フレデリクスハウン高校を訪問する及川さん、
玉置さん、村上さん、森口さん(前列右から)
岡本君、池田君、柏木君、聶さん(後列右から)
日高高校の生徒10人が3月2日から、デンマーク王国を訪れ、姉妹校・フレデリクスハウン高校の生徒らと交流する。両校を互いに行き来する間柄は、コロナ禍で、2019年にフ校生が日高高校を訪問したのを最後に途絶えてしまっていたが、ようやくの交流再開。日高高生がフ校を訪れるのは5年ぶりとなる。
フ校を訪問するのは、及川真未さん、岡佳亮君、岡本太一君、柏木洋一郎君、玉置みうさん、中村壮太君、村上ななみさん(以上2年)と、森口園乃子さん、池田明州哩君、聶千惠さん(以上1年)。
一行は2日に関西空港を発ち、アムステルダム経由で同日午後10時20分にオールボー着。3日にフ校を訪れ、10日まで、フ校の授業に参加したり、共同のテーマでお互いの学修成果を共有しあったり、一緒に一日旅行をするなどして友好を深める。それぞれの国の行事や学校スケジュールなどを記したカレンダーを贈り合って、文化交流も。滞在期間中、生徒らはホストファミリー宅でホームステイする。
日高高生らはすでにSNSを通してフ校生と交流を重ねており、対面するのを楽しみにしている。「デンマークは幸福度が世界で2番目に高いと聞くので、日本と何が違うのか知りたくて参加しました。なにかヒントを得て、自分の人生や周囲を改善できないかと思います。附属中1年のときにフ校の生徒が日高高校に来て交流し、そのときはあまり話は通じなかったけど楽しかった。今回、ホストファミリーから、日本の料理をつくってと頼まれているので、チキンライスやお好み焼きをつくるつもり」とは、岡本君。
フレデリクスハウン市は、1957年2月10日に日の岬沖で火災を起こした機帆船「高砂丸」の乗組員を救おうと果敢に海に飛び込み命を落とした、デンマーク船エレン・マースク号ヨハネス・クヌッセン機関長の出身地。この事件から50周年にあたる2007年8月、同市のバングスボー博物館に、ク機関長の記念コーナーが開設され、除幕式に、和歌山県や美浜町、日高町からも関係者らが集った。
そのときの縁から、2009年に日高高生とフ校生の電子メールでの交流がスタート。2010年には日高高生がフ校を訪問、その翌年にはフ校生が日高高校を訪れ、以降、姉妹校提携を結んで相互交流を続けている。
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