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由良町長選きょう投票 〈2020年4月26日〉

2020年04月26日 08時30分00秒 | 記事


投票所の準備が整う


 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選挙は5日間の選挙戦を終え、きょう26日に投票が行われる。ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=、元町議で会社役員の馬場博文氏(56)=衣奈=、元町議で自営業の山名実氏(63)=吹井=による三つどもえ。地元2氏が激しい一騎打ちを展開し、リードする馬場氏を山名氏がとらえたか、混戦のままゴールへ。12年ぶりの選挙戦は新型コロナの影響で選挙ムードが盛り上がらず、投票率は80%を下回ると予想される。午後7時30分から役場で即日開票され、午後9時30分ごろ大勢が判明する。

 現職・畑中雅央氏(75)=当選3回=の今期限りの勇退表明を受け新人3人が立候補。12年ぶりの選挙戦となったが、そろって表明が遅かったことに加え新型コロナの影響で人を集められず、各候補とも運動しづらい中、短期決戦に挑んだ。
 根来氏は縁のない町で、人口減少にストップをかけようと、伝統と新しいもの、若者と年配の世代、それぞれが調和し暮らしやすい町づくりを訴えた。
 馬場氏は「ふるさとを豊かに 未来に希望を!」をスローガンに産業の育成、防災・防犯対策の強化など思いやりにあふれた町づくりを訴えた。
 山名氏は「若人が集う」「子育て世代にやさしい」「高齢者にやさしい」の実りある3つの町づくりを掲げ、若者の定住・移住などを訴えた。
 現職・畑中氏が新人同士の一騎打ちを制した前回(平成20年)の投票率は85・28%で、町村合併で現在の由良町が誕生した昭和30年以降、2番目に低かった。12年ぶりの選挙戦になったものの、選挙よりも新型コロナへの関心が高いこともあり、前回を下回り70%台が予想される。
 20日現在の有権者数は4989人(男2419・女2570)。投票は26日午前7時から午後6時まで町内16カ所で、開票は午後7時30分から役場で行われる。開票速報は1回目が午後8時、2回目以降は20分おきに発表され、午後9時30分には大勢が判明するとみられる。


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