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由良町長選 馬場博文氏、山名実氏の一騎打ち きょう早くも中日、支持拡大へ 〈2020年4月23日〉

2020年04月23日 08時30分00秒 | 記事

 21日に告示された由良町長選挙は、きょう23日が早くも中日。ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=名古屋市=、元町議で会社役員の馬場博文氏(56)=衣奈=、元町議で自営業の山名実氏(63)=吹井=による三つどもえだが、町に縁がない根来氏を引き離し、馬場氏と山名氏が事実上の一騎打ちを展開。新人同士の戦いに加え、今季で勇退する現職・畑中雅央氏(75)=衣奈=が後継者を擁立しなかったことから有権者は揺れ動いている。

 根来陣営 初日は、ほぼ町内全域を巡った。町に縁がないため、運動員なしで一人で選挙戦という不利な状況の中、TwitterやYou Tubeを活用し、出馬表明した記者会見の模様、人口減少に歯止めがかからない町の現状、公約(出産祝い金や敬老祝い金の給付・奨学金返済支援制度の創設)を動画で配信し支持を訴えている。
 中盤以降は街頭演説に力を入れる構えで「SNSの反応がどれだけあるかは分からないので、街頭でもっと情熱的に訴えていきたい」と話し、出遅れた分を取り戻そうと気を引き締める。街頭演説もTwitterでライブ配信し支援を呼びかけていく。
 馬場陣営 初日は、町内全域を回り支持を訴えた。
 町議としての実績を誇る馬場氏は「ふるさとを豊かに 未来に希望を!」をスローガンに、産業の育成▽防災・防犯対策の強化▽福祉の充実▽人口の減少対策▽教育の充実を公約に掲げる。
 陣営によると「支持の広がりは分からないが、感触はいい」と手応えを感じる一方、コロナで政策を訴えにくい状況から今後、どれだけ支持拡大をはかれるか読めないと不安の声も。地元・衣奈区を中心に、元JA職員という強みを生かし農業者への支持を広げているとみられ、候補者不在の由良地区で票の上乗せに懸命だ。
 山名陣営 初日は、街宣車で町内を巡った。HP・ライン・フェイスブックのQRコードを印刷した選挙チラシを配布し、動画で政策を訴える作戦を展開中で「SNSで政策を知ってもらい、口コミで支援の輪が広がれば」と期待を寄せる。
 町商工会や観光協会の会長も経験し、若人が集う、子育て世代や高齢者にやさしい実りある町づくりの実現を目指し、若者定住・移住対策、防災対策、高齢者支援、教育・観光・産業振興を公約に掲げる。
 地元・吹井区を中心に白崎地区、出身地の網代区で支持が徐々に広がっているとみられ、衣奈地区、由良地区でどれだけ票を伸ばせるかで流れが変わりそう。


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