日高高校から出場する寺井さん、早田さん、芝田さん(左から)
8月9日と10日に松山市民会館で開催される全国国際教育研究協議会主催、第60回全国国際教育研究大会愛媛大会に、日高高校から寺井巴菜さん(2年)、芝田葵依さん(同)、早田朱里さん(同)が出場する。寺井さんは、9日の第43回高校生英語弁論大会に近畿代表として出場。「A little helping hand」を発表する。芝田さんと早田さんは、10日の第12回国際理解・国際協力に関する生徒研究発表会に近畿ブロック代表として出場。「ミャンマーと日本の相互理解促進プロジェクト!」を発表する。
寺井さんは、昨年10月から12月にかけて、外務省の対日理解促進交流プログラム「JENESYS2022」に参加し、ミャンマーの高校生とオンラインで交流。そこでの学びや感じたことをインスタグラムで発信したところ、ブルネイの人とコンタクトが取れ、その人とメッセージのやりとりを重ねるうち、ブルネイの抱える問題も知った。その経験から、高校生では課題を抱える現地に出向き直接解決につながる行動に関わることは困難だが、国際交流プログラム等に参加して国際理解を深め、SNS等で国際交流を図ることで、お互いを分かり合うことならできる、ということを訴える。
約5分の英語でのスピーチに「発音を意識し、聴衆に聞き入ってもらえるよう、抑揚をつけ、伝えたいところはゆっくりはっきり話すよう心掛けたい」と、寺井さん。
芝田さんと早田さんは、寺井さんらとともに参加した「JENESYS2022」でミャンマー高校生と交流したことから、深刻な社会情勢にあるミャンマーの現状を知り、現地の人からより詳しく聞きたいと思ったことから、今回の研究を開始。日本ではミャンマーに関する情報があまり多くないなか、SNS等で情報を発信、共有し、社会全体がミャンマーに関心を持つように環境形成することを課題として、相互理解を促す方法を探った。
ふたりは、JENESYS後も現地の学生と電子メールで継続的に連絡を取り合い、県内在住のミャンマー人とも交流を続けている。それら活動から得たミャンマーに関する情報を積極的にSNSで発信し、政治クーデターで危ない国とのイメージが強いミャンマーのよさをより広く知ってもらえるよう、今後も力を尽くしたい考え。「ミャンマーへの間接的なサポーターになれるよう頑張っていきたい」と展望を語る。
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