Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

ボンネットヒンジの製作

2015-05-28 23:01:16 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は少し雲が多めで意外と涼しい感じでは有りましたが、湿度が高かったのでCafeの方は今期初めてエアコンを入れました。
女性の方が多いお店なので少し暑くてもエアコンを遠慮される方が多いですね。
僕は暑くてたまらないのだけど・・・女性の方はエアコンが嫌いなのかな??

そんな日だったのですがまたまたお昼のCafeは大忙しで満席状態、中庭に出てバラをご覧になりながらお待ちのお客様も何組かいらっしゃいました。
携帯にワンギリが入ったので厨房に向かいますとK子さんはキリキリ舞い状態・・・・!
早速助っ人に変身致しました。
15時からは安来市文化協会の理事会・・・会報用の顔写真を撮りたいので少し早めに来て下さいと言われていましたので、昼食をかき込む様に取りまして出かけました。
帰ってくればもう17時半が近くなっていまして・・・
ア~なんて事だ~!!
時間が無いじゃないか~って怒ってみてもしょうがない、少しでも制作を進めるしか無いですね~。


そうだ!もう一つの更新ネタが有りましたね。
今朝出勤したら郵便ポストの中に新聞が2つ・・・ア”~日本海新聞さんが送って下さってたんですね。
新聞に出たのが今週の火曜日、昨日は定休日だったので木曜日になって初めてその記事の全容が判明致しました(笑)

早速中身を拝見(笑)
こんなに大きく出ていますと恥ずかしいですね~。
昨日送って頂いていた画像は上側が切れていた様でその上側の部分に安来市文化協会の奨励賞の事が出ていました。
本日の理事会の前に三島会長さんに日本海新聞に載った事を報告しておきました。

そして、遅くなりましたがこちらが奨励賞の賞状です・・・。
穴が有ったら入りたい位持ち上げて頂いておりましてちょっと恥ずかしいですね~それが今までこの賞状を見せなかった理由だったり・・・(笑)
でもね、自分的にはまだまだですね~そう精進有るのみですね。


早速ですが、製作を・・・
本日はヒンジの製作ですね
ヒンジの部品のシャフトを通す穴を掃除しております。
と言うのもカットする時に穴のまわりに微妙にカエリが出ています、これを奇麗にしておかないとシャフトが通らないのです。

また余分なハンダも削り落としておかないといけませんね、このハンダが邪魔をしてヒンジが上手く固定出来ない可能性も有るからです。

ヒンジを組み立ててさらにペーパーで研磨します。
ヤスリの傷が残っていますと仕上がりに影響が出ますからね。

4号車のヒンジが完成致しました。

続いて1号車も完成・・・しかし時間だけは無情にも過ぎてゆきますね~。

ヒンジの部分をピンセットで持ち上げてやりますと・・・自然に曲がって軽く可動します。
これくらい軽く動きますと良いですね。

先程の1号車用を取り付けてみました、まだ瞬間接着剤で付けているだけなので完璧では無いですね。
しかも瞬間接着剤がヒンジに流れ込む様で少し動きが良く無い・・・最終組み立て時にはエポキシで付けますから心配は無いのですが・・・ちょっとテンションダウン(笑)

その上仮組時には当たらなかったのに・・・コクピット前端部の絞りを直していなかったので何となく当たっている様な感じだったので直しておきました。
仮組はまだまだ続きます・・・。



下側ボンネットの製作Ver.3

2015-05-26 19:21:34 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も暑い一日でしたが、予報の28度までは無かった様な気がしますせいぜい26度くらいでしょうか・・・!?
まあ私の個人的な感覚なので・・・確かでは有りません。

そうそう!
本日は新聞に出ました~!
お隣のスタバも有るけどスナバも有る鳥取県に本社が有ります日本海新聞の朝刊に出ました。

まだ新聞そのものは見ていないのですが友人が画像を送って来てくれたので・・・パラパラと読んでみましたが・・・。
この取材は安来市文化協会の奨励賞を頂いたのでその取材という事でしたが・・・見る限り奨励賞の記事が無い様な・・・(笑)
まあ良いんですけどね。
文化協会の宣伝にはなりそうも無い(笑)
まあとにかく新聞紙面に顔写真が出ちゃいました~指名手配じゃなくて良かったです(爆!!)

