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御坊市長選へ14団体の要請受け 新人・三浦源吾氏(前日高振興局長)7日に出馬表明 〈2020年4月7日〉

2020年04月07日 08時30分00秒 | 記事

 5月17日告示、24日投開票の御坊市長選(任期満了6月10日)に向け、新人で前日高振興局長の三浦源吾氏(60)=保守系無所属、御坊市島=が、きょう7日午前10時から市役所記者室で出馬表明する。5日までに保守一本化を象徴する現職の柏木征夫市長、二階俊博自民党幹事長の両後援会など14の各種団体等が出馬要請し、これを受ける形で出馬を決意。4年前の市長選は保守分裂の激戦となり、しこりを残しただけに「御坊市をワンチーム、オール御坊でひとつにまとめられる人」として大きな期待を集めている。

 3月11日の市議会一般質問で柏木征夫市長(79)=当選7回、薗=が今期限りでの引退を表明したあと、4年前の選挙戦を戦った市長派、反市長派双方から名前が出ていた三浦氏を統一候補とすることで水面下で調整が進められてきた。三浦氏以外にも複数の名前が挙がっていたが、いずれも「三浦氏が出馬するなら応援する」との意向を示したことで、比較的スムーズに一本化が図られた。
 後援会の母体となる発起人会には、過去の市長選で柏木市長の後援会長を務めた前御坊商工会議所会頭の吉田擴氏、二階俊博後援会「新風会」御坊市新風会長の高垣太郎氏、御坊商工会議所会頭の上西一永氏、JA紀州組合長の芝光洋氏、紀州日高漁協組合長の松村德夫氏らが名を連ね、三浦氏に出馬要請するとともに後援会の組織づくりなどを話し合い、後援会長に吉田擴氏が就任。5日までに計14団体が出馬要請した。
 出馬要請したのは柏友会(柏木市長後援会)新風会(二階幹事長後援会)市建設業協同組合、市管工事業協同組合、市商店街振興組合連合会、日高川土地改良区、名田周辺土地改良区、日高環境衛生協同組合、ごぼう歩こう会有志、名田区長会、紀州日高漁業協同組合、紀州農業協同組合、東春日会、丸山区民有志。
 三浦氏は日高高校、京都産業大学卒。昭和57年に県庁に入り、日高県事務所や御坊土木事務所で23年間勤務したあと、県民生活課長、農業生産局長、水産局長を務め、平成30年から先月末に定年退職するまでの2年間、日高振興局長を務めた。


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