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久留米啓史・日高川町長初登庁で決意 〈2017年5月30日〉

2017年05月30日 08時30分00秒 | 記事

職員らが見守る中、花束を手に笑顔で初登庁した久留米町長


 去る16日告示の日高川町長選挙で無投票初当選した久留米啓史氏(61)=江川=が29日、職員や議員、支持者らの出迎えを受ける中で初登庁。職員への訓示で久留米新町長は「住民の皆さんを一番に考えた町政を進め、皆さんと協力して豊かな日高川町を創り上げたい。約束した5つの政策目標を1つ1つ積み上げて行くために一生懸命に努力したい」と決意を示した。

 職員や議員はじめ支援者が役場前に訪れ、午前8時30分に到着した久留米町長は花束を受け取り、「ありがとうございます」と感謝、笑顔で初登庁。町長室のいすに座り「身の引き締まるという思いで、重みを感じますが、落ち着かない気持ちです」。
 庁舎3階で行われた就任式では、職員を代表して湯川宗一教育長、龍田安廣議長が就任を祝い、ともに町政発展に努めたいとあいさつ。久留米町長は「多くの皆さんに助けてもらい当選させて頂いた。今まで以上に住民の皆さんのために一生懸命に働かせて頂こうと考えているが、私一人では何も出来ない。職員の皆さんの協力をお願いしたい」と語った。
 政策目標について「選挙の中で、住民の皆さんを一番に考えた町政を進めるとともに、協力して『豊かな日高川町を創り上げたい』と訴えました」と述べ、産業振興、人口維持の推進、住民に優しい行政の推進、災害に強い町づくり、行財政改革の推進-の5つの政策目標を説明。「いずれも重要な過大だが、中でも人口維持の推進は喫緊の課題。さらに若者定住につながる新たな取り組みを検討したい」などと述べた。
「豊かな町づくり」のスローガンについて、「選挙運動を通じ、町域の広さや地域の違いを感じた。どこに住んでいても、その地域の人が幸せを感じる、暮らしやすい町だと思えるような豊かな町を創り上げたい。それには職員の協力が必要。住民の意見を反映させ、職員の皆様も感じていることを聞かせてほしい。住民は、職員に期待をしていますのでともに頑張っていこう」と力強く語った。
 6月中旬に初の定例議会が開かれるが、4年間不在だった副町長について「6月議会に提案したい」と述べ、副町長を置く考えを明らかにした。


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