Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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故小森さんの1/12 Alfa Romeo GTAエンジンモデル

2015-05-09 22:36:51 | 最近手に入れたキットのご紹介
昨日でしたか1個の荷物が届きました
中の商品は連休前にお願いしていた1/12Alfa Romeo GTAエンジンなんですね。

このキットは故小森康弘氏が原型を作られて某Aさんがキットの状態で買い取られキットと完成品で販売予定だった物をお譲りいただいた物です。
ケースやネームプレートなどが全部付属している物とエンジンと下のアクリルベースだけのキットが存在していますがその数は一部部品の欠品が有った為にAさんの予定よりもかなり少なく10個程度と言われております。

そのキットが昨日届きました。
下の画像はプレートや透明アクリルのカバーの無いエンジンのみのキットです。

細かくご紹介してゆきますとコチラがシリンダーヘッドとそのカバーですね
Alfa Romeoの文字がカムカバーに有りますが実車もこんな感じですね・・・ちなみにカムカバーの後ろ側の凹みはキャブレターに付くインダクションボックスからエアクリーナーまでのホースが通る部分ですね。

コチラがエキゾーストマニホールドで4in2になっているもの実車通りですね
でも一番驚いたのはこの材質ですね・・・
多分ホワイトメタルでは無くロストワックスではないかと思います。
かなり硬く指では曲げられないのです・・・
多分ホワイトメタルで作ると型の合わせ目の処理が難しいのでロストワックスを奢ったんじゃないかと思われます
ならばこれだけでも高価な部品ですね~以下に贅沢な作りなのか理解出来ますね。

そしてこれがオイルパンですね
このフィン付きのオイルサンプはアウトデルタ製の厚い物では無く標準の厚みの物を再現したんじゃないかと思います
これもフィンが綺麗に出ていますね~

そして一番感動したのがこれです・・・
わかりますか?
フライホイールです、まあこれは普通ホワイトメタルの鋳物でOKなんでしょうけれどわざわざ旋盤にかけて機械加工してあります・・・このキットを作った方の熱意を強烈に感じる部分ですね
故小森さんなのかAさんの発想なのか伺っていないのですが・・・

完成品の画像には付いていませんがレジン製の冷却ファンも付いています
この冷却ファンですがメタルキットと言いますとこの冷却ファンもホワイトメタルで一緒に作ってしまいそうですがこのキットはわざわざ素材を変更して作ってあります
・・・実は実車もこの様な色をした樹脂製なんですね。
素材を変えれば別々の部品制作作業になりますからそれだけでもかなり高価になってしまいます、敢えてその様にされたと思いますがこの辺りにモデラーとしての情熱を感じますね。


ボンネットの製作Ver.1

2015-05-09 21:38:50 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は午前中雨がパラパラと落ちていました。
降っているという状態ではなかったですが道路は濡れてきましたね。
畑はこれくらいの雨では何も潤わず・・・やっぱり潅水の作業は必須でした。
1時間半位掛けて潅水をすませた後は昨日の続きで中庭の芝を刈っていました。
ところが1/3くらい刈った頃でしょうかいきなり芝刈り機がストップしてしまいまして・・・

プラグを抜いてみた所ガソリンで濡れている訳ではないので電気系のトラブルでは無くキャブレターからガソリンが来ていない様でしたのでキャブレターを分解して清掃して組上げましたが初爆は来ますが続かない・・・
何度か分解して確認しましたらエンジンはかかりましたがいざ芝を刈ろうとしますと負荷がかかった途端にエンジンがストップしてしまいます。
せっかくキャブレターパッキンをパッキン紙から切り出して取付けたのに・・・
そうそう古くなったパッキン紙は破れやすいものですが切る前に少し水に浸けておくと破れ難くなりますよ(笑)

最終的にこの芝刈り機を取り扱っている農機具屋さんに持って行って修理をお願いしておきました、なので『おもてなし」は中途半端な「おもてなし」になっています。

実は今失敗に気が付きました・・・上の画像の左側のパッキンは古い物なのですが左側のビス穴の下側に小さな穴が開けられているのがわかりますでしょうか?この穴はフロート室からチョークの替わりのガソリンポンプにガソリンが流れる物なのですがこの穴を開け忘れていますね。
この穴が無いとコールドスタート時に余分なガソリンが遅れずに始動性が良く無いんですね。
明後日でも修理屋さんに連絡をしておかなければ・・・


今日の製作は未知の?製作でしてブガッティアトランティックのボンネットを真鍮板で叩きます。
手持ちの真鍮板は0.5mmですが少し厚いのでロールで0.3mmまで延ばします。
一見切ってそのままに見えますが厚みを調整ですね。
これは簡単な事です・・・いちいち写真は要らないのですが・・・(笑)

ボディを採寸しまして真鍮板に書き写してゆきます
注意点は中央のヒンジ部分はまだ変更が出る恐れが有りますから1.0mm程大きめにしておきます
一度で合わせようとしてシビアに寸法をとりますと小さめになってしまう部分が出てしまい作り直しになってしまう事も有ります、ここは少し大きめにしておきまして削って仕上げる・・・気長に作業をするつもりで作った方が良いと思われます。

真鍮板を切っています。
0.3mm程の厚みですと大きめの金切りハサミで綺麗に切れます。
細かなカットは無理ですが大きくカットするなら十分精度が良い仕事ができます。

先端部分を削ってラジエターの重なり部分の形状に合わせます、サイド側は完全に形状を決めてしまわないで後で調整する部分を残して置きましょう。

さてここからが結構大変ですね・・・今日の一番難しい仕事になるかもしれません
いよいよボンネットを叩いて整形致します・・・ここからは文章での説明が難しいですね。
実際に叩いてみなければわからないのです・・・

ボンネットの片側の上側が完成致しました。
ヒンジが無いので乗せているだけですとすぐにズレてしまいます・・・多少ズレていますがマアマアかな・・・
まあダメなら作り直せば良いので・・・(笑)