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ドラフト会議で管内出身の泉口友汰選手、中島大輔選手が指名される 〈2023年10月28日〉

2023年10月28日 08時30分00秒 | 記事


巨人4位指名後、グラブを手にガッツポーズを見せる泉口友汰選手


 26日に行われた今年のプロ野球ドラフト会議で、管内出身の2選手が指名された。御坊市出身でNTT西日本の泉口友汰内野手(24)=178センチ80キロ、右投げ左打ち、河南中・日高ボーイズ、大阪桐蔭高、青山学院大出身=が巨人から4位、日高川町出身で青山学院大主将として今年の全日本選手権を制した中島大輔選手(4年)=180センチ78キロ、同・早蘇中・御坊ボーイズ、龍谷大平安高出身=が楽天から6位でうれしい指名となった。

 泉口は、大阪桐蔭高時代に選抜で全国制覇し、青学大では主将として東都大学リーグ1部昇格をけん引。4年秋季Lでベストナインに輝いた。当時から侍Jの井端弘和監督が大絶賛し、ドラフト候補の上位に挙げていた。NTT西日本に入社後、1年目ながら開幕から2番・遊撃手としてチームの主力として活躍し都市対抗野球本戦にも出場。昨年、行われた「野球伝来150年プロアマ記念試合」では大学・社会人選抜の侍JAPANに初選出され、3番を任された。そんな泉口も今季は満足できる成績を残せず、指名漏れの可能性もある中で巨人から4位指名。ネット中継でドラフトを生解説した井端監督が「遊撃にいて花のある選手」と活躍を期待した。泉口は「小さい頃から目標にしていた夢が叶い凄くうれしい。ジャイアンツは日本を代表する選手がたくさんいるチームなので、即戦力で1軍に定着して1年間活躍できるように頑張りたい。応援よろしくお願いします」と活躍を誓った。

中島を広島新井監督も祝福
 今年の全日本選手権を制した青学大の両エースが阪神、広島から1位指名される中、指名を終了する球団も出始め、中島は「もう呼ばれないかも…」と不安がよぎったという。広島・新井監督が1位指名の挨拶に訪れる会場に、楽天6位の指名が伝わると歓声が沸き、新井監督も「中島くん、楽天入団おめでとう!オープン戦や交流戦で会いましょう」とエールを送った。
 龍谷大平安高時代は選抜8強に進出。青学大進学後も主力として活躍し、主将についた今年は、1番・中堅手で東都春季リーグで先発フル出場し、打率・333でリーグ4位、5盗塁でリーグ1位。全日本選手権でも準々決勝で満塁弾を放つなど、18年ぶりの大学日本一をけん引。大学侍Jに選出され、全日本の主将として日米野球で敵地開催初優勝も達成した。初の大学4冠を狙う東都秋季LでもMVPと3季連続のベストナインを獲得した。念願のドラフト指名に中島は「本当にホッとしている。プロでも足を生かしたプレーで勝利に貢献したい。まずは11月の明治神宮大会でも日本一を目指します」。


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