Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日は本格的にスーパーセブンS2を進めます

2013-06-21 20:58:09 | Lotus Seven S2
今日の雨はシトシト降っていたかと思ったらザーッとくる様な降り方で予想がつかない様な降り方でしたね。
まあ台風4号も温帯低気圧になった様でこれくらいならそう危なくもないのでしょう・・・山陰は水害を免れたのかな??
まあ油断は大敵かもしれませんが・・・。

さて制作の方は昨日カテゴリーを無理矢理にスーパーセブンにしたのであのキャスティングだけの状態で次のフェラーリ312T2という訳にもいかないですね、引き続きスーパーセブンを進めます。
まずは昨日キャスティングしたレジンのパーツをレジンウォッシュで洗浄します。
まあこのままではシリコンがあちこちについてしまいますので何は無くても洗浄が必要ですね。
312T2用のタイヤの原型も一緒に洗浄してしまいます。

ノーズコーンはキャスティング用のピンを切って今まで制作しておいたシャーシに当ててみますがこのままでは付く訳も無いですね、あちらこちらが当たってしまい指を離すと外れてしまいます。
でも雰囲気はなかなか良い様ですね。

元キットのノーズコーンとCam製のスーパーセブンのノーズコーンを比較してみます。
元キットの物は幅が少し小さ過ぎてこれではスーパーセブンじゃなくてミツオカみたいに見えるのは私だけでしょうか??
Cam製のスーパーセブンのキットがかっこいいですね、おまけにノーズのメッシュグリルを取り付ける為の段もきちんと作られているのでこちらの方が断然いいですね。

ノーズコーンの内側をシャーシの各部が当たらない様に削ってゆきます。レジンなので強度が無いから気を付けて削らないと指を怪我しそうですね・・・。

ノーズコーンの後ろ側に0.5mmのピンを植えておきます。
このピンをシャーシの一部に引っ掛けてノーズをシャーシに固定しようと考えています多分ノーズコーンは固定になる予定なので位置さえ決まればいいと思います。

シャーシに取り付けてみるとこんな感じです・・・
まるであつらえたかの様にピッタリと嵌りますね。
ロアアームの前側はきちんとノーズコーンの切り欠きから出ているのがわかりますね。
感じからするとサスペンションが出ている部分のカエリが少し大きめの様ですねどこかの時点で少し削ってやった方が実車に近いですね。

ノーズが付くとボンネットを取り付けてみたくなるのが人間という物でしょう・・・
キットの物では前後長が少し短い様ですね、塗裝で埋まる事を考えてもまだ短い・・・です。
やはりここも作り直しが必要ですね。

ウ~ン1.8mmくらい短いのかな??このボンネットは当初幅は詰めましたが全長はいじっていないと思いますので元々短いのかな??
それともノーズコーンが長かったのでしょうか???

ボンネットを自作しますが素材は・・・
今回私が選んだのは0.3mmの洋白板です。
アルミでも良いのですが後でハンダ付けをしなければならなくなったらアルミでは困りますよね。
また後で塗裝をしますから真鍮板でも良いのですがスーパーセブンの場合は裏側は塗ってない事も有りまして・・・そんな場合は金属色で銀色だと無塗装でもいけるのでここは高価だけど洋白板に致しました。

上の画像ではさっと曲げただけの物ですからボディに合うはずも無いのですがこれをなるべくボディと一体になる様に修正を加えつつ・・・
30分程でこれくらい修正する事が出来ます・・・まだまだ完璧じゃないですが・・・。

ノーズの形状とボンネットの形状がピタリと合う様に細かな修正をしてゆきます・・・ここは大変時間がかかる部分ですがボンネットは0.3mmの板一枚なので誤差はその範囲で収めなければなりません。

ボンネットとシャーシの当たる部分は0.3mmの幅しか無いのですがこの部分が0.3mmでは後々購入されたお客様もお困りになるでしょうからボンネットの下側に1.0mmの洋白角線をハンダ付けします、本来なら板厚が0.3mm有りますので0.8mm角線を使ってもこの部分の当りが1.1mm出来ますが余り繊細な事をすると苦労されるのはお客様ですからね。特注の品ならお客様に聞いてみても良いのですがショップ店頭での販売を前提ですからどなたの元に行くか今の時点ではわからない訳ですから余り無理の無い様にしておきます。

次に先ほど取り付けた角線に0.2mm厚の幅0.8mmの帯金をハンダ付けしてボンネット固定用のピンにします。
このピンはそのシャーシの構造から左右で若干位置が違えてあります。
同じ場所では留められないのです・・・。

先ほどの止めを使ってシャーシに取り付けてみました。。。なかなかスッキリとまとまった様な気がしますね。

リアのトノカバーも左右のサイズを広げて整形してあります・・・早速取り付けてみましょう。

今日は制作が進みましたね、予定通り進むと嬉しい物です。
明日は312T2を進めますよ!


