Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

GPファクトリー 1/43 ヒノサムライ その2

2015-05-23 19:46:24 | 最近手に入れたキットのご紹介
先日、静岡ホビーショーから帰ってから1通のメールが来ました。

15日に静岡でオフ会をした事はどこかに書きましたが、あの時にお酒を飲みながらGPファクトリーの日野サムライのお話をしたんですね。
前の担当者から聞いた所では最初の1ロット分しか作られなかった・・・しかもその後すぐにGPファクトリーさんには連絡がつかなくなってしまい次のロットが入荷する事は無かったらしい・・・などと話したのです。
オフ会に参加していたYさんは翌日の16日は別件でボビーショーには参加されず17日の参加だったのですが、会場の一角でモデラーズフリマが有った事はご存知でしょうか?
何と「侍さんを見つけました」と言うメールだったのです。
良ければそのままのお値段でお譲りしますと・・・
お値段ですか?ここには書きませんが・・・とっても安かった(笑)有り難うございますYさん!!

もちろん断るはずが無いじゃないですか~!!(笑)
速攻譲って頂きました。

ここで私のブログをご訪問頂いている方なら日野サムライは前に一度買っていたはず・・・と思われるでしょうね。
確かにそうなんです、こちらをご覧頂ければわかりますね。
今度のキットは箱も元々のオリジナルですね。
前回のは箱のラベルも無かったので箱はオリジナルかどうか不明だったんです・・・

中身も未開封全ての袋に開封の跡は有りません

デカールも今回のは大丈夫ですね
前回のキットでは箱はまだしもデカールは一度水に濡れて流れてしまっていましたからね~まあ作れるんですけど・・・
オリジナルが入手出来たのでより精度の高いデカールが出来る様になりました。

エッチングが無くて少々探しましたらデカールの袋に同梱されていました(笑)
このエッチングですが前にも書いたかもしれないけどコクピット内の仕切り部分にはアルミのエッチングが入っているんですね

アトランティック4号車ボディ加工及びボンネットの製作

2015-05-23 19:18:10 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は雲が多いながらも雨は降りませんでしたね。
昨日の天気予報では日曜日は雨が降る予定だったのですが、今明日の天気予報を見ますと晴れらしい・・・一体どうなっているのでしょう??
そう言えば午前中にブルーインパルスが頭の上を飛んでいました途中少しスモークを出していたという事は明日は米子市の自衛隊美保基地で航空祭が有るのかな?
大体この時期なのですが・・・
この航空祭は随分子供の時に一度だけ両親に連れられて行った事が有ります。
もう余り記憶は無いんですが・・・F86Fセイバーが現役の頃だったと思います、それから数年後に確かショーの最中に島根半島のどこかに1機墜落した悲しい思いでもありますね。

さて今日も微速前進で制作開始です。

昨日からボディを触り始めている4号車ですがコクピットの前側のボンネッとの下側になる部分をハンダ付けしましたがその余分なハンダを削ってゆく所から本日の仕事が始まります。
少し前側の絞りが不足していたのでもう一度ハンダ付けをやり直したのは内緒ですね。
ここの絞り込みが少ないとボンネットの裏側に干渉してしまいますからここの絞り込みは大切なんです。

次はいつもの様にボンネットの素材になる0.3mmの真鍮板にケガキを致しましょう。
ケガキをする場合にボンネットの両肩の肩の部分から下側は少し長めに残しておきましょう、短かったら使い物にならないですからね~。

鋏を使って大体の形状に切り出しますが先端の丸い部分は鋏を使わずヤスリで削って仕上げてゆきます。
ちょっと面倒なのは中央部分のヒンジの部分でして左右が組み合わさる様に凹と凸の形状に仕上げてゆきますが凸は両側から鋏が入りますが凹の中央の部分はなかなか鋏が入り難いですね~こんな時は曲線鋏を使って大体の形状に切ってゆきます。
直線の鋏では切れませんが曲線鋏を使えば意外と簡単に切る事が出来ます。

この凹と凸の組み合わせですが余り限界的にきちんと合わせる必要は有りません、ヒンジとして実際に機能するのはパイプの部分がメインだからですね。
まあ塗料の厚み分は考慮してクリアランスをとっておけば良いのでは無いでしょうか!?

