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市議会一般質問 「今こそスケートパーク整備を」 山田議員要望、競技団体結成へ 〈2021年12月8日〉

2021年12月08日 08時30分00秒 | 記事


パーク候補地に上がる運動公園パターゴルフ場


 御坊市12月定例議会は7日に再開し、一般質問を行った。トップバッターの山田勝人議員が平成25年、26年に続いて3回目となるスケートパーク(スケートボード場)整備を取り上げ、今夏の東京五輪で日本人選手が大活躍し、スケボー人気が高まっている「今こそ、整備の具現化を」と強く求め、年明けに愛好家らで競技団体が結成されることも明らかにした。市当局はニーズ調査、競技団体との協議等を行い、方向性を検討する考えを示した。

 過去2回の一般質問で当時の市当局は「しっかりした組織、指導者がいることが大前提」と答弁し、これまで具体的な動きはなかったが、山田議員は「オリンピックの正式種目となり、日本人選手の大活躍で今や市民権を得た押しも押されぬ人気スポーツ。東京オリンピックの熱さめやらぬ今こそ、パーク整備に一歩踏み出す格好の時期」と整備の具現化を求めた。
 細川哲・市教委生涯学習課長は「市としてスケボーの競技人口や施設整備の利用者ニーズを把握できておらず、愛好者ら団体との協議の場も持てていないのが現状」と述べた上で「今後、協議の場を設ける上でも、協議する関係者の調査、日高郡内のニーズ調査を行い、関係者の意見を聞きながら今後の方向性を考えたい」と具体的な調査、検討を進める考えを伝えた。
 パーク候補地として山田議員は現在、老朽化で休止状態の御坊総合運動公園パターゴルフ場(2000平方メートル)が「最適だと思う。騒音の心配もなく、工事にも直ぐに取りかかれる」と当局の見解を質し、林守・商工振興課長は「整備すると決まれば候補地として使えると思う」と答弁。
 山田議員は、市との協議開始に向けて「年明けには競技団体を立ち上げることになっている」と述べた上で、スポーツを通じての青少年健全育成、地域活性化など波及効果が期待できるパーク整備は「市の新政策にふさわしいと思うが」と、三浦源吾市長の見解を質し、市長は「東京オリンピックで関心度、注目度が上がり、地域資源になり得るもの。愛好家の皆さんと知恵を絞り、盛り上げていければ」と、前向きに取り組む考えを示した。


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