紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

10月2日、管内トップ切り印南祭 4年ぶりのならし始まる 〈2023年8月30日〉

2023年08月30日 08時30分00秒 | 記事


4年ぶりのならしに汗を流す


 残暑が続く中、日高地方秋祭りのトップを切る印南祭(宵宮10月1日、本祭り2日)に向けて、印南町印南地内で早くもならしが始まった。日高地方の秋祭りは印南祭を皮切りに、10月5日の御坊祭をはじめ日曜日、祝日を中心に11月3日の寒川祭、宝神社祭まで続く。コロナ禍で神事のみの寂しい祭礼が続いたが、今年は4年ぶりに若中の威勢の良い掛け声や祭り囃子が響くにぎやかな秋の日高路となりそうだ。

 ならしも4年ぶりで、印南地内の浜区は役付きの子ども全員が初めてとなり、例年より1週間早く26日から始めた。28日も印南漁港内で行い、青年団らの指導で、太鼓(塩路琉心君・印南小5年)や獅子舞(廣野匠真君・印南小4年、西村昊輝君・同)、へや回し(土井智貴君・いなみこども園年長)を担当する役付きの子ども達が動きやリズムを確認するなど汗を流しながら練習に取り組んだ。片原悠貴団長(30)は「練習に取り組み、きちんと仕上げて本番でみんなに披露し、祭りを盛り上げたい」と4年ぶりの余興を楽しみにしている。
 ならしは今月末まで続き、祭り好きで知られる印南は10月2日の本番に向け、祭りムード一色となる。印南祭は浜、地方、津井、西山口、楠井、上野、野島が山口八幡神社。光川、本郷、東山口、宇杉が印南八幡神社で行う。山口八幡は激しい屋台の競り合いや地方区の雑賀踊り(別名・けんけん踊り)、印南八幡は屋台と御輿が印南川に飛び込む川渡りや東山口の重箱獅子があり、今年も多くの見物客らでにぎわいそうだ。


 その他の主なニュース

御坊市と市観光協会が市花火会場で「みーやちゃん」の公式インスタ、X、LINE登録呼びかけ

わかやま全国バレエコンクールでシュウバレエスタジオ(御坊市)の教室生活躍

県高校弓道 女子団体で日高Aが優勝、男子団体で紀央館Aが準優勝

日高町が町内の小中学校、保育所の児童生徒園児に備蓄品を配布