そんな新聞に出ているなどという事はつゆ知らず・・・
今日は畑でバジルを植えました・・・ただの畑のおじさんでした。
このバジルですがパスタ料理には欠かせない西洋のシソと言った感じですね。
ご存知の方はご存知でしょうけれど知らない方はいらっしゃると思うので・・・
そのバジルですが島根県のスーパーマーケットにはなかなか売っていないのです、少なくとも毎日買い物に行く範囲のスーパーでは入手不可能な素材なんですね。
ただピザとかパスタには欠かせないので自分で作るしか無いのです、今から植えておけば6月中頃から少しづつ収穫が可能ですから最盛期の8月末頃にはバジルソースを作っておきますと冬場でも使えます。
葉っぱの方も冷凍保存しておきますと重宝します。
他に植えたのが唐辛子の苗ですね。
この唐辛子もパスタや漬け物・・・イタリアンから中華・和食まで守備範囲の広い香辛料ですね。
これも最近は中国製が多いのですが当店は自家製!!
もちろん消毒などは一切有りません。
植えておいて草は取りますが出来ただけ・・・ですね。
せっかく自分で作るのですから納得の行く方法で作るのは野菜も模型も同じです(笑)

さて製作ですね。
今日もボヤボヤしていますと手伝いを言い渡されかねないですから(笑)
1号車は既に完了していますが3号車/4号車の下側のボンネットの熱気抜きの穴を開ける部分からです。
まず3号車ですが外形は既に合わせていますから熱気抜きの穴の形状をケガキします。

四隅・・・2ヶ所の部分も有ります・・・に0.8mmの穴を開けます。
結構沢山穴を開けなければなりませんので指が痛いですね~。

穴と穴を糸鋸を使って切りましてヤスリで仕上げれば・・・何となく部品の完成。

そして4号車も・・・
前側の方の形状が少し違いますから別の部品だと判断出来ますね。
見分けがつかなくなると困るのでどこかに車体番号を書いておいた方が良いかもね~。

さて2枚重ねで作った部品を分解致しましょう。
熱く熱したハンダゴテを部品にしばらく当てておきます。

しばらくハンダゴテを当てておきますと真鍮板の間のハンダが溶けましてボンネットの部品が少しずれてきます。
ズレたのを見計らってピンセットで分解致します。

3号車と4号車の2台分を分解致しました。
裏になる部分にはハンダがたっぷり付いていますのでこれをサンドペーパーで削りおとしておきます。
どうせ後で何度も削るのですが余分なハンダが付いていますと他のパーツをハンダ付けする場合に位置決めが狂ってくる事も有りますからその都度奇麗にしておきましょう。

分解するまでは1ヶ所にしか番号を書いて無かったのですが分解したら全ての部品の番号を振っておきます。
ついでに奇麗にしておきますよ。


次はヒンジの部品ですね。
真鍮のパイプが2種類の長さの物を3台分18個、真鍮帯金は全て同じ長さ(22mm)の物12枚ですね。

短い真鍮パイプを真鍮帯金の両端にハンダ付けします。
この場合ピンセットなどで部品をつかみますと一緒にハンダが回ってしまいましてとんでもない事になってしまいます(笑)
また熱をピンセットに奪われてしまいましてハンダが流れ難いので押さえる場合は木の棒で押さえています。
また帯金は浮かない様にマスキングテープで押さえています。

ハンダを流します
木で押さえておきまして熱くなったハンダゴテを当ててやりますとフラックスが蒸発するのと同時にハンダが流れてゆきます。
木は少し焦げますが・・・気にしない。

この状態でハンダ付けしますと
板はパイプの中心でなくて端に寄った位置にハンダ付けされます。
後でボンネットに取付ける場合この方が都合が良いのです。

次は長い真鍮パイプを帯金にハンダ付けします・・・
こう言う組み合わせになる訳ですね・・・(笑)
クリアランスは後で調整致します。

ハンダ付けした部品は全て一旦水洗いを致します。
理由はフラックスが残っていますとこのヒンジの中心にステンレス線を使いますが真鍮やステンレスが腐食しましてヒンジの動きが悪くなってしまうのです。
だから水洗いをしておく訳ね!

