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御坊市実施計画策定委員会で採択事業を決定 〈2023年12月3日〉

2023年12月04日 08時30分00秒 | 記事


実施計画策定委員会で採択事業決定


 御坊市総合計画実施計画策定委員会(会長・三浦源吾市長)が、令和6年度から8年度までの3年間で着手・実施する120事業を採択した。新規は日高川かわまちづくり事業、斎場改修事業、新たな命を育む支援事業、内水浸水想定区域図作成業務など10事業あり、うち7事業は6年度から実施する。残り3事業は事業内容の検討・調整が必要で実施時期は未定。

 日高川かわまちづくり事業は、野口橋~野口新橋下流の日高川右岸河川敷(低水護岸、約5・3ヘクタール)を利活用し、にぎわい創出や地域活性化を図る計画。8月に国土交通省から「かわまちづくり計画」に新規登録された。多目的利用、アウトドア利用、駐車場、親水利用の4つのゾーンに分け、県と市が令和6年度に事業着手し、10年度までの5カ年で整備を進める。事業費は県が5億円程度、市が1億円程度を想定。
 新たな命を育む支援事業は、子どもを産み育てたいと切望する人への経済的支援を行うもの。3事業あり(1)一般不妊治療費助成事業は現行の上限3万円(県と市が2分の1ずつ)に市が2万円追加し、上限5万円とする(2)生殖補助医療先進医療費助成事業は不妊治療の次の段階である生殖補助医療(保険対象)と併せて行う保険対象外の先進医療に対し、現行の県助成上限10万円に市が上限10万円を上乗せする(3)小児・AYA世代がん患者等妊孕性温存治療費等助成事業は妊孕性温存治療及び初回の凍結保存と、温存後生殖補助医療の県助成に市が上限10万円を上乗せる。3事業いずれも6年度から実施する。
 早期特定健診事業は国保加入の40歳以上を対象にした特定健診とは別に、25歳から39歳までを対象に実施し、若いうちから生活習慣の改善や生活習慣病の発症予防に努める。6年度から実施する。
 斎場改修事業は平成元年供用開始以降、大部分が未改修で、老朽化に加えて大型炉が1炉しかなく、大型化する棺サイズに対応困難の場合もあり、火葬炉や機械設備、建物等を更新・改修する。事業費2億7000万円程度想定。事業内容の検討・調整が必要なため着手時期は未定。
 内水浸水想定区域図作成業務は水防法改正に伴い想定最大規模降雨に対する同区域図の公表が必要となり、6年度から2カ年かけて市内全域の内水ハザードマップを作成する。
 高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業は国の方針に基づき高齢者の保健事業と介護予防を一体的に取り組むことで後期高齢者の健康寿命延伸を図る。6年度から実施する。
 下水道施設台帳整備事業は公共下水道事業、農業集落排水事業の施設台帳や図面等をデジタル化し一元管理する。実施時期未定。
 市道西小松原高家線道路交通安全事業は延長1・4キロで拡幅や嵩上げの改良を行う。着手時期未定。
 前年度までに採択された野口オートキャンプ場拡充事業、市民野球場屋内練習場整備、防災拠点施設整備、河南中・御坊中大規模改修、中学校体育館・市立体育館空調整備、勤労青少年ホーム改修などは財源確保や内容検討が必要なため着手時期等は未定。


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