瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん11

2011年11月25日 21時59分10秒 | 漫画&アニメ
明日は三の酉、寒い筈だよ。
うちではコタツを出しました。
気付けば師走も直ぐそこだもんな~。
時候の挨拶はここまでにして、前回の続きです。
ちなみにうる星感想記の方は、土日を利用して書く予定。

・第11回「賢太郎の初恋!愛があれば年の差なんて」 脚本:島田満 コンテ:やまざきかずお 演出:鈴木行 作画監督:土器手司

…またもや長ったらしい前置き、と思ったけど、真夏のだるい空気を上手く醸してた。
前回に引き続き郁子ちゃん&賢太郎君大活躍。
タイトルが表してる通り、賢太郎君の(郁子ちゃんへの)初恋物語が話の焦点。
がしかし原作ではあくまで主軸は響子さんと五代君の恋の話で、賢太郎君の郁子ちゃんへの恋心に五代が己の恋心を重ねるというものだった。
なのにアニメでは賢太郎の恋心がむしろ主軸になってて、五代の恋心は脇に追い遣られてしまってる印象。
元の話の主旨をすり替えてしまってるのは如何なものかと。
幼い恋物語として観るなら可愛いし楽しめるけど、それだと後半の五代と響子のラブシーンが唐突で浮いて思えるんだわ。
原作では一の瀬さんも買い物に付いて来る。
響子さんの「誰かの為に料理をするのは久し振り」という台詞を聞いて、「成る程ね…今日の料理は美味しいだろう」と一の瀬さんが頷く。
アニメでは同じ台詞を五代が聞いて喜んでるけど…喜んでいいものか?おかしくね??「誰かの為に――久し振り」だぜ???
あと、響子さんのじぇらし~も、さり気無く次回に続くもので、削るのはまずかったんでないかと。
ぶっちゃけ今回は「めぞん」の二次創作と自分は解釈した。

今回の脚本を担当した島田満女史は、懐かしの名作アニメ劇場のメイン脚本家。
良い子ちゃんを書くのが得意で、毒や皮肉を表現するのは苦手っぽい。
女史にとっては少年少女の恋物語の方が書き易かったんだろうと推察できる。
原作では、賢太郎の郁子ちゃんへの思いは憧れのまま終っている。
アニメでもこの回以降、交差する事無く最終回へ向うんだけど、映画めぞんを観るかぎり、島田女史の中で、賢太郎君&郁子ちゃんの物語が、原作を離れて続いてるようだった。(笑)

絵は今回も非常に可愛い。
動きは前回以上に素晴しい。
前回と今回の原画陣を比べると納得。
まぁ何時もの如く、ギャグアニメタッチの動きは気になったけど…今回土器手さんという事で、賢太郎なんかあたるそっくりだった。(笑)
そしてドックンドックンという妙な効果音(笑)、あれは止めてよ、折角のラブシーンが台無しじゃん。(笑)

(個人的評価) 脚本△ 演出△ 作画○ …ギャラクシアンとは懐いぜ!



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