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御坊市「住みよさ」ランキングで全国63位、利便度12位 〈2024年6月21日〉

2024年06月21日 08時30分00秒 | 記事


全国的に住みよいまちに位置づけられる御坊市


 東洋経済新報社が毎年発表している「全国都市データパック」2024年版で、総合評価となる「住みよさ」ランキングで御坊市は全国812市区で63位、近畿111市で8位。昨年より順位を落としたが、上位をキープ。利便度は昨年の全国14位から過去最高の12位にランクアップし、全国的に見ても住みやすいまちと評価され、三浦源吾市長は「市民の皆様も『住みよいまち』と自慢に思い、ふるさとに愛着をもってほしい」と話している。

 住みよさランキングは安心度(人口当たりの病床数や刑法犯認知件数、介護施設等定員など)や利便度(人口当たりの大規模小売店店舗面積や小売販売額、飲食店数など)快適度(転出入人口比率や水道料金など)富裕度(財政力指数や1人当たり所得など)の20指標について偏差値を算出し、その平均値を総合評価として順位付けしたもの。
 2024年の総合評価で御坊市は全国63位。過去最高だった昨年30位から順位を落としたが、過去3番目に高い順位。2019年に30位にランクアップされて以降、2020年65位、2021年92位、2022年68位、2023年30位と、常に二ケタ順位をキープしている。
 近畿ブロックは8位で昨年2位から順位を下げたが、トップ10を維持。2022年6位、2021年12位、2020年5位、2019年2位だった。県内9市では6年連続で断トツの1位をキープしている。
 4つの視点のうち、利便度は御坊市が全国12位とトップレベル。昨年まで4年連続で14位をキープし、今年はランクアップして過去最高順位となった。安心度は173位で昨年95位から順位を落としたが、1万人当たりの医師数は全国34位、病床数は32位と高く、2019年以降は常に200位以内に位置し、全国的に見て「住みよいまち」として位置づけられる。
 また、昼夜間人口比率は114・72%で昨年と同じく全国18位。2022年までは3年連続17位で、商工業や医療、教育などの機能が集積し、日高地方の雇用の中心になっていることを示している。
 富裕度は507位(昨年444位)、快適度は599位(昨年572位)だった。
 三浦源吾市長は「毎年、住みよさランキングの発表を楽しみにしている。今年は昨年より順位を下げたが、全国的に見ても『住みよいまち』と自慢できると思っているので、市民の皆様も自慢に思い、ふるさとに愛着を持っていただきたい。今後もランクアップをめざし、第5次総合計画実現に向けて全力で頑張りたい」と話した。


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御坊市・八幡山城跡発掘調査で柱穴等検出 〈2024年6月20日〉

2024年06月20日 08時30分00秒 | 記事


日高平野を一望できる城跡発掘調査現場


 御坊市教育委員会が藤田町吉田、八幡山城(別名・吉田城)跡で実施している発掘調査の現地説明会が、22日午後1時30分から行われる。南北朝時代初期の1346年に吉田の領主・吉田蔵人源頼秀が築いた城で、城跡から掘立柱建物の柱穴や炉を検出し、土師器皿や土釜などが出土され、教委は「南北朝時代の城の構造をそのまま遺す城跡であると評価できる」としている。