前側の曲線部分をヤスリで削って仕上げます、この場合に使うヤスリは三角と平(角の部分が削れる形状のもの)で大体削る事が出来ると思います。

この後はひたすら曲げてゆきます。
時計ヤットコを使って大体の形状に曲げてみます、前側はRを付けて後側の部分は少し強めに角が付く様に曲げます。
ただ、ここで全てを合わせようとしますとまだ余分な部分が有りますので奇麗に合わせられません・・・削り/曲げ/確認を繰り返してボディに合わせてゆきます。

大体の形状に曲げられたら今度は金床とハンマーを使って叩きます。
著しく凹んでいる部分は裏から表側に・・・
角の部分は全体のラインが揃う様に裏から少しづつ叩き出してゆきます。
一撃で形状を出そうとせず弱めに打って少しづつ合わせます、この作業は焦りは厳禁ですね。

最初に右側を作りましたが完成しましたら今度は左側ですね・・・昨日もこの順番で作りましたね。
同じ様な画像になりますからこの間の画像は有りませんが・・・左側のボンネットもたたき出しをする所まで来ています。
ボンネットの真鍮板の表面を注意深くご覧頂きますとハンマリングの跡が付いているのがわかりますね。
全体を少しづつ叩く事で叩いただけでも滑らかなRを付ける事が出来る事がご理解頂けますでしょうか?

次はボンネットをボディにフィッティングさせてゆきますまずヒンジ無しでボディの上に乗せて合い具合を確認します。
この時点で真中のヒンジの部分の高さが均一になっていないと後で必ず問題を起こします。
多くの場合は前側はラジエターグリルにフィットしていますが後側の中央側か外側の片側が浮いた感じになっている事が多いですがそんな状態ですとボンネットを外して少しねじって調節すれば意外と簡単にフィットしたりします。

次はヒンジの取り付けです。
2枚のボンネットの中央部分が一直線になる様にヒンジを取付けるだけですが・・・コレが意外と難しい(笑)
まずは中央部分から取付けてみました。

その前後のヒンジもハンダ付けしまして中央にステンレス線を入れてからボディに取り付けますとこんな感じでピッタリと収まります。

これでやっと4台のアトランティックの上側のボンネットが完成致しました明日からは下側のボンネットを作らなくてはなりません。製作台数が多いのも製作が一気に進まない原因では有りますが、このボンネットの製作はこのアトランティックの製作の中で肝の部分の一つなのです。
作った物を見ると何て事が無い様に見えますが・・・(笑)


そうそう。モデルアート111のフェラーリ375MMの5ヴァージョンキットと追加のエンジンキットですが少し前にフランスを出発している様ですがどうやら税関でストップになっている様ですね・・・(笑)
ご注文を頂いている皆さん今しばらくお待ちください。

アトランティック3号車ボンネットの製作及び4号車ボディ加工

2015-05-22 22:44:17 | Bugatti Type57SC Atlantic
昨日まで3連休を頂きまして本日お休み明けなのですが、お休み明けは大変忙しかったですね。
この3日間ほぼ1/43の製作をお休み致しましたので目がついていかないか・・・?
などと心配をしておりましたが・・・

午前中はいつもの様に畑と芝刈り・・・この辺りまでは極普通です。

午後からはみっちりと製作をしようと思っていました・・・が!Cafeの方もGWの替わりに2日間の連休を頂いていましたので休み明けと言う事も有りまして待って頂いてたらしくど~っとご来店頂きまして厨房は大忙しでした。
私も畑から戻ってきまして着替えをしまして厨房に入るや否やK子さんにアレをコレをして下さいと頼まれてしまいまして、見て見ぬ振りは出来ないので2時頃までは手伝いました。

忙しい時には重なる物でしてCafeのお客様の中に鳥取県の新聞社「日本海新聞社」の記者さんがいらっしゃいました。
先日、安来市文化協会の「文化協会奨励賞」を頂いた時に取材に来て頂いていた記者さんだったんですね~。
ご挨拶を交わしてお話をさせて頂いていましたら
「今日は先日の奨励賞受賞の取材を・・・」と言う事になりましてその後取材とあいなりました。
何時記事になるのかは決まっていないらしいので記事になったら新聞を送りますと・・・(笑)
髪も乱れたままだった事を思い出しまして・・・あ”~恥ずかしい(汗!)

