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納刊のお知らせ

2021年12月29日 17時00分05秒 | 記事

 30日付をもちまして本年の納刊とさせていただきます。1年間のご愛読ありがとうございました。1月1日付の正月特集号は24ページでお届けします。
 新年は3日まで正月休みとし、4日から営業、5日付(夕刊配達地域は4日夕)から発行します。
 皆さま、どうぞよいお年をお迎え下さい。

 令和3年12月29日 日刊紀州新聞社


管内市町 仕事納め式で職員の労ねぎらう コロナ終息し、希望輝く新年に 〈2021年12月30日〉

2021年12月29日 17時00分00秒 | 記事


健康福祉課代表に賞状を贈る三浦御坊市長


 管内市町で28日、仕事納め式が行われ、新年4日の仕事始めまで6日間の正月休みに入った。式では首長が新型コロナワクチン接種などコロナ対策で明け暮れた1年を振り返りながら職員の労をねぎらい、新年もふるさとの飛躍発展へ一致団結して職務にあたるよう訓示した。オミクロン株の感染拡大が懸念されるが、一日も早くコロナ禍が終息し、明るく希望に輝く新年になるようにと願う。

 御坊市 三浦源吾市長が今年度職員表彰を受けた健康福祉課の代表2人に賞状と記念品を贈り「ワクチン接種では健康福祉課の強力なリーダーシップのもと、全ての職員、関係者が一丸となって献身的に務めていただいたお陰で接種率は県下9市でトップの素晴らしい結果となった。本当にご苦労さまでした。ゆっくり休んでいい年を迎え、仕事始め式では元気な姿でお会いしましょう」と訓辞。宮路雅仁市議会副議長は「市民のため、知恵とアイデアを絞り『人と自然が調和し、笑顔と活力あふれる御坊』の実現に向け、市長を先頭に頑張っていただきたい」とあいさつした。
 美浜町 職員へ町長のあいさつをメール配信するかたちで実施。
 籔内町長は、ふるさと納税にかかる事務の業務終了後の協力や、新型コロナウイルスワクチンの毎週土日を返上しての集団接種、昨年に引き続いての感染症対策など、今年1年の職員らの働きをねぎらい、お礼。
「住民の方からは『役場内が明るくなった気がする。役場も入りやすくなった』と言って頂くことが多くなった」と、住民からの高評価も報告し「職員の皆様がそれぞれに努力し、一生懸命仕事に励んでいるおかげ」と感謝。
「明日からの6日間の休みで1年の疲れをしっかり取り、来年1月4日にはリフレッシュしたみなさんとの再会を楽しみにしています」と呼びかけた。
 日高町 午後5時から町農村環境改善センターで行い、職員約80人が参加。
 松本秀司町長は4月から町の機構改革を進めたことや志賀小と比井小の統合スタートなどをあげ「昨年から続く新型コロナウイルスへの対応で、ワクチン接種の際には子育て福祉健康課を中心として、職員一丸となり取り組んでいただき、町民から『親切丁寧な対応をしていただいた』とお褒めをいただき、職員の皆様には改めてお礼を申し上げます」と職員の労をねぎらった。
「早いもので私の任期も残すところあと約5カ月。コロナ禍がいつ終息するかわからない状況だが、引き続き、一層のスピード感を持って取り組んでいきたい」と抱負。最後に「家族そろって、すがすがしい新年を迎えられ、職員全員、心新たに仕事始め式が行えますようお願いします」と述べた。
 仕事始め式は1月4日午前8時30分から同センターで行う。
 由良町 午後5時から役場で開き、職員を前に山名実町長が新型コロナワクチン接種事業の労をねぎらい「2月から3回目のワクチン接種が始まります。忙しくなりますが、よろしくお願いします」と述べた。
 職員の不祥事にもふれ「皆さんと共に、町民の方
々が由良町に住んで良かったと思ってもらえるよう、今、何をすべきか、何をしていかなければならないのかを皆さんと共に考え実行し、より良い町を作っていきましょう。年明けに皆さんの元気な顔を見たいと思います。一年間、本当にお疲れ様でした」と述べた。
 職員の勤続表彰も行い、出納室主査・稲垣美香さんを30年勤続で表彰した。
 日高川町 5月に2期目をスタートさせた久留米啓史町長が、美山、中津両支所に続いて午後5時から本庁で「それぞれの部署や立場で、住民の皆さんや町のことを考え、公務に専念して頂き、ありがとうございます」と職員にねぎらいの言葉をかけた。
 町長は、紀の国わかやま文化祭など1年の出来事を振り返り「コロナ禍、皆さんが自身の担当業務がある中で協力し合い、約半年間にわたり、集団ワクチン接種を進めた。今の落ち着いた日常生活も皆さんが一致団結して取り組んで頂けたお陰。苦労をいとわず頑張って取り組んだことが住民の皆さんの安心した暮らし、町の発展に繋がるものと心から感謝している。年末年始は体を休め、心身ともにリフレッシュし、年明けは心機一転、公務に励んでほしい」と訓示。小早川幸信・町副町長の一丁締めで1年の業務を終えた。
 印南町 町役場で行い、全職員を前に日裏勝己町長は1年を振り返り、スピード感をもって推し進めてきたワクチン接種など挙げ「今年1年、職員の皆さんにはそれぞれの部署で『ワンチーム』として『オールいなみ』でご尽力いただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます」と労をねぎらい「来年以降も皆さんとともに『住んでよかった 住み続けてよかったと希望のもてる町 印南町』を実現するため先頭に立ち、かじ取りをさせていただきたい。来年は印南町にとって素晴らしい年、希望をもてる年となることを願っている」と述べた。


