関係者がテープカットで海開きを祝い、安全を祈願
砂浜に埋め込まれたカプセルを探す子ども
日高町の産湯海水浴場で9日、期間中の安全を祈願する神事と式典があり、関係者らがテープカットなどを行った。式典のあと、砂浜に埋め込まれたカプセルを探す宝探し大会も4年ぶりにあり、中学生以下を対象に75人が楽しんだ。朝は雨模様だったが、なんとか持ちこたえ他府県ナンバーの車も入るにぎわいを見せた。
午前9時から海の家テラスで式典が行われ、産湯八幡神社・若田正孝宮司の神事で安全などを祈願したあと、松本秀司町長が「コロナ禍も落ち着きをみせ、今年は対策や制限もなくオープンできる。産湯は中紀唯一の海水浴場で、県内外から親しまれている。町を代表する観光資源として、水質も『AA』という高い評価を受けており、今年も訪れる海水浴客に満足して楽しんでもらえると思う。日高町に来てよかった、また来たいと思えるよう安全第一で心のこもった接客を心がけてほしい。天候に恵まれ、無事故でシーズンが終わるよう祈念したい」とあいさつ。海水浴場入り口ゲートで松本町長らがテープカットして海開きを祝った。
宝探し大会では、中学生以下の子どもたち1枚につき1人参加できる整理券を配布。海水浴場砂浜の約50平方メートル内で予め埋めておいたカプセルを探し、1人2個ずつ見つけては大喜び。カプセル内に番号が書かれた紙が入っており、引き換えに海の家で使えるアイス券や500円券、駄菓子などの景品を受け取った。
町担当者は「朝は雨模様だったが、なんとか持ちこたえ、初日から大阪など他府県のナンバーの車が入った。子どもたちも宝探しで夏の思い出づくりになったのでは。これからも観光資源をPRしていきたい」と話した。
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