製作の本題に入る前に・・・
先日の静岡ホビーショーで入手した珍しい物を・・・

そう一般公開日にメイクアップのブースでアウトレット品として売っていたマットビハイクルですね。
随分前の商品なのでさすがに私でも今までに1~2個扱った記憶が有りますが・・・以前買ったのはヤフオクだったかな、メイクアップで譲ってもらったかな~どうだったでしょう??
記憶も曖昧になる程前の事ですし、その時でも随分古いモデルだったはずです。
さすがにウインドウの枠を接着している接着剤が黄ばんでいます・・・というか黄ばむというよりも黒くなっていますね~。
この場合一度外してクリーニングをして付け直しが必要になりますね。
このマットビハイクルは手元に置いておくつもりなのでいつか自分で直しましょう。
残念な事ですが、数が沢山売れる物でもないし版権の問題も有りますから・・・多分もう出る事は無い商品でしょうからね~。


さて本題の製作も進めます。
3台目のアトランティックのボンネットを作ります。
まずは右側を作っています。
左側は未だに切った素材の状態です・・・まだまだ時間がかかりますね~。

左側のボンネットも叩いて整形して形状をボディと合わせます、同じ作業の繰り返しなんでご覧の方々も空きてしまわれるかもしれませんが全ての車が100%同じ形状ではなくほんの僅かずつ違っているのです・・・そんなわずかな寸法の違いも当時の実車と同じなのですね。
当時の車も一台づつ叩いて作っていますので一台一台全て違っていても当たり前の話なのです。
左右のボンネットをボディに載せてみて中央の隙間が最少になる事がこの時点での確認のポイントですね。

ヒンジを作って3台目の上側のボンネットの完成ですね。

続いて4台目のボンネットをやっつけたい所ですが・・・
このボディは先行試作のボディだったのでコクピット前側のボンネットの下になる部分を切ってしまっていましたのでその部分を作り直しておかなければなりません。
真鍮板を使って両サイドの壁の部分を作りますがボンネットの厚み分内側に下げて取り付けておきます。
もちろん取り付けはメタルを使ったハンダ付けですね。
上側と両サイドのパネルを別々に作ったのは角の部分をキッチリと出したかったからですね、型紙を作ればこの部分を一体に作る事は可能なのですが角が若干丸くなってしまうので・・・まあフライスで溝を掘ってから曲げれば少しは角が出るのですが・・・。

上側のパネルもハンダ付けで取り付けます、まだ余分なハンダを削っていないので何とも言えないのですがなかなか良い感じかな!?


モナリザの微笑み

2015-05-19 19:04:40 | その他
本日は気温も高く無く良い天気のわりには過ごしやすい一日では無かったでしょうか・・・
「無かったでしょうか」・・・などと書きますとまるでここに存在していなかった様な書き方ですね。
そうなんです、本日は体調不良により一度は出勤しましたが1時間程で自宅に帰って休んでいました。
特に熱が有るとかどこかが痛いとかは無いのですが、朝から体が怠く・・・先日来のハードスケジュールがこたえたのかな?

自転車で帰ったのですが・・・帰る道中に誰かが見ている様な気がするんですよね(笑)
ここに有るのはズ~っと前から知っていまして・・・たしか店を開店する前頃にやはり自転車か徒歩で通りかかりまして気が付きました。
遠くから近づいてゆきますと違和感が有るのですよね~(笑)
これが自動車の交通量が多い表通りなら話題になったり有名になったりするのですが、自転車か徒歩でしか通れない道沿いなので知っている人は少ないんじゃないかな~。
誰が見ているのかわかりますか?


下の画像でもうわかりますよね。
一見何の変哲も無い古い(失礼!)日本の民家なのですが・・・
そう家の壁にタイルで作ったモナリザですね。
彼女はず~っと前からここで道行く人に微笑んでいたのでしょう・・・


本日は玄関にこの家の方いらっしゃいましたので撮影の許可を頂き写させて頂きました。
このタイル画はこのお宅に住んでいらっしゃるマダムの息子さんが作られたものだそうです。
息子さんは左官をしていらっしゃるそうで他にもミッキーマウスなども作っていらっしゃる様です、一度他の作品も拝見したいですね~


