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kotoba日記                     小久保圭介

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パンク

2018年01月19日 | 生活

自転車に乗ろうと思ったら
うしろタイヤがパンクしていた
ついこないだ
空気をぱんぱんに
入れたばかりなのに
パンクしないように
たくさん空気を入れて
ぱんぱんにしたのに

焦ってはならぬと思い
焦る
タクシーで行くべきか
地下鉄で行くべきか
かくかくしかじか遅刻するかもしれません
あいいよ ゆっくりきて
なんて言ってくれたので
ダッシュせずに済んだ
それでも
速足で
信号待ちにいらつき
地下鉄に乗ると
疲れて
座って
茫然とする
駅で降り
歩いて労働場まで
着いたのは
いつもの時間より
五分ぐらい遅いくらい
「おお早かったな」
なんて言われて

持参している塩を
頭からふって
これ以上悪いことが
起きないように願う
すると
ある方から
100円もらった
良かった
これで流れが変わった

カラスよ
熊野に連れてってくれ

青く光る空と
冬の大地に立つ松の木
川と川が合わさる場所の脇に立ち
わたしは
救われている

自転車の修理代を思うと
気が沈み
もちろん
新品を買うこともない
何万もする自転車なんて
買うことさえ
考え及ばず
地下鉄に乗って
家に帰り
ずっとパンク修理をしてくれた
柳原通り商店街の
自転車屋は
店じまいをしたと
電話で聞かされ
近所の
薄暗い自転車屋へは行かず
そうだ
あそこらへんに
自転車屋があったはずだ

暗くなった道を
自転車を押しながら
北西に進み
スメ[ツ用品店で
「この近くに自転車屋ありませんか」
と訊き
道を教えてもらい
自転車屋は
煌々と灯りがともり
チューブとタイヤ交換を勧められ
たしかにそっちの方がいい
と思い
4000円弱
待ち時間の30分
近くのスーパーで
夕飯を買い
パンクが直った自転車に乗って
家へ帰った