と樹木の日」の記念行事の席上で、仁坂吉伸知事から賞状を受けた煙樹ケ浜保安林保護育成会は22日、美浜町役場を訪れ、森下誠史町長と笠野和男副町長に受賞を報告した。

 訪れたのは、くわ山行男会長と田中正子、西垣哲雄両副会長。森下町長は、保存会が授与された珍しい木製の賞状を眺め、「保安林思想を広めていただいて有り難い。保安林の保護育成は、この組織あればこそ」と会の日頃の地道な活動に感謝。「自然と人間が共生できる形がベスト。今後も是非とも尽力、協力をお願いしたい。地方創生でも松林に造詣の深いみなさんに協力をお願いします」と続けた。
 くわ山会長は「先人たちみなさんら積み立ててくれた人々の功績が大きくてこの賞をいただいた。これを引き継ぎ、一層松林を美しく維持していきたい」と述べた。
 メンバーらは、以前に比べ松林内のゴミが減り美しくなっているが、タバコの吸い殻が捨てられていること、地元の人に遊歩道など知られていないところもあることなど、気づいた点をあげ、啓発や集客のアイデアを述べ合った。
 同会は、平成4年12月、煙樹ケ浜の松林を長く後世に残すため結成。会員は現在、個人約160人と10事業所、町内全12地区で、松の保護育成に取り組んでいる。平成12年度からは、地域の人々に松林に親しんでもらいたいと、毎年2月第2日曜日を「松の日」と定め、松苗の植樹や松葉かき、清掃活動を行ってきた。今回の受賞は、広大な松林を地域が一体となって継続して保全していることが高く評価された。
 WTVで放送 平成29年度県緑化功労賞を受賞した煙樹ケ浜保安林保護育成会(くわ山行男会長)が、26日午後7時29分からの番組「マンスリー県政」で紹介される。


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