 市史や和歌山城郭調査研究会によると、八幡山城は八幡山東方「城ケ峰」(神社裏山)の丘(標高73~60メートル)にあり、残存する城郭は南北約20メートル、東西約30メートルの長円形を上段とし、それに付随する下段から成っており、城跡の西方に大きな堀切がある。矢田荘吉田村領主だった吉田蔵人が築城、南朝の正朔を奉じたと伝えられる。
 子孫のヨシダエルシス(株)代表取締役会長の吉田擴氏(81)の吉田家資料によると、吉田氏は政所として吉田に住し、土生城主逸見氏や日高川筋で50カ村を領していた山崎城主川上氏と婚姻関係を結んで、この地を治めた。1379年に北朝軍の進攻により共に敗退するが、その間、頼秀、その三男吉田金毘羅丸源頼貞は逸見氏らと道成寺に梵鐘を寄進、屋根修理世話人など大檀那となった。
 吉田擴氏ら4人のきょうだいが私財を投じ、地元関係者等でつくる八幡山城城跡整備事業委員会が城跡に展望公園や遊歩道を整備するのに伴い、市教委が城の内容や残存状況を把握するため、5月下旬から確認調査を実施している。城の規模は東西約70メートル、南北約50メートル。幅1・5メートルの溝状の調査区を設け、約180平方メートルで調査を行い、現在終盤に入っているという。
 これまでの調査で掘立柱建物の柱穴や土坑、炉などを検出し、土師器皿や土釜、鉄釘の遺物が出土。城の構造は標高72メートルの頂上部を占める東西に長い楕円形の主郭の周囲に同心円状に2段の帯曲輪(おびぐるわ)を巡らしたと想定できる。尾根続きとなる西側には鞍部(あんぶ)を利用した空堀を置き、東西軸線上の曲輪端に土塁を配し、曲輪間の斜面には切岸(きりぎし)を設けている。
 市教委は「遺物から、言い伝え通り南北朝時代に使われていたことが明らかになり、当時の構造をそのまま遺す城跡であると評価できるとともに、建物など内部構造を垣間見る資料を得た」としている。現地説明会は教委、八幡山城城跡整備事業委員会の共催で行う。小雨決行。荒天時中止。申し込み不要。集合場所は北吉田蓮の郷駐車場。


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印南町高台の宅地化図る未来投資事業効果 〈2024年6月19日〉

2024年06月19日 08時30分00秒 | 記事


住宅23軒が建築されるなど事業効果が現れる


 印南町は、近い将来起こるとされている南海トラフ巨大地震で想定される津波の浸水区域外の高台などを対象に宅地化を促そうと町道や水道施設の整備を進めている。未来へ向けての投資と位置付け未来投資事業と銘打って令和元年度から取り組んでいるもので、同事業で整備を進めた現場周辺に23軒の住宅が建築(建築中含む)されており、町は今後も宅地化などを促すため水道などインフラ整備に取り組む考えだ。

 町は、第5次長期総合計画基本計画や人口ビジョン・総合戦略の策定に伴い実施した住民アンケートで「人口流出等による社会減の対策」として「新たな宅地造成など住む場所の確保」を上げた回答が多かったことを受けて住宅用地確保に力を入れており、その一つとして未来投資事業を導入。
 昨年度までの5年間で沿岸地域の切目や印南地区の14カ所で道路の拡幅や配水管布設などの工事を実施。町道改良事業に合わせて配水管布設工事を行った現場では建築中も含め住宅9軒が建てられるなど事業の成果が現れている。
 17日の6月議会一般質問で同事業の費用対効果を問う質問に、平田雅規企画産業課長は「23軒の新築住宅の建築、農地転用許可申請もあり、若者を中心とした住む場所の確保を発揮しているものと考える」とし、民間組織「人口戦略会議」が分析、公表している将来的に「消滅の可能性がある」自治体に10年前の分析では対象だったがこのほど公表された分析レポートでは消滅可能性自治体から脱却したことを挙げ「一つの分析において前回より数値が向上しているということは施策の効果があることの一つの指標になる」と効果を強調した。
 今年度も切目、印南地区の3カ所で配水管布設や道路拡幅を約3000万円をかけて取り組む。


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青山学院大が日本大学野球選手権連覇 西川史礁選手、大会タイ7四死球 〈2024年6月18日〉

2024年06月18日 08時30分00秒 | 記事


全日本大学野球選手権を連覇した青学大・西川史礁

胴上げされる西川選手


 日高川町山野出身、西川史礁が4番に座る青山学院大(東都)が、13年ぶり史上6校目の全日本大学野球選手権連覇の快挙を達成した。早稲田大(東京六大学)を2―1で下して6度目の優勝で歓喜に湧いたが、侍ジャパンのトップチームで活躍した西川選手は勝負を避けられ、4試合で7四死球の大会タイ記録。2安打の結果に悔し涙を流したが、出塁がチーム最多の5得点に結びつき、優勝につながった。喜びと悔しさをバネに大学4冠を目指す。

