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三浦源吾・御坊市長が2期目の所信表明 〈2024年6月15日〉

2024年06月15日 08時30分00秒 | 記事


2期目の所信表明演説を行う三浦市長


 御坊市6月定例議会が14日に開会し、5月執行の市長選で再選を果たした三浦源吾市長(64)が、2期目の所信表明演説を行った。公約に掲げたまちづくりの5本柱と連動する第5次総合計画の実現に向け「明るく楽しく前向きに仕事をすることをポリシーに使命感、責任感、正義感を常に忘れず、職員とともに熱い心と冷静な頭で市民の皆様の幸せ実現のため、仕事に邁進したい」と決意を述べた。

 議会代表の山本清司議長から「さらなる市民福祉向上のため、効率的な事業推進を図り、数々の施策展開を大いに期待します。私たち議会も、ともに市勢発展に寄与していきたい」と激励を受けた三浦市長は「議員の皆様から温かくお迎えいただき、身に余る光栄です。市民の皆様のご期待と市長という使命と責任の重さに改めて身が引き締まる思い。全身全霊で市長の職務に励むことを決意している」と述べた。
 市政運営は「健康で明るく楽しく前向きに笑顔あふれるまちづくり」をキャッチフレーズに(1)災害による犠牲者ゼロをめざし市民の生命と財産を守るまち(2)子どもと大人が集い、明るく楽しく学べるまち(3)健康でいきいきと安全に、ここに住みたいまち――など5本柱を掲げ「市民のサービス低下を招かない効率的かつ効果的な施策の選定と推進による持続可能な行財政運営を行っていく」との方針を示した。
 特に防災対策を重点課題と位置づけ、各家庭での家具固定や個別避難計画の策定、自主防災組織の連携強化と未設置地域での組織設立などソフト対策に力を入れる。教育では「学校の再編等を含め教育環境を整える」、健康づくりでは検診受診率の向上、高齢者のフレイル予防対策、認知症施策の推進。観光では笑顔に焦点を当て市民との協働で魅力を発信し、交流・関係人口創出に努める。産業では日高港の振興、農水産業の経営安定化、空き店舗の利用促進や創業者支援などに一層力を入れる。
 今年度は市制施行70周年記念。「今後も市勢発展を願い、市民の皆様とともに誰もが御坊に愛着や誇りを持てるまちづくりを推進していきたい」と述べ、最後に「一人でも多くの市民の皆様が『生まれて住んで良かったまち』『誰もが住みたいまち』と実感できるまちづくりを市民の皆様と協働で進めていきたい」と述べ、市民に行政、まちづくりへの参画を促した。
 引き続き、上程議案の提案理由を説明。市ふれあいセンター経営状況など報告5件、専決処分の今年度一般会計補正予算を承認し、午前中に散会。18日に再開し、一般質問を行う。


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