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三浦源吾・市長会見 提案する今年度一般会計補正予算など発表 〈2023年12月2日〉

2023年12月02日 08時30分00秒 | 記事


上程議案を発表する三浦市長


 三浦源吾御坊市長は1日の定例会見で8日開会の12月定例議会に提案する今年度一般会計補正予算など24件を発表。条例関係は野口オートキャンプ場フリーサイトに新設する高規格RVパーク(車中泊スポット)の料金設定、2月から始める証明書等コンビニ交付サービスに伴う改正、市民文化会館指定管理者の指定など、補正予算は初導入するEV車(電気自動車)購入費や緊急浚渫事業費などを盛り込んだ。

 RVパークは日本RV協会が認定する「誰もが安全で快適な車中泊を楽しめる場所」。「キャピングカーの聖地」として年々利用者が増えているキャンプ場をさらに充実するために国の交付金を活用し、約300万円かけてキャンプ場出入り口に近いフリーサイトの空きスペースにRV4区画の電源サイトを整備する。今年度内に整備を終え、来年4月供用開始。
 1区画の大きさは6メートル✕10メートル程度でキャンピングカー1台を駐車し、テントも張れるスペースを確保。全面芝で炊事場や温水シャワー、トイレなどが整った高規格のRVパークとして全国にPRする。利用料金は1台1泊5人までで上限5500円~下限3000円に設定。通常の電源サイト(平均10メートル✕20メートル、利用料金上限6500円~4500円)より格安で利用できるようにした。
 今年度一般会計補正予算は3億5408万2000円追加。令和4年度にエバグリーン廣甚(株)から寄付を受けた企業版ふるさと納税500万円のうち350万円を活用し、市役所では初めての電気自動車1台を購入する。軽自動車で今年度末に納車され、健康福祉課の保健師らが子育て関係の訪問支援に利用する。
 学校給食費で牛乳など価格高騰により予算不足となる1月から3月までの賄材料費640万円を追加するほか、北塩屋の御坊工業団地周辺の後谷川、才郷谷川の緊急浚渫費1億2000万円、松ノ久保頭首工災害復旧工事費700万円、がん患者アピアランスケア支援事業助成費300万円、御坊小体育館どんちょう修繕費100万円、子ども・子育て支援事業計画改定に伴う保護者アンケート費172万円などを計上。
 市民文化会館指定管理者には、新たにシダックス大新東ヒューマンサービス(株)=大阪市=を選定し、議会に承認を求める。契約期間は来年4月から3年間。同社は学校給食副食調理等業務委託事業者も務める。
 このほか、来年2月から全国のコンビニで利用できるマイナンバーカードを使った証明書等交付サービスに伴う印鑑条例の一部改正や犯罪被害者等支援条例の制定などもある。


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