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キックボクシング 王者入田(日高川町)KOで3度目防衛 元極真空手王者を右拳で一蹴 〈2021年12月29日〉

2021年12月29日 08時30分00秒 | 記事


チーム日高関係者と3度目の防衛成功を喜ぶ入田選手


 王者入田が、極真会全日本空手道4連覇の強敵を自慢の右フックで一蹴し、チャンピオンベルトを三度、日高に持ち帰った。キックボクシング・ヘビー級王者、総合格闘技TEAM日高(垣内義秀代表)の入田和樹選手(35)=日高川町入野=が26日、福岡県飯塚市で行われたドリームゲート11で3度目の防衛戦に挑み、藤井将貴選手(30)を相手に2R42秒で圧巻のKO勝ちを収めた。

 3度目の防衛戦の相手は、2013年から4年間にわたり空手道全日本王者に君臨し、ピーター・アーツが才能を激賞したという強敵。過去2度の防衛戦を1RKO勝ちで圧倒的な強さを見せつけた入田選手にとっても苦戦が予想された。プロ転向から4戦連続の1RKOを狙って果敢に攻めたが、1R途中、レフリーの制止を無視してパンチを出した相手に熱くなったが「不意なパンチをもらって冷静になれず、なかなか倒せずに極真王者の風格と蹴りの凄さを感じた。セコンドの言葉で2Rは落ち着いて自分の戦いができた」と話したように、垣内代表から「間合いを詰めすぎている」とのアドバイスで冷静さを取り戻した。
 2R開始直後、入田選手がワンツーでコーナーに追いつめると、強烈な右フックが相手の左額をとらえてダウンを奪った。左眼まぶたに深い傷を負った相手も流血しながら何とか立ち上がったが、右のローキックから右フックで一気に畳み掛けると、2R42秒でレフリーストップがかかって4戦連続のKO勝ちで3度目の防衛を果たした。
 入田選手は「試合前から極真王者のオーラを感じていた。防衛のたびに地元はじめ県外などからも応援してくれる人が増え、期待へのプレッシャーもあったが、仲間のおかげでKO勝ちで防衛できてうれしい。日ごろの練習と冬場の走り込みの成果が出せた。試合後には色々なオファーを頂き、年明けから次を目指したい」と話し、防衛更新とともにさらに上の世界を視野に入れた。垣内代表は「強い相手だと分かっていたが、倒してくれると思っていた。1Rは少しカッとなっていたが、余裕があった。2Rは冷静になって入田らしい戦いぶりをしてくれた。本当に強い」と愛弟子の圧倒的な強さをたたえた。


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