 昨年も4番・左翼手でフル出場の西川史礁選手(4年)=丹生中、龍谷大平安高卒=は、今大会も初戦から4試合にフル出場した。しかし、大学侍Jの4番も務め日米野球優勝、大学生ながらプロに混じっての侍Jトップチームでの活躍に、相手チームは徹底して警戒し、初戦から四球で勝負を避けた。フル出場にも関わらず4試合で打数はわずか10。四死球7は大会タイ記録となった。
 16日の決勝早大戦でも第1打席がまたも四球。「個人的には納得がいく結果が出ずに悔しかった」という焦る気持ちが厳しいボール球に手を出し、8回の遊ゴロでは一塁に気迫のヘッドスライディングを見せた。それでも青学の2年連続6度目の快挙に「昨年は、あと一歩で大学四冠を逃した悔しさから4年としての新チームが始まった。どうすれば負けないかを4年中心で考え、大学日本一という最高の景色に立てたことをすごくうれしい」と史上6校目の快挙を喜んだ。「悔しさと喜びをプラスに変えて一からやっていきたい」、2度目の大学侍J招集と秋の東都L連覇、昨年は準優勝で逃した明治神宮大会制覇で大学4冠を見据えた。
 天理大・小池も健闘 天理大の小池倖史郎外野手=3年、湯川中・日高オールスターズ、箕島高出身=は準決勝の青学戦で西川選手と直接対決したが、高い壁に屈した。先発出場で1打数無安打に終わったが、大会を通じて9打数3安打の成績を残すなど天理大初の4強進出に貢献した。


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八幡山公園(御坊市)で宮子姫プロジェクションマッピング 〈2024年6月16日〉

2024年06月17日 08時30分00秒 | 記事


八幡山公園で行う宮子姫プロジェクションマッピング
のイメージ=「Hira&maja」提供


 御坊市観光協会(高垣太郎会長)は14日、市内の「花ご坊」で令和6年度総会を開き、事業計画など承認した。来年の大阪・関西万博に向け、新たに宮子姫ゆかりの地「八幡山公園(髪長姫公園)」で宮子姫プロジェクションマッピング(PM)のイベントを行い、ライトアップも含めて道成寺周辺の新たな観光開発につなげたい考え。日高川の恵みやジビエを生かしたフルコース料理を開発し、提供するツアーやイベントも行い、市内への誘客促進に努める。

 プロジェクションマッピングは、プロジェクター等の映写機器を用いて立体的にCGなどの映像を投影する技術、パフォーマンス。宮子姫生誕の地、ゆかりの地を全国に発信する「宮子姫聖地化プロジェクト」の一環として日高川町在住のデザインで地方を活性化するプロジェクションマッピング集団「Hira&maja」に委託し、宮子姫伝説のプロジェクションマッピングを作成する。
 日本のシンデレラストーリーと言われる「宮子姫伝説」の魅力を美しい映像と音楽で伝える作品(10分程度)をつくり、完成後の秋に八幡山公園の東屋(四阿)で投影するイベントを開き、道成寺との関連を伝える講演・解説なども行う。夜間の観光開発としてプロジェクションマッピングやライトアップを取り入れたイベントを道成寺周辺で継続的に行うことで万博にあわせたインバウンドなどさらなる誘客促進、滞在時間延長等に努める。
 日高川の恵みフルコース開発は、昨年度行った滋賀県への視察研修をヒントにアイデアを出しプロジェクト化。観光協会員と連携し、アユやウナギ、アマゴ、モクズガニなど日高川の川魚、イノシシやシカのジビエを使ったフルコース料理を開発し、秋に行うモニターツアーで提供するとともに、ウナギやアユのつかみ取りなど体験イベントも行う。御坊の食材(豆)を使った地ビールづくり、日高川を屋形船で巡るツアーなども検討し、新しい体験型観光としてブラッシュアップしていく考え。

