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第10回きのくにロボットフェスティバル全日本選手権に海外から初参戦 〈2016年11月30日〉

2016年11月30日 08時30分00秒 | 記事

艾克瑞特機器人集団(写真はロボット製作の様子)


 12月18日に御坊市立体育館で開く「きのくにロボットフェスティバル第10回記念大会」の全日本小中学生ロボット選手権に和歌山県と友好提携を結んでいる中国・山東省から選抜4チームが参加することが正式に決まった。海外勢として初参戦となり、全国各地の予選を突破した国内勢と技術を競い合うほか、地元の御坊小学校児童との交流戦も行い、両国の友好親善にひと役買う。

 小中学生ロボット選手権大会は「ロボットの甲子園」を合言葉に実施。第1回大会は「きのくに学生ロボットコンテスト」として県内だけだったが、第2回大会から近畿地区で予選会を開き、第4回大会から北陸地区の福井県、第5回大会から東海地区の岐阜県が加わり、第6回大会から「全日本小中学生ロボット選手権」に格上げし、四国地区の徳島県が加わるとともに全国枠を設けて全国の小中学生を対象に公募。その後も関東地区の栃木県、中国地区の島根県、九州地区の宮崎県が参加し、着々と全国に規模を広げている。
 10回目の記念大会となる今年は初の海外勢として中国が参戦する。県と友好提携を結んでいる山東省の艾克瑞特(あいくりえいと)機器人集団から小・中学生各2チーム(1チーム4人)16人が参加。同集団は山東省各都市にあり、生徒数は4歳から中学生まで約3千人。主に週末、平日夜に活動し、海外で開催されたロボット大会で優勝経験もある。
 同省内から選抜された子ども16人と引率教諭2人(団長は張祖平・済南市艾克瑞特培訓学校長)が来坊し、18日の選手権で国内勢と対戦するほか、前日の17日午前9時から市勤労青少年ホームで御坊小児童と交流戦を行う。今年7月にも来県し、和歌山工業高等専門学校や和歌山市立藤戸台小学校と交流した。県と山東省は農業や環境など各分野で技術支援など人的交流を続け、昨年11月に山東老年大学学生25人が来坊し、市民大学「はまぼう学園」と友好交流会を開いた。
 スーパーロボットショーは接客や案内を支援する(株)日立製作所の「EMIEW3(エミュー・スリー)」と、高度な人工知能が搭載された富士ソフト(株)の人型コミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」が参加。今年の全国高専ロボコン大会上位チームのパフォーマンス、県内高校生対象の「きのくに高校生ロボットコンテスト」のほか、4年連続で韓国ロボットも参加し、ステージでデモンストレーションを行う。10周年記念事業として全国の小中学生を対象にしたアイデア絵画展「わたしのアイデアロボット」の表彰式もある。


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