番外編!

2013-06-21 09:33:48 | Rossoの休日
Rossoの休日と言ったってお休みしている訳じゃないですよ(笑)
この所更新が制作の方に追いついて行かないので今日は時間外に番外編をお届けする事にしました。
通常の更新は多分夜になるかと思いますが夜には再びのご訪問をお待ちしています(笑)

Rossoの休日と言えばSAアペルタですよね!
前回はBBR製のエッチングのシャープなフロントグリルをホットホイールの少々だるいグリルに変更する部分をご紹介しましたよね。
実はその左右にブレーキ用(?)のインテークが有りますがここが意外と双方のミニカーで形状が違っていましてBBRのメッシュをそのままでは移植出来ない事が判明致しました。そこでBBR製のこの部分を切り取って奥行きの部分ごと移植してしまおうと・・・。
まずはBBR製の者を切り出して整形致します。

何故こんな事をしなければならないのかと言うと今回制作を承った車ではメッシュを茶色で塗ってあるのです、まさかホットホイールのプラスチック部品を茶色で塗って凹みの部分にスミ入れをしただけではちょっと残念な仕上がりになりますのでBBR製のメッシュを移植しようと思った訳です。
このエッチングのメッシュは枠も付いていまして結構私が使いたいと思う形状に出来ているのです・・・。
次は切り取った枠をホットホイール側に接着しました。

勿論ボディ側の板厚が最低限になる様に穴のまわりを削っておきました。
ダイキャストの割には結構削りやすくて助かっています、以前硬いダイキャストに当たってしまい加工に苦労した思い出が有ります。
あれはどこのミニカーだったんでしょうね~?

なんて言う思い出に浸っている余裕は無い訳でして・・・この後また制作をしなければならないのでさ~っと更新をしておきたい訳!
次にグリルを仮に置いてみます。
右上側と左下側が少しボディの開口部と少しズレが有るのがわかりますね、データは同じ物で作られているはずですがどちらかが少し顔つきを変えたくていじったのかもしれませんね・・・まあこれは最近の模型の作り方としては普通でしょうね。
まあとにかく顔つきはBBRの方が何となく良さそうだったのでこれを流用という事にしました。

トランクはまだまだ問題が有る部分の一つでして599GTBのトランクはかなり小さくてこれをベースに延長しなければなりませんまた取り付け方法も検討の余地はあります。
ミニカーの物はこんなプラスチックの箱が付いていましてそのままでは役に立たない物ですね、まあボディ形状が全く違いますので・・・仕方ないかな~。
手前側の物を使用しますが上側中央は既に不要な部分と判断して切り取ってあります。

先ほどのカットしたトランクをボディにあてがってみます、形状はまずまずですが実車画像と比べてみると十分な部分と不備な部分が混在しています。全てを直すのは無理な感じなので雰囲気だけでも実車に合わせたいですね・・・。

トランクを加工する前にトランクの開口部の処理をしなければなりません。
この部分はBBRのSAアペルタから切って移植しただけなのでまだ十分でないのです・・・。
トランクの雨トイの部分をプラ板で延長しています。
この組み合わせ方ですが一つのパネルを接着してから整形がしやすい方向を考えて接着しなければなりません、整形がしやすいと言う事はいい物が出来る元になりますから・・・

周囲を整形していますボディラインに合わせて削ります・・・。

僅かの段が出来たりましますのでパテを盛っておきます・・・


SAアペルタは現在ここまで進んでいます、この後はこの開口部を仕上げてからトランク内部を作ります。
その後は最後の難関のカーボン製ハードトップを作ろうと思います、このカーボン製のハードトップですが実車では国産高級車が1台買える程の金額だそうですよ・・・私にはとても買えないですね(笑)