3月8日「みーやちゃんの日」
ゆるキャラ集めパーティー
 市制施行70周年記念事業で新たに3月8日を「みーやちゃんの日」に設定(語呂合わせで)し、近隣市町のゆるキャラを集めたパーティーを開き、家族連れらに楽しんでもらう。
 SNSを活用したPR事業では「みーやちゃん」が会員事業所を訪問し、インスタグラムで事業紹介など発信する。
 このほか、7月にみーやちゃんぬりえコンテスト、10月に宮子姫時代行列、11月3日に第3回宮子姫こどもまつり、12月にガーデニング教室、1月にみーやちゃんカルタ大会を開く。

 新規会員承認 新規会員に大前章浩氏(御坊市)、とびやま花しょうぶ園(浅井了二園長)、NAVEL(谷口光代表)、日高川漁業協同組合(向井孝行組合長)を承認した。


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三浦源吾・御坊市長が2期目の所信表明 〈2024年6月15日〉

2024年06月15日 08時30分00秒 | 記事


2期目の所信表明演説を行う三浦市長


 御坊市6月定例議会が14日に開会し、5月執行の市長選で再選を果たした三浦源吾市長(64)が、2期目の所信表明演説を行った。公約に掲げたまちづくりの5本柱と連動する第5次総合計画の実現に向け「明るく楽しく前向きに仕事をすることをポリシーに使命感、責任感、正義感を常に忘れず、職員とともに熱い心と冷静な頭で市民の皆様の幸せ実現のため、仕事に邁進したい」と決意を述べた。

 議会代表の山本清司議長から「さらなる市民福祉向上のため、効率的な事業推進を図り、数々の施策展開を大いに期待します。私たち議会も、ともに市勢発展に寄与していきたい」と激励を受けた三浦市長は「議員の皆様から温かくお迎えいただき、身に余る光栄です。市民の皆様のご期待と市長という使命と責任の重さに改めて身が引き締まる思い。全身全霊で市長の職務に励むことを決意している」と述べた。
 市政運営は「健康で明るく楽しく前向きに笑顔あふれるまちづくり」をキャッチフレーズに(1)災害による犠牲者ゼロをめざし市民の生命と財産を守るまち(2)子どもと大人が集い、明るく楽しく学べるまち(3)健康でいきいきと安全に、ここに住みたいまち――など5本柱を掲げ「市民のサービス低下を招かない効率的かつ効果的な施策の選定と推進による持続可能な行財政運営を行っていく」との方針を示した。
 特に防災対策を重点課題と位置づけ、各家庭での家具固定や個別避難計画の策定、自主防災組織の連携強化と未設置地域での組織設立などソフト対策に力を入れる。教育では「学校の再編等を含め教育環境を整える」、健康づくりでは検診受診率の向上、高齢者のフレイル予防対策、認知症施策の推進。観光では笑顔に焦点を当て市民との協働で魅力を発信し、交流・関係人口創出に努める。産業では日高港の振興、農水産業の経営安定化、空き店舗の利用促進や創業者支援などに一層力を入れる。
 今年度は市制施行70周年記念。「今後も市勢発展を願い、市民の皆様とともに誰もが御坊に愛着や誇りを持てるまちづくりを推進していきたい」と述べ、最後に「一人でも多くの市民の皆様が『生まれて住んで良かったまち』『誰もが住みたいまち』と実感できるまちづくりを市民の皆様と協働で進めていきたい」と述べ、市民に行政、まちづくりへの参画を促した。
 引き続き、上程議案の提案理由を説明。市ふれあいセンター経営状況など報告5件、専決処分の今年度一般会計補正予算を承認し、午前中に散会。18日に再開し、一般質問を行う。


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切目川漁協がウナギ千匹を放流、今年度から漁を有料化 〈2024年6月14日〉

2024年06月14日 08時30分00秒 | 記事


ウナギを放流する児童


 印南町の切目川漁業協同組合(廣原敏弘組合長)は13日、同町羽六、美里、切目川ダム上流の上洞地内の切目川3カ所にウナギ1000匹を放流した。同組合は独自事業で令和元年度から放流に取り組み、一昨年に漁業権取得し今年度から切目川でのウナギ漁を有料化。「うなぎをとる人は法により鑑札が必要です」と記した啓発看板を設置するなどし注意を呼びかけている。

