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野球侍ジャパンシリーズ2024日本代表に青山学院大の西川史礁選手(日高川町出身) 〈2024年2月16日〉

2024年02月16日 08時30分00秒 | 記事

 野球侍JAPANの井端弘和監督が14日、3月6日から京セラドーム大阪で開幕する「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024日本対欧州代表」に向けて、日本代表選手28人を発表。昨年WBC世界一の村上宗隆(ヤクルト)、源田壮亮(西武)らプロに混じり、日高川町出身の青山学院大3年、西川史礁選手(3年)=丹生中、龍谷大平安高出身=ら4選手が、大学生初となるトップチーム入りの快挙を果たした。2年後のWBCでは大谷翔平選手(ドジャース)との競演も現実味を帯びてきた。

 井端監督は、欧州代表との強化試合に向けてプロ24人に加え、11月のプレミア12、2026年のWBC、28年のロス五輪を見据えて大学生4選手を大抜擢。過去にドラフト指名後の大学生では2013年の大瀬良大地投手=九州共立大、現広島カープ=らの代表入りはあったが、現役大学生では史上初。井端監督から「今年のドラフトでプロ入りするのは間違いないメンバーで、すぐに侍ジャパンに入るだけの力は持っている。飛距離(西川選手)は大学生では抜けているし、大学ジャパンの4番は、後にプロでも活躍しているので期待したい」と評された西川選手は「本当に光栄です。まさか自分が日本野球のトップチームに選ばれるとは思っていなかったので信じられず、実感が湧きません。プロ選手の良い所を吸収し、全力で自分の持ち味である長打力と肩の強さをアピールしたい」と意気込みを語った。
 井端JAPANの初陣となる欧州代表戦は、3月6、7日に京セラドームで2試合を行う。同強化試合の先には、11月10日から世界最高峰の野球大会第3回WBSCプレミア12が開幕し、世界ランキング上位12チームが参加予定。さらに2年後にはWBC、4年後にはロス五輪があり、西川が代表入りを維持すれば、大谷翔平選手らとともに同じ舞台で勇姿が見られるかもしれない。

背番号は青学と同じ「3」
 西川選手は、青学の不動の4番打者として昨年の東都Lで春秋連覇し、春季MVPを獲得した。大学野球選手権を制して日本一になり、秋の明治神宮大会では準優勝。日米野球で初の大学侍JAPANに選ばれ、3年生ながら全試合で4番打者として初の敵地開催優勝に貢献するなど今秋のドラフト1位候補に挙げられている。昨年大ブレークした青学の背番号「3」は、野球日本代表でも同じ3番をつけて日の丸を背負う。


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