紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

印南祭4年ぶり通常開催 〈2023年7月28日〉

2023年07月28日 08時30分00秒 | 記事


川渡御など4年ぶりの通常開催に


 日高地方秋祭りのトップを切る印南町の山口、印南両八幡神社の祭礼「印南祭」は、コロナ禍で取り止めていた獅子舞の奉納や屋台の川渡御などの余興を4年ぶりに行う。両神社に続く管内各神社の祭礼も同様に余興が復活すると見られ、3年続いた神事のみの寂しい秋祭りから、今年は祭り囃子や若中らの威勢のいい掛け声などが響くにぎやかな秋の日高路となりそうだ。

 印南祭は浜、地方、津井、西山口、楠井、上野、野島が山口八幡神社。光川、本郷、東山口、宇杉が印南八幡神社で行う。山口八幡は激しい屋台の競り合いや地方区の雑賀踊り(別名・けんけん踊り)、印南八幡は屋台と御輿が印南川に飛び込む川渡りや東山口の重箱獅子があり、毎年多くの見物客らでにぎわう。コロナ禍でここ3年は余興を取り止め神事のみ寂しい祭礼となったが、このほど両神社で行った夏祭りの際、今年は余興を行うことを最終確認した。
 本番に向けて9月から各地区でならしが始まるが、4年ぶりで獅子舞など初めての役付きの子どもがほとんどで本番まで練習に励むことになりそうだ。4年ぶりの通常開催に浜区の青年団副団長の鈴木啓斗さん(23)は「3年間できず寂しい思いをした。今年はみんなと楽しみたい」と秋祭りを心待ちにしている。


 その他の主なニュース

サイクルトレイン和歌山駅~御坊駅に利用拡大、8月21日開始

日高民泊体験交流会に児童30人参加、海釣りなど楽しむ

御坊市が第9期介護保険事業計画(令和6~8年度)策定委員会初会合

全日本女子学童野球で「和歌山ハーモニーズ」が2連覇に向け好発進