Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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修理完了・・・ならず。 残ね〜ん!!

2020-09-17 21:43:55 | ミニカー修理
本日の山陰は雨の天気でした。
今日はほぼ一日中雨が降っていましたね〜お昼頃でしたでしょうかかなり強く降ってきましてまだ前の道路は水没していました。
まあ今回は深く水没した訳ではないので・・・全く問題ないのですけどね。
30分程で水も引きましてお客様には何の問題もなかったです。

そうそう、雨と言いますと前回酷く降りましたね。
その後、何本かは枯れてしまいましたが・・・残った畑のオクラが水を得て葉っぱがまた出てきました・・・元気になってまた花が咲くみたいですよ。
本来ならもうそろそろ終わりになるのですけどね〜・・・でもせっかくなので寿命を全うしてほしい物です。

本日の目標は修理の完了ですね〜
お客様は土曜日には広島からお見えになりますので・・・それまでに何とかしなければなりません(笑)
昨日の続きからですがタイレルはほぼ元通りになりましたのでスペーサーを作ってベース板に取付けました。
取付けるだけですからそんなに難しい事では有りません・・・板の前と後を間違えない様に見えない部分に→Fと向きを書いてありますので大丈夫でしょう。

そしてアクリルのカバーを取付けます
箱に納めれば完了です


そして新顔のシャドウですね
一見綺麗に作られていますが・・・お客様が不満なのはサイドポンツーンの両端の板が斜めについてしまっています。
これを直してほしいらしいのですが・・・
この様な場合どちらかの板を基準にしてタイヤの位置を確認してみますが左右とも向きがバラバラでして・・・結論としては左右とも一旦外さないとダメみたいなのです。
難しいのは外す事なんですよね〜
エポキシで取付けられている場合密着が良過ぎて塗料まで剥がれてしまう事が多々有りますからね〜
この色の場合はタッチアップは難しいし・・・
失敗したらデカールは有りませんから・・・塗り替えは不可能でしょう。
予備のデカールでもあれば良いのですが確かこのモデルはシルバーラインだったのでデカールは1枚しかは入っていなかったはず・・・ロムさんかラクーンさんに泣きついてもすぐには対応出来ないんじゃないかな〜と不安が頭をよぎります。
取りあえず余分な部分に傷を付けたくないので分解してみました。

サイドポンツーンの板の接着部分にデザインナイフを使って塗料を切っておきます。
そして乾燥器に入れて加温しますとエポキシ系の接着剤が軟化して来る事が有るので・・・淡い期待を持って作業を進めます。
瞬間接着剤なら加温しても緩みませんから・・・この時点でNGですよね。
人様が作られた物はよくわからないので本当に怖いですね。
でも何とか外れました・・・エポキシ系の接着剤でした。
シャーシとボディを再びあわせて姿勢の確認をします
この状態ですと大体良さそうですね・・・。

F-1を修理するときに組み立てられた時の車高を考えなければなりません、自分で作った場合は大胆わかるのですが・・・
この車の場合は1.45mmが適正な車高の様ですね。

ボディが冷えてから・・・
暖かい時はエポキシ系の接着剤が柔らかいので削れないのです。
ペーパーを使ってエポキシ系の接着剤を削っておきます
ボディの塗装の下地が出るまで削ってはいけません。
剥がれる恐れも有りますからね。

サイドの板を接着します両方一緒に接着しますとしっかりとした仕事ができないこともありますから片側ずつ確認をして間違いのない仕事をしましょう。

両側を接着しますとこんな感じに収まります
このサイドの下側の白い部分はウイングカーにとって大事な構造ですね
常に道路面を設置しておりましてこの部分から空気がボディの下側に入らない様にしているんですね。
この時期に作られたウイングカーは全てこんな構造ですね〜。

次は昨日修理完了したはずのロータスです
フロントタイヤはステアした形に固定されています。
これはこれでなかなか雰囲気があって良いと思いますがお客様のご希望は直進状態に・・・事なので直します。
まずはタイヤを外しましてアップライトを分解しまして・・・直進状態に接着しましょう。
タイヤの向きだけを直すと言う事にはならないのがなかなか大変な部分ですね。

こちらもタイヤを片側ずつ取り付けて・・・
確実な作業を行いましょう

そして反対側です
隣に同じベース板があるのは・・・
タイヤを固定するためのスチールブロックが乗らないので隣に同じ厚みのベース板を並べているのです
タイヤが傾いては元も子もないのです。

これで完成かな・・・ロータス!!


しかしながら・・・ウィリアムズが完成しませんでした
まだミラーを作らなければならなかったんですよね〜
明日も修理を続けなければならなかったですね〜。