ヒンジを取付けます
取り付けはハンダ付けですねなるべく表側へ流れない様に、また暖め過ぎますとヒンジのパイプが外れてしまいますからこれも注意ですね。

全てのボンネットの部品にヒンジを付けました。

今日はここで時間が来てしまいました・・・なかなか進まない物ですね~(笑)


Plan X 1/43 Sigma No.004

2015-05-25 20:04:44 | 最近手に入れたキットのご紹介
Sigma・・・と言ってこの車を思い出される方はほぼいないんじゃないかな?
Sigmaと言いますと「Σ」ですからちょっと年配の方ならMITSUBISH自動車が出していたギャランΣ思い出されるかな??
僕は子供の時にプラモデルで発売されていたシグマグランプリという名前のフォーミュラーカーを思い出すのですが・・・
今回ご紹介するこのキットはそのシグマグランプリという名前でプラモデルで発売されていた車そのものなんですね。
当時の記憶ですから間違っていたらすみません。
確かフェラーリV12エンジンを使って近未来的なフォーミュラーマシンをピニンファリーナが提案したショーカーだったはずです。
どの呼び方が正しいのかはわかりませんが確かプラモデルではシグマグランプリだったはず・・・
出していたのはどのメーカーだったのか記憶が無いですね・・・

で!本日ご紹介するこのキットはPlanXというシリーズで出されていた物です。

このPlanXですがルフ工房がレジンボディのプリペイントキットとして発売していたシリーズでしてどちらかと言えばルフの歴史の中では最後頃の物と言って良いと思います。
内容的にはボディはレジン製ですがプリペイントですのでボディは塗装済です
今回はたまたまシルバーに塗ってありますからメタル素材の様に見えますが持ってみますと少し軽いのでレジンとわかりますね。
細かな部品はレジンでは無くメタル製の部品ですねそしてエッチングが一枚付属しています。
他はデカールとタイヤ(ホイールは何故だかレジンの未塗装です)そして透明部品のバキューム部品ですね。
この構成ですとたまに有るのがボディ中央部に付いているウイングステーがボディと一体のレジン製なんですがここが非常に折れやすいのです。今回入手した物は大変ラッキーな事にここは折れていませんでした。
このボディの素材ですがレジン製と書いていますがプロバンスなどの一般的なレジンでは無くどちらかと言えばBBRなどの硬質なレジン素材の様ですね、だから衝撃にはちょっと弱くて今まで私が見たボディは大体ここが折れています。
その昔ミスクラのレンタルボックスで見た物もここが片側折れていましたね。

これがボディの下側の部分です持ち手を接着していた部分に塗料が付いていないのでレジンがホイールと同じ素材である事がわかります。
この形状なのでボディ下面のシャーシは幅の狭い物になりますね。

これがエッチングの拡大画像ですが、名前は「Sigma F-1」になっていますね。
PININFARINA 1969とありますから1969年に発表されたんでしょう・・・今はまだピニンファリーナが持っているのかな?

よく見ますとMichael-A-Craig氏の名前も有りますから原型はマイケル氏が担当したんですね。
マイケルクレイグ氏はこの後ピラニアモデルを始めたのかな?
PlanXはルフ工房だったはずですからこのモデルはピラニアを始める前と思っても良いのかな??
誰かご存知の方が有りましたらコメント欄で教えて頂けると嬉しいけど・・・。

下側ボンネットの製作Ver.2

2015-05-25 19:30:21 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も良い天気で暑い一日でした。
でも明日はもっと気温が上がるらしいのですが・・・まあ明日の事は明日心配すれば良い訳でして(笑)

そんな中また沢山のお客様がいらして頂きまして大変有り難い限りでございます。
朝一番で今年初めて花が咲いたバラの木をガーデンに植え替える作業をしておきました。
特に頂いたバラは名前がしっかりとわかる物なら良いのですが名前がわからない場合には花を咲かせてみてからでないとガーデンの方に定植してやる事が出来なかったのです。
この冬の間に寒肥をしておいたのでこの時期になりますと次々と花を咲かせます・・・つまり私が非常に忙しくなる訳です。
この時期の植え替えにはリスクも伴う事はどこかに書きましたよね、そう根がついていないので乾燥に非常に弱くなるのです。
植え替えたら当分の間は潅水が欠かせません。

さてそれが完了してホッとしたのも束の間、私に会う為にお客様がいらっしゃいました。
お昼前までお客さんと打ち合わせ・・・昼前に再び畑に・・・
今日はK子さんは出勤だから厨房は大丈夫と思っていましたが、予想を上回るご来店に思わず呼び出しが来ました。
クタクタになりつつも厨房で再び汗を流す事に・・・。
14時頃からはまたアトリエにご来店が有りまして16時頃までお客様の相手を・・・
16時になってやっと製作の時間が取れると思ったら自治会の副会長の仕事で防犯灯をLED照明に変える為の見積もり依頼やら何やらで気が付けば一般の方が終業される様な時刻になってしまっていました。
これでは更新が空いてしまいますので気を取り直して制作開始を致します。
今日は昨日に続いて下側のボンネットを作ります
最初は昨日の続きで1号車のボンネットを削っています、熱気抜きの穴もこの通りです。
一番前側の熱気抜きは上下寸法が小さいので普通のヤスリでは整形出来ないのです、なので一旦穴の下側の部分を抜いてしまいまして削って整形し改めて真鍮線で作り直して取付けるという方法で加工しました。