 放流したウナギはすさみ町の業者で養殖された体長30センチ前後。清流小学校近くの羽六地内の放流では同校の4、5、6年生35人も参加。廣原組合長が「元気なウナギです。みんなも負けないよう勉強や運動を頑張って下さい。『大きく育ってね』と声をかけて放して下さい」と呼びかけたあと、児童は数匹バケツに入れてもらい手で掴まえるなどして河岸から放した。ウナギを釣ったことがあり、食べるのも好きだという福田篤人君(6年)は「ぬるぬるして捕まえにくかった。大きくなったのを釣って食べたい」と話した。
 放流は「昔のようにウナギがよく捕れる川にしたい」との思いから取り組み始め、今年度から有料化した。竿・手釣り、筒(一人3本まで)いずれも漁券が必要。漁券は組合員(入漁券)が年券2500円、組合員以外(遊漁券)は年券5000円となっている。
 漁券販売所は次の通り。
 野口商店(宮ノ前)、廣原商店(古井)、こさめ庵(羽六)、栄土孝宅(丹生)、堀初吉宅(田ノ垣内)、前田自動車店(上洞)。


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日高町「比井崎コミュニティ公園」13日から供用開始 〈2024年6月13日〉

2024年06月13日 08時30分00秒 | 記事


バーゴラや大型複合遊具などを整備


 日高町の松本秀司町長が掲げた公約で、旧比井小グラウンドを有効活用して整備を進めていた「比井崎コミュニティ公園」が完成し、13日から供用開始する。旧校舎は、すでに民間によるカフェ運営など利活用されており、合わせてグラウンド側を公園にすることで、相乗効果による地域活性化が狙い。大型複合遊具などがある「ちびっこスペース」のほか、「くつろぎスペース」、「多目的スペース」を設け、誰もが憩える空間を作っており、住民らの活用が期待されている。

 旧比井小グラウンド側約3800平方メートルに3つのスペースを取り入れた公園整備に昨秋から着工。400平方メートルの幼児向け「ちびっこスペース」では、3つの滑り台等がついた大型複合遊具「プレイボードワンダー」、スイング遊具、乳幼児用もついたブランコなどを置き、楽しめる空間に。クッション性を高めた地面にし、安全面も配慮した。
 500平方メートルの「くつろぎスペース」には、格子状の屋根を持つ構造物「バーゴラ」を設け、日よけ機能に特化したシェードタイプを導入。地面はレンガ調にしたインターロッキング舗装でおしゃれな仕上がり。社会医療法人黎明会=御坊市=が物販を併設したカフェ「ひいのの」が旧校舎内にあるため、バーゴラにベンチを置いて、保護者らは、くつろぎながら子どもたちを見守れる。
 この2つのスペースは西側の旧校舎側に上下に分けて設け、残る東側はグラウンド2100平方メートルで、スポーツなどができる「多目的スペース」にし、バーゴラや健康遊具も設置。18台(うち障がい者等用駐車区画1台)が止められる駐車場や駐輪場、多目的トイレも整備した。
 先行して宝くじコミュニティ助成事業で1000万円を活用して遊具設置を進めるなどし、10日に完成したばかりの総事業費約1億1000万円の事業。設計は日本工営都市空間(株)和歌山事務所=和歌山市、稲葉英樹所長=、施工は町内の(株)中村建設=日高町、中村昭代表=。


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印南町 井戸手押し式ポンプ設置支援補助、好評 〈2024年6月12日〉

2024年06月12日 08時30分00秒 | 記事


支援補助金を活用し手押し式ポンプを設置


 印南町は、井戸の組み上げに使う手押し式ポンプの設置や水質検査の費用を補助する災害時協力井戸支援補助金制度を今年度新たに設けたが、当初予定の募集件数を上回る申し込みがあり、13日開会の6月議会に上程の一般会計補正予算に54万5000円を計上。町は「能登半島地震の影響で町民の災害時の対応意識が高まっているのでは」と予想以上の反響を喜んでいる。

