Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ちょっとだけアウディの修理を始めました

2020-09-22 21:53:19 | ミニカー修理
本日の山陰は晴れて天気が良かったですね。
本日の予定は・・・
お休みなんですけど盛り沢山でしてね
まずは朝一番で自宅の寝室の掃除・・・私が掃除機の当番なので嫌も応もなく・・・

出勤前にも
九州のお客様にご注文のアイドロン のモデルを発送しました。
そして今年7月に不幸にも亡くなってしまった厨房のK子さんのご自宅に伺いました。
親戚同然のお付き合いなのでお彼岸には手を合わせに伺うのは当たり前のことです。
そして9時ごろにはアトリエに到着、10時には広島県高野まで出掛けないとお昼には間に合わないので・・・
10時まで1時間の間は時間がありますからアトリエにて仕事をしておきましょう。
左のワイパーはアームの取り付け部分が曲がっていまして、ちょっと不自然ですね。

こんな感じで発泡スチロールのケースに入っていますので外的要因で曲がってしまうのは考えられませんから、素材の問題で曲がったのかもしれませんね。
でも、私の仕事は曲がった原因を調べることではなく
元に戻すことなんですよね(笑)

おまけに右側のワイパーはウインドウから外れるような曲がり方になっています。
なぜこんなことになってしまったのか・・・
考えなければ修理方法も浮かばない・・・のかどうなのか??

ではこの京商のミニカーが全部こんなことになっているのか・・・と思って画像を調べますと、実はそうではないみたいですね。
このミニカーではこんな感じでアームとブレードが一直線になっていますね。

ワイパーはプラスチック製なので熱を加えて曲げなおさないとね、力技ではまたすぐに元に戻ってしまう恐れがあるのです。
まあ折ってしまっても困りますからね。
ウインドウが近いので熱の影響を受けますと変色したり変形したりしますからウインドウの上側にアルミの板を挟めておいての作業になりますね。
といってもこれで十分なのかは?ですけどね。

熱をかけてプラスチックを柔らかくしてワイパーを曲げました
左右とも作業終了時の姿ですね
如何でしょう??

では熱源は何を使ったのか・・・
お彼岸なので線香を試してみましたが・・・
熱が足らなくて曲がらないのですよね。
結局使ったのはハンダゴテですね。
温調式なので必要以上に温度は上がりませんので温度が暴走するような事もなくて楽ですね。
ハンダゴテはワイパーを少し上に持ち上げておいて下側から加熱しましょう。
ハンダゴテからの熱は上に上がりますからワイパーが下にある場合には熱が伝わりにくく曲がりません。

ワイパーよりも気になったのが・・・この部分です
バンパーのモールに補修痕があるのです
モールが外れたのを瞬間接着剤で直した感じですかね。
白く見えているのは接着剤です。

モールの上下の凹みの部分に接着剤が固まっていましたので・・・刃物を使って彫りました
なかなか難しいのですが・・・接着剤があるとタッチアップも無理なんですよね。

ボディカラーがブラックなので・・・塗料の調色は簡単だろうと思われるかもしれませんが・・・
意外と合わせるのが難しいのですよね
赤系のブラックや青系のブラックがありますのでね・・・
目が疲れます(笑)

モールの上下をタッチアップしました。
これで如何でしょう?
写真ではよく見えますけどね・・・実際に見ていただかないとねわからないのです。


明日には発送しましょうかね〜。

本日はこの後に広島県まで修理品の納品に行ってきました片道が80kmほどのドライブですね。
もちろんブログを更新したのは広島から帰ってからになりますので・・・無事に行って帰ったと言う事ですね。
お客様も無事にお帰りになあられたでしょうか?