上下と前後の部分を削り合わせれば下側のボンネットの完成です。
この通り・・・指を外しても落ちない位奇麗に合わせられています・・・塗装の厚みを考えて少し空いていた方が良いのですけどね。

2号車は既に完了していますので、今度は3号車ですねおおまかな形状に真鍮板を削り出しています・・・

この通りまだ熱気抜きの穴はまだ開けていませんが、まず外形を合わせて削ってみる事に致します。
難しいのは下側のフェンダーのラインに沿ってRを仕上げる事ですね。
真っすぐとか垂直というのはまだ簡単なんですけどね~。

こちらはボディの様子が上のとはちょっと違いますからわかるかもしれませんが、4号車ですね。
まず下側のRを合わせて削ります
下側のRは予々良く有っていますね、それに比べて前側の上側のボンネットとの合わせはかなり食い違いが有りますね。
前側はかなり削らないとダメそうです・・・。

削るラインの目安になる様にマスキングテープの細切りを貼ってみました。
一応このラインで削ってみます・・・

これで大体OKの様ですね~。
明日はこれに穴を開けて削って仕上げなきゃ~!
まだヒンジも作らないとダメですよね~(汗)

下側ボンネット製作

2015-05-24 22:40:16 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も暑かったですね~
午前中は中庭の白桃に実が付いて来ましたので小さな実は摘果して大きめの元気のよい物に袋を掛けました。
市販の袋には一部針金が通してありますがどうしても取り付け方がピンとこない・・・まあネットで調べても良いのですが・・・適当に・・・(笑)

その後は昨年挿し木をしたバラの苗を少し大きめの鉢に植え替えておきました。
本来は冬の間の仕事ですのでこの時期の植え替えは植え替え後の管理が難しくなるのです。
しかし、この所の好天で少々潅水をしても水が不足している様だったのでやむを得ず・・・と言う事です。
そうしている内にランチタイムの11時30分になりましたので明るい農村は終わりにして厨房に・・・
そう!K子さんは本日家庭の用事でお休みなんですね!
結局、ランチタイム終了の2時まで調理と皿洗いを担当しました。

そこから遅めの昼食をとりましてやっと製作開始になりました。
本日はボンネットの下側の製作を開始です。
その前に先日静岡に持って行った2号車はラジエターグリルの位置を少し下側に移動していますので当然ながらボンネットの立て付けが狂って来ています。
前側はフェンダーのラインの内側に入りますから余り問題は無いのですが後ろ側は少し持ち上がって来ますので隙間が開いてしまいます。
下側のボンネットの底辺を少し延長して整形致しましょう。

そしてボンネットをいじるならその受けの部分にも一手間を加えておきましょう、ボディの先端部の絞りが甘いので他の車体と同じく切り込みを入れて絞っておきます。

これでグリルの位置を少し下に下げる作業が完了したと言えますね。


では他の3台の下側のボンネットを作りましょう。
以前作った型紙を他のボディに当ててみましたら私の基準では「ピッタリ」とは言えないですがわずかな調整で何とかなりそうなのでこの型紙を元に真鍮板を切りましょう・・・

真鍮板は左右一緒に作りたいので2枚重ねになっている事は言うまでもありません。

2枚重ねのまま削ってボディにフィットさせます。
フェンダーのラインに合わせる為に大きめの半丸ヤスリで削りますがボディに完全フィットさせるのにはかなりの時間がかかります。

上下前後のラインがピッタリと出ていますね。

マジックで描いた熱気抜きの穴はあくまでも目安なのでシンナーを使って消してしまいます、変わってケガキ針を使って熱気抜きの穴をケガキます。

穴の角に0.5mm程の穴をあけて開口する目安に致します。
この穴の部分で糸鋸の刃の方向転換をする訳ですね・・・

大まかに糸鋸でカットしてヤスリで仕上げますが一番前の穴は上下寸法が無いのでヤスリでは整形しきれませんね。
ここは他の方法を考えましょう。