 同町は平成27年度に「災害時生活用水協力井戸」の登録制度を導入し、昨年度までに13カ所が登録されていたが、手押し式ポンプは3カ所のみだった。大規模な災害では停電になることが想定され、停電時でも生活用水が確保できる昔ながらの手押し式ポンプの設置を促そうと県下で初めてとなる設置費用の補助制度を導入。制度の導入で井戸の登録を促すのも狙いで、今年度に入り20件が新たに登録され11日現在33件に。
 同補助を活用し、切目川防災センター近くにある井戸に手押しポンプを設置した廣原敏弘さん=古井=は、災害時に多くの人が切目川防災センターに避難してくるとし「能登半島地震を受けて生活用水の確保が重要だとあらためて感じた。いざという時に活用できるように備えたいと思った」と話している。
 補正予算では新たに5件分の予算を計上しているが、今後も申し込みが増えるようであれば町は「さらに補正での対応も検討したい」としている。
 補助対象は災害時協力井戸に登録、または登録を希望する井戸の所有者。井戸の汲み上げに使う手押し式ポンプの設置・修繕は10万を上限に、飲料水としての水質検査は9000円を上限に補助する。ポンプ設置、水質検査とも補助金額でほとんど賄える。
 申請は総務課で受け付けており、問い合わせなどは同課危機管理係(電話42・0120)へ。


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「キュウソネコカミ」初の凱旋ライブに全国ファン熱狂 〈2024年6月11日〉

2024年06月11日 08時30分00秒 | 記事


ヤマサキさん、三浦市長らが「かめはめ波」

全国のファンで熱狂した地元凱旋ライブ


 御坊市制施行70周年記念特別事業「キュウソネコカミONEMAN LIVE in GoboCity!!ヤマサキセイヤ地元凱旋・成人式ぶりの御坊市民文化会館」は8日に市民文化会館大ホールで開かれ、市民をはじめ北海道から九州まで全国各地から訪れた満席のファンで熱狂。三浦源吾市長、みーやちゃん、四つ太鼓を模した乗り物が登場するなど御坊ならではの演出もあり、2時間超のライブは大盛況だった。

 ボーカル・ギターを担当する御坊市出身のヤマサキセイヤさん(37)にとっては初の地元凱旋ライブとなり、ファンクラブ、市民限定、一般に販売したライブチケットはすべて完売。ライブ当日も午前中から全国のファンがJRや紀州鉄道、バス、自家用車を使い続々と会場入り。紀州鉄道や小竹八幡神社などヤマサキさんゆかりの地をめぐるファンが数多く、さながらキュウソが御坊のまちをジャックしたかのよう。
 ライブ冒頭で三浦市長があいさつし、歌詞が良いと覚えた「Welcome to 西宮」のワンフレーズを歌って会場を盛り上げ、ライブがスタート。3曲目の「サギグラファー」ではキュウソネコカミのマスコットキャラクター「ネズミくん」と市公認PRキャラクター「みーやちゃん」がステージに登場し、メンバーらと記念撮影できる場面が用意され、ファンは大喜び。
 5曲目の「KMTR645」では、四つ太鼓を模した乗り物が登場し、スタッフが「ワッショイ」「ワッショイ」と担ぎながらギターソロの演出があったほか、メンバーが70周年記念フェイスタオルを掲げて「ふるさと納税よろしく」とPRする場面も。
 10曲目はヤマサキさんが亡き祖父に捧げる曲として13回忌につくった「なんまんだ」を歌い、14曲目の「DQNなりたい、40代で死にたい」では、ヤマサキさんが大ホールの観客席を一周し、終始スタンディングでライブを盛り上げた観客たちとスキンシップ。
 本編16曲を歌い終えたあとのアンコールは3曲。予定は2曲だったが、三浦市長が冒頭で披露した「Welcome to 西宮」を急きょ追加し、歌詞の「西宮」を「御坊市」に変更し、盛り上げた。さらにラストの「お願いシェンロン」ではヤマサキさん、三浦市長、ネズミくん、みーやちゃんがステージに揃い、ドラゴンボールの「かめはめ波」を放ち、ボルテージは最高潮に達した。
 ライブ中、ヤマサキさんはMCで「いい街に生まれた」「お父さん、バンドをやらせてくれてありがとう」と感謝の言葉も述べ、ファンから喝采を浴びた。全19曲、2時間超に及んだライブは熱狂のうちに大成功を収めた。


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