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日高川農業振興協若い部会 農育プロジェクトスタート 高校生らが農作業労働 〈2021年12月14日〉

2021年12月14日 08時30分00秒 | 記事

 若者に体験ではなく労働力として農作業をしてもらう日高川町農業振興協議会若い農業者部会(藏光俊輔代表)の「農育プロジェクト」で、町内の高校生らが各農家でミカンの収穫や梅の木のせん定などで農作業に励んでいる。
 プロジェクトは地元の農業、農家の現状にふれてもらう機会を提供することで、農業を将来の進路として考えてもらうのが狙い。初めてとなる今年度は部会メンバー7人宅で毎月4回、週1回程度実施することにしている。時給1000円で町内在住の高校・大学生を対象に募集している。

 プロジェクトは地元の農業、農家の現状にふれてもらう機会を提供することで、農業を将来の進路として考えてもらうのが狙い。初めてとなる今年度は部会メンバー7人宅で毎月4回、週1回程度実施することにしている。時給1000円で町内在住の高校・大学生を対象に募集している。
 若野の森隆農園=森幹也さん=では10日、高校生男女2人が参加。ピークを迎えているミカンの収穫に勤しんだ。段々畑にはオレンジに色づいた果実がいっぱいに連なる木々が並び、2人は枝に次々とせん定はさみを入れて丁寧に果実を取って作業を手伝い、農園の人とも会話に花を咲かせた。
 玉置華音さん=和佐=はバイトを探していたところ、母に勧められて参加。祖父がミカン農家のためミカンにはなじみがあり、小さい頃には手伝ったことも。約10年ぶりのミカン収穫に「小さい頃にしたのでやってみたかった。とても楽しく懐かしいです」と笑顔。
 森さんは「猫の手も借りたいくらい忙しいので本当に助かってます。高校生にとっては時給もいいし、都合も合わせられるので最高のアルバイトだと思います。この人生経験を通じて日高川町は一次産業が盛んな地域だということを胸に刻んでくれると思う。私たちも高校生との会話が楽しく新鮮でとてもいい刺激になってます」と話した。
 参加の申し込み、問い合わせは日高川町農業振興課内町農業振興協議会若い農業部会事務局(電話22・2048)か(メールnou
gyou@town.hidakagawa
/lg.jp)、(応募フォームhttp://form.run/@hi
dakagawa)。


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