アッ!思い出しました。
確かこのモナリザを一番最初に見たのは夜中にアトリエから自宅に自転車で帰る途中だったですね。
自転車が止まるとライトが消えてしまう旧式の自転車の照明で真っ暗な中に浮かび上がるモナリザを見た時にはかなりびっくり致しました。

ボンネットの製作Ver.5

2015-05-18 22:01:14 | Bugatti Type57SC Atlantic
早いもので静岡ホビーショーから帰ったのが一昨日の夜。
昨日はその前の週に石川さんが来られるからと芝刈りを始めたものの芝刈り機が不調になってしまいまして修理に出しました。
その芝刈り機は静岡に行く前の日の午後に帰って来ましたがその日はもう芝を刈る時間は残っていませんでした。
静岡から帰って来てまず一番始めにしなければならなかったのが芝刈りだったのです、芝は短いうちに刈ってやらないと成長点(葉っぱが成長する場所)が伸びてしまい短くカットしてしまうと成長点をカットしてしまう事になりまして芝に与えるダメージが大きくなってしまうのです。
なるべく早く刈ってやりたかったので昨日は一日中芝刈りをしていました。
そして本日は朝一番で刈った部分に化成肥料を撒いておきました、これで雨が降れば肥料が芝にゆき渡る訳です。
そして画像でわかるかもしれませんが午後からは予報通り雨が降って来ました。

さてホビーショーも終わりまして製作に戻らなくてはなりませんね、他の方の作品を拝見する事で随分エネルギーを頂きましたから・・・頑張らなくては・・・。
静岡に行く前に行っていた作業で公開を忘れていた画像が有りました。
ボンネットにメッシュを付けておいた方が雰囲気が良い事に気が付きました。
そこでステンレスメッシュを使いました。
エッチングメッシュはやたらと平面的になってしまいますので実車がパンチングのメッシュの場合はエッチングのメッシュをそれ以外のメッシュでは普通の編み込みのメッシュを使うようにしています。
実車のメッシュは斜めのクロスになっていますのでメッシュがクロスになるような向きでカットしています。

ボンネットに取り付けますと・・・メッシュが細かいのか斜めになっているのかよくわからないですね。

反対側も・・・この状態で静岡に持ち込む事にいたしました。

静岡へ持ち込んだ時にグリルを止めたネジが緩んでしまいましてボンネットが外れてしまいました、直す時にせっかくなのでグリル自体を少し下に下げてボンネットの前側を下げてみました。
と言うのもご依頼者の方がボンネットの前端が少し上がっているように見えるとおっしゃっていました。
実はリアサスペンションが勝手に可動してしまいますのでリアサスペンションが少し下がっていたのですがこれも調整してみたのですがまだ少し低い様だったのでボンネットを少し下げてみたのです。
この状態ではトースカンで当たってみる限りほぼ水平になっています。下げようと思えばもう少しがゲル事は可能ですがこれは様子を見ながらと言う事にしておきましょう。
ボンネットを余り下げますとスマートには見えますが車自体が小型の車に見えてしまうのです。

2台目のアトランティックのボンネットを作ります。
車体は1号車ですね。
ボンネットの素材となる真鍮板を切って削っています。
この後叩いて曲げてボディに合わせて曲げてゆきます・・・ここからが途方も無く時間がかかりますね。

右側のボンネットはすでにボディに合わせて整形が完了していますね。
左側のボンネットの整形を始めます・・・

何とか形状を整えました・・・

ヒンジを付けます・・・取り付けはハンダで中心のシャフトはステンレス線ですね。

ボディの形状とピッタリと合わせてヒンジが付きました。
ボンネットの難しい所は形状だけ合わせてもヒンジが付かないとその形状も良いのか良く無いのかわかりませんね~。

さて3台目のボンネットをつくります。
これが3号車ですね~。
製作の行程は全く同じですよ。
真鍮板をカットしてゆきます。

このボディはボンネットが重なるボディの前端の部分の角度が少し違っていまして(私の加工がまずかったのか?・・・笑)絞りが足らなかったのですここに切り目を入れて少し絞りの角度を変えてやります。

角度を変えておいてから切り目にメタルを流しまして・・・

削って仕上げてやると曲げたボンネットが綺麗に収まりました。
ここの角度が良く無かったからボンネットの裏側で僅かに干渉していたんですね。
他のも加工した方が良いかもね~。

まだまだ全てのボンネットが完成していません、時間がかなりかかりますね~。