工事完了区間では住宅建設も
印南町が、高台への住宅移転や住宅用地確保を目的に取り組んでいる印南地内の高台にある上野山(通称)エリアを通る町道上野山線道路改良事業は今年度の完成をめざし工事が進められている。宅地化を促すため水道管を敷設するインフラ整備も併せて実施しており、すでに土地を購入し住宅が建てられるなど事業の効果が表れている。総事業費は約7億円を見込んでいる。
同事業は、高台の宅地化を促すため町道や水道施設などのインフラを整備する未来投資事業の一環で令和2年度から着手。上野山は海抜30メートル近くあり、避難場所となる印南避難センターもある高台エリア。周辺の一部が宅地化され、住宅が建設されているが、道路沿い周辺は約2万平方メートルが農地で、道路整備を進めることで宅地化を促すため、延長1・1キロの町道を幅員約4メートルから車道7メートルに拡幅するとともに歩道(2メートル)も設ける。
令和2年度は設計を行い、翌年度から着工。一部山切するなどして道路を拡幅拡幅工事に取り組み、すでに約700メートルが完了。残る区間の拡幅工事が進められており、このほど路側擁壁と道路側溝の工事入札が行われ、(株)キタイ=印南町西ノ地、竹中啓稔代表=が3312万3000円で落札した。
舗装や付帯工事を残し発注済みで今年度完成をめざし工事は順調に進められ、水道施設の整備も併行して取り組んでおり、すでに工事が完了した周辺で住宅が建設されるなど宅地化を狙った施策の効